IPO DETAIL
楽天銀行株式会社
楽天グループの顧客基盤を活用し、預金、決済、カードローン、住宅ローンなどをオンラインで提供するインターネット銀行です。
SUMMARY
このIPOの結論
ネット銀行としての知名度、口座・預金基盤、利益成長は評価できます。
仮条件が想定価格を大幅に下回ったことで価格面の余裕は生じましたが、吸収金額約895.6億円の大部分は親会社の売出しで、初値には幅広い機関投資家需要が必要です。
大和証券を優先し、海外需要と銀行株の評価水準が良好な場合に参加を検討します。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
国内共同主幹事の中で配分が最も多い大和証券を優先し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券や楽天証券なども併用します。
超大型案件のため、仮条件のディスカウントと国内外の需要を確認して申込額を決めます。
主幹事を最優先
国内共同主幹事は大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、ゴールドマン・サックス証券、SMBC日興証券です。
recommended_brokerは国内配分が最大の大和証券としています。
平幹事も取りこぼさない
元引受取引参加者は9社です。
共同主幹事に加え、楽天証券、野村證券、マネックス証券、松井証券の取扱いも確認します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,400円の場合、100株で14.0万円が必要です。
共同主幹事とネット証券の資金拘束を確認して配分します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 大和証券を優先する
- 仮条件の大幅なディスカウントを評価する
- 海外投資家需要を確認する
- 銀行株の評価水準と比較する
注意点
- 吸収金額は約895.6億円
- 親会社による大規模売出し
- 楽天グループとの親子上場
- 海外需要と市場環境への依存
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年4月5日〜4月11日
公開価格決定日: 2023年4月13日
申込期間: 2023年4月14日〜4月19日
上場日: 2023年4月21日
BB申込期間
2023年4月5日〜2023年4月11日BB期間は2023-04-05〜2023-04-11で、仮条件は1300〜1400円です。
抽選日
2023年4月13日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-04-13です。
購入申込期間
2023年4月14日〜2023年4月19日当選後は2023-04-14〜2023-04-19の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年4月21日上場日は2023-04-21です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 楽天銀行株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 5838 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 銀行業 |
| 主幹事 | 大和証券;三菱UFJモルガン・スタンレー証券;みずほ証券;ゴールドマン・サックス証券;SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 895.6億円 |
| 想定時価総額 | 2380.3億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,795円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1300〜1400 |
| 公募価格 | 1,400円 |
| 予想初値 | 1,400円 |
| 予想利益 | - |
| 初値 | 1,856円 |
| 初値騰落率 | 32.6% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- ネット銀行として高い知名度と顧客基盤があります
- 単独経常収益と当期純利益が直近3期で増加しています
- 仮条件上限は想定価格を大幅に下回りました
- ネット決済と楽天経済圏の拡大余地があります
マイナス要因
- 吸収金額約895.6億円の超大型案件です
- 公開株の大部分が楽天グループによる売出しです
- 親子上場で少数株主との利益相反に注意が必要です
- 海外機関投資家の需要と銀行株の地合いに左右されます
FINANCIALS
業績推移
銀行業のため、単独経常収益と当期純利益を百万円単位で掲載しています。
一般事業会社の売上高とは性質が異なります。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期(単独) | 94,704百万円 | 18,613百万円 | - |
| 2021年3月期(単独) | 102,442百万円 | 19,466百万円 | +8.2% |
| 2022年3月期(単独) | 104,764百万円 | 20,474百万円 | +2.3% |
業績コメント
銀行業のため、売上高ではなく単独経常収益を掲載しています。
経常収益は94,704百万円、102,442百万円、104,764百万円、当期純利益は18,613百万円、19,466百万円、20,474百万円と増加しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
親会社の楽天グループには価格解除条件のない180日のロックアップが設定されています。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 楽天グループ株式会社 | 164,463,880株 | 100.00% | 180日 |
株主構成コメント
上場前は楽天グループが164,463,880株、100%を保有する完全子会社です。
親会社には価格解除条件のない180日のロックアップがありますが、大規模売出し後も支配力が残るため、親子上場と将来の追加売却を確認する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
楽天銀行のIPOは、成長するネット銀行の収益力を評価できる一方、約895.6億円の超大型需給を最優先に確認したい案件です。
楽天経済圏との連携を生かし、預金、決済、ローンをオンラインで提供して口座数と預金残高を積み上げています。
単独経常収益は2020年3月期947.0億円から2022年3月期1,047.6億円へ増え、当期純利益も204.7億円まで伸びました。
仮条件上限1,400円は想定価格を大幅に下回りますが、国内外を合わせた大量の売出株を吸収する機関投資家需要が不可欠です。
上場前は楽天グループが100%を保有し、上場後も親会社の影響力と将来の追加売却余地には注意が必要です。
申込みは国内配分の中心となる大和証券を優先し、割安感と大型IPOの地合いを見比べて慎重に判断したいです。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年4月21日
公開価格1,400円に対して初値は1,856円となり、騰落率は+32.6%でした。
初値売り損益は100株で45,600円でした。