IPO DETAIL
リガク・ホールディングス株式会社
X線回折装置や蛍光X線分析装置などの科学機器を開発・製造し、半導体、材料、医薬品研究向けに世界展開する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
X線分析機器で高い競争力を持ち、2023年12月期は売上収益・利益とも過去最高を更新しました。
ただし、吸収金額は約1,291.5億円で、公募なしの大型売出しです。
Atom Investmentは上場後も大量の株式を残すため、中長期の追加売出しを意識する必要があります。
業績を評価しつつ、国内外の需要と公開規模を確認して共同主幹事中心に慎重参加とします。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
国内共同主幹事の野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券を優先し、大和証券、みずほ証券、SMBC日興証券、SBI証券も確認します。
大型売出しのため、海外需要と仮条件上限での評価水準を重視します。
主幹事を最優先
野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券が国内主幹事です。
国内個人向け配分の大きい野村證券を最優先に確認します。
平幹事も取りこぼさない
JPX資料上の元引受取引参加者等は国内外9社です。
個人向けでは国内共同主幹事と大手証券の配分を優先します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,260円の場合、100株当たりの申込資金は126,000円です。
各証券会社で前受金ルールと資金拘束のタイミングが異なるため、申込前に確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券を優先する
- 12.6万円以上を準備する
- 海外投資家需要を確認する
- PEファンドの残存株を確認する
- 単体とIFRS連結を区別する
注意点
- 吸収金額は約1,291.5億円
- 公募なしの全株売出し
- PEファンドの残存持分が大きい
- 半導体設備投資・中国需要・為替の影響
- 役員向け潜在株式が多数ある
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2024年10月10日〜10月16日
公開価格決定日: 2024年10月17日
申込期間: 2024年10月18日〜10月23日
上場日: 2024年10月25日
BB申込期間
2024年10月10日〜2024年10月16日BB期間は2024-10-10〜2024-10-16で、仮条件は1230〜1260円です。
抽選日
2024年10月17日公開価格決定日・抽選結果確認日は2024-10-17です。
購入申込期間
2024年10月18日〜2024年10月23日当選後は2024-10-18〜2024-10-23の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2024年10月25日上場日は2024-10-25です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | リガク・ホールディングス株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 268A |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 精密機器 |
| 主幹事 | 野村證券;三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
| 吸収金額 | 1291.5億円 |
| 想定時価総額 | 2838.4億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,230円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1230〜1260 |
| 公募価格 | 1,260円 |
| 予想初値 | 1,250円 |
| 予想利益 | -1,000円 |
| 初値 | 1,205円 |
| 初値騰落率 | -4.4% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- X線分析機器で世界的な技術力と市場地位
- 半導体・材料・医薬品など用途が分散
- 2023年12月期は売上収益と利益が大幅増加
- 海外売上比率が高く世界各地で事業展開
マイナス要因
- 吸収金額約1,291.5億円の大型案件
- 公募なしのPEファンド売出し案件
- ファンドの残存株による追加売出し懸念
- 半導体投資・中国需要・為替の影響
FINANCIALS
業績推移
2021年12月期は持株会社単体・日本基準、2022年12月期以降はIFRS連結です。
連結業績は大幅に成長しました。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年12月期 | 916百万円 | -3,410百万円 | - |
| 2022年12月期 | 62,701百万円 | 911百万円 | +6745.1% |
| 2023年12月期 | 79,887百万円 | 10,904百万円 | +27.4% |
業績コメント
2021年12月期は持株会社単体・日本基準、2022年12月期以降はIFRS連結です。
連結売上収益は62,701百万円から79,887百万円、親会社の所有者に帰属する利益は911百万円から10,904百万円へ増加しました。
会計範囲が異なる2021年と連結2期は単純比較しません。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主には180日のロックアップがあり価格解除はありません。
ファンドの大量残存株と役員向け潜在株式を分けて確認します。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| Atom Investment, L.P. | 175,612,200株 | 75.48% | 180日 |
| 志村 晶 | 49,051,800株(うち潜在株式1,968,400株) | 21.08% | 180日 |
| リガクグループ従業員持株会 | 1,662,400株 | 0.71% | - |
| 川上 潤 | 494,000株(うち潜在株式421,600株) | 0.21% | 180日 |
| 渡邉 好章 | 460,400株(うち潜在株式393,600株) | 0.20% | 180日 |
| 尾形 潔 | 409,200株(うち潜在株式354,200株) | 0.18% | 180日 |
| 池田 俊幸 | 314,600株(うち潜在株式236,000株) | 0.14% | 180日 |
| 大神田 等 | 266,200株(うち潜在株式236,200株) | 0.11% | 180日 |
| 真田 佳幸 | 256,800株(うち潜在株式196,800株) | 0.11% | 180日 |
| Kent Heath | 249,400株(全量潜在株式) | 0.11% | 180日 |
株主構成コメント
Atom Investmentが75.48%、志村晶氏が21.08%を保有する集中度の高い構成です。
通常売出しではAtomが70,284,100株、志村氏が18,843,900株を放出しますが、ファンドの残存株はなお大きく、中長期の追加売出しが需給上の焦点です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
リガク・ホールディングスのIPOは、世界的な競争力と好業績を評価できる一方、巨額売出しの需給を最優先で見たい案件と考えられます。
X線回折装置や蛍光X線分析装置を半導体、材料、医薬品研究向けに提供し、世界各地の需要を取り込みながら高い参入障壁を築いています。
2023年12月期のIFRS連結売上収益は79,887百万円、親会社所有者帰属利益は10,904百万円まで大幅に増加しました。
仮条件上限1,260円での吸収金額は約1,291.5億円となり、公募を伴わないPEファンド出口で大量の買い需要が必要です。
上場後もファンドの保有株が大きく残るほか、半導体投資、中国需要、為替変動が利益を左右する重要な収益変動要因となるため注意が必要です。
申込みは野村證券を軸に、海外機関投資家の需要と同業比較の評価水準、追加売出し懸念を確認して慎重に判断するのが適切と考えられます。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2024年10月25日
公開価格は1,260円、初値は1,205円となり、100株当たりの損益は-5,500円でした。