IPO DETAIL
JX金属株式会社
スパッタリングターゲットや圧延銅箔などの半導体・情報通信材料を中核に、金属・リサイクル、資源関連事業を展開する大手非鉄金属メーカーです。
SUMMARY
このIPOの結論
JX金属は、半導体材料の世界的な競争力と高い利益規模が魅力ですが、吸収金額は再計算で約4,386.5億円に達するため、初値目的では中立から慎重評価です。
売出しのみで会社への資金調達はなく、国内外の機関投資家需要が価格形成を左右します。
仮条件の割安度、半導体市況、配当方針を重視し、主幹事各社の需要状況が強い場合に限定して申し込みたい大型案件です。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
七つの共同主幹事のうち、国内個人配分が見込まれる大和証券、みずほ証券、野村證券、SMBC日興証券などを優先します。
仮条件上限の割安度、機関投資家需要、配当方針を確認し、初値益だけを前提に過大な資金を置かない方針です。
主幹事を最優先
共同主幹事は大和証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、JPモルガン、野村證券、SMBC日興証券です。
個人向け配分と抽選方式を比較します。
平幹事も取りこぼさない
SBI証券、楽天証券、マネックス証券などネット申込可能な幹事もありますが、案件規模が大きいため主幹事の配分を中心に考えます。
資金と締切を管理
仮条件上限820円の場合、100株当たりの申込資金は82,000円です。
共同主幹事が多いため、各社の前受金と重複資金拘束を整理します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 国内個人向け共同主幹事を優先する
- 仮条件上限820円で資金を準備する
- 半導体市況と配当方針を確認する
- 売出しのみで会社への資金流入がない点を理解する
注意点
- 超大型需給による初値の上値の重さに注意する
- ENEOSの上場後持分と将来売却を確認する
- 2022年単体と2023年以降連結を単純比較しない
- 半導体・銅・為替の市況変動を確認する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2025年3月3日〜3月7日
公開価格決定日: 2025年3月10日
申込期間: 2025年3月11日〜3月14日
上場日: 2025年3月19日
BB申込期間
2025年3月3日〜2025年3月7日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は810〜820円です。
抽選日
2025年3月10日公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年3月10日です。
購入申込期間
2025年3月11日〜2025年3月14日当選後は2025年3月11日〜2025年3月14日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2025年3月19日上場日は2025年3月19日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | JX金属株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 5016 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 非鉄金属 |
| 主幹事 | 大和証券;みずほ証券;三菱UFJモルガン・スタンレー証券;モルガン・スタンレーMUFG証券;JPモルガン;野村證券;SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 4386.5億円 |
| 想定時価総額 | 7613.4億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 862円 |
|---|---|
| 仮条件 | 810〜820 |
| 公募価格 | 820円 |
| 予想初値 | 700円 |
| 予想利益 | -1.2万円 |
| 初値 | 843円 |
| 初値騰落率 | 2.8% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 半導体用スパッタリングターゲットなど高シェア製品
- 大規模かつ高収益な事業基盤
- 東証プライム上場で国内外の機関投資家需要を期待
- 親会社ENEOSの保有株に180日のロックアップ
マイナス要因
- 吸収金額約4,386.5億円の超大型案件
- 公募増資がなく会社への資金流入がない
- ENEOSが上場後も大株主として残る見込み
- 半導体市況・銅価格・為替変動の影響
FINANCIALS
業績推移
2022年3月期は単体・日本基準、2023年3月期以降は連結・IFRSです。
会計範囲と基準が異なるため、3期をそのまま比較しないでください。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2022年3月期(単体・日本基準) | 302,528百万円 | 56,926百万円 | - |
| 2023年3月期(連結・IFRS) | 1,638,484百万円 | 36,930百万円 | +441.6% |
| 2024年3月期(連結・IFRS) | 1,512,345百万円 | 102,624百万円 | -7.7% |
業績コメント
2022年3月期は単体・日本基準、2023年3月期以降は連結・IFRSで会計範囲が大きく異なります。
2023年3月期の売上収益は1,638,484百万円、利益36,930百万円、2024年3月期は1,512,345百万円、102,624百万円です。
単体から連結への切替をまたぐため、3期の単純な伸び率比較は適切ではありません。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
ENEOSホールディングスには180日のロックアップがあります。
上場後も約42.4%を保有する計算で、追加売却方針が中長期の需給材料です。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| ENEOSホールディングス株式会社 | 928,463,102株 | 100.00% | 180日 |
株主構成コメント
上場前はENEOSホールディングスの完全子会社です。
今回のIPOは公募増資を伴わない大型売出しで、会社への新規資金流入はありません。
OAを全て実施した場合でもENEOSの持分は概算約42.4%残るため、独立性と将来の持分処分を継続して見る必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
JX金属のIPOは、半導体材料の競争力は高いものの、超大型売出しのため初値目的では慎重な姿勢で判断する必要がある案件です。
スパッタリングターゲットや圧延銅箔を中核に、半導体、情報通信、金属リサイクルまで幅広い分野で大規模な事業を展開しています。
2024年3月期のIFRS連結利益は102,624百万円と高水準ですが、前期との比較には市況や事業構成の確認が欠かせません。
吸収金額は約4,386.5億円に達し、公募増資がない売出し案件であるため、国内外の機関投資家需要が価格形成を左右します。
ENEOSは上場後も大株主として残る見込みで、半導体市況、銅価格、為替変動に加え、将来の追加売却による需給悪化にも注意が必要です。
申込みは大和証券を優先し、仮条件の割安度、配当方針、機関投資家の需要を確認して、無理のない資金配分を慎重に判断したいです。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2025年3月19日
公開価格は820円、初値は843円となり、100株当たりの損益は2,300円でした。