IPO DETAIL
ウェルスナビ株式会社
預かり資産に連動する手数料を収益源として、資産配分、積立、リバランスまでを自動化するロボアドバイザーを提供します。
SUMMARY
このIPOの結論
ウェルスナビはロボアドバイザーの知名度と預かり資産の拡大を評価できます。
一方、仮条件上限では吸収金額が約197.3億円に達し、直近3期も最終赤字が続きます。
売出株が多くVC比率も約32.1%あるため、フィンテック人気だけでなく機関投資家の需要を確認したい案件です。
共同主幹事のうち引受株数が最も多いSBI証券を申込の中心とします。
SBI証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
共同主幹事のうち引受株数が最大のSBI証券を申込の中心とし、大和証券やネット申込可能な幹事も併用します。
大型需給と赤字を踏まえ、申込資金は抑えます。
主幹事を最優先
SBI証券と大和証券の共同主幹事ですが、引受株数はSBI証券が大きいため、個人投資家の申込先としてはSBI証券を優先します。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は6社です。
共同主幹事2社に加え、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券、岡三証券が参加します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,150円の場合、100株当たりの申込資金は115,000円です。
申込資金に加え、証券会社ごとの前受金と資金拘束の扱いも確認が必要です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SBI証券を申込の中心にする
- 大和証券にも申し込む
- 海外販売を含む大型需給を確認する
- 公開価格1.5倍の解除水準を意識する
注意点
- 直近3期は最終赤字
- 売出株が多い
- VCと無拘束株の売却余地がある
- 同日上場による資金分散に注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2020年12月7日〜12月11日
公開価格決定日: 2020年12月14日
申込期間: 2020年12月15日〜12月18日
上場日: 2020年12月22日
BB申込期間
2020年12月7日〜2020年12月11日BB期間は2020-12-07〜2020-12-11です。
仮条件は1100〜1150です。
抽選日
2020年12月14日公開価格決定日・抽選結果確認日は2020-12-14です。
購入申込期間
2020年12月15日〜2020年12月18日購入申込期間は2020-12-15〜2020-12-18です。
証券会社ごとの締切時刻を確認します。
上場日
2020年12月22日上場日は2020-12-22です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | ウェルスナビ株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 7342 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 証券、商品先物取引業 |
| 主幹事 | SBI証券;大和証券 |
| 吸収金額 | 197.3億円 |
| 想定時価総額 | 517.1億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,100円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1100〜1150 |
| 公募価格 | 1,150円 |
| 予想初値 | 1,400円 |
| 予想利益 | 2.5万円 |
| 初値 | 1,725円 |
| 初値騰落率 | 50% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- ロボアドバイザー最大手級の知名度
- 預かり資産に連動する継続収益モデル
- 個人の長期資産形成需要
- SBI証券の引受比率が高い
マイナス要因
- 吸収金額約197.3億円の大型案件
- 直近3期は最終赤字
- VC比率約32.1%
- 複数ファンドが公開価格1.5倍で解除
FINANCIALS
業績推移
単独決算の純営業収益と当期純損失を百万円単位で掲載しています。
一般事業会社の売上高ではなく、金融サービス会社の純営業収益です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2017年12月期 | 204百万円 | -776百万円 | - |
| 2018年12月期 | 860百万円 | -1,722百万円 | +321.6% |
| 2019年12月期 | 1,533百万円 | -2,061百万円 | +78.3% |
業績コメント
純営業収益は2017年12月期204百万円、2018年12月期860百万円、2019年12月期1,533百万円へ拡大しました。
一方、当期純損失は776百万円、1,722百万円、2,061百万円と拡大しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
柴山和久氏とSBIホールディングスは180日、主要VCは90日または公開価格1.5倍です。
協創プラットフォーム開発1号とSBI証券にはロックアップがありません。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 柴山 和久 | 12,164,034株(うち潜在株式21,234株) | 24.84% | 180日 |
| AT-I投資事業有限責任組合 | 4,496,400株 | 9.18% | 90日/1.5倍 |
| SBIホールディングス株式会社 | 3,162,540株 | 6.46% | 180日 |
| Infinity e.ventures Asia III,L.P. | 3,129,600株 | 6.39% | 90日/1.5倍 |
| グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合 | 2,921,412株 | 5.96% | 90日/1.5倍 |
| FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合 | 2,635,896株 | 5.38% | 90日/1.5倍 |
| 株式会社SMBC信託銀行(特定運用金外信託口 契約番号12100440) | 1,729,446株 | 3.53% | 90日/1.5倍 |
| DBJキャピタル投資事業有限責任組合 | 1,372,623株 | 2.80% | 90日/1.5倍 |
| 協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合 | 1,175,088株 | 2.40% | - |
| 株式会社SBI証券 | 1,175,088株 | 2.40% | - |
株主構成コメント
柴山和久氏が24.84%を保有し、SBIグループと複数のVCが続く構成です。
VC比率は約32.1%で、90日・公開価格1.5倍の解除株が多いうえ、無拘束株もあるため、上昇時の供給増加を織り込む必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ウェルスナビのIPOは知名度と成長市場を評価できる一方、大型需給と赤字を重く見て慎重に判断したい案件です。
資産配分から積立、リバランスまでを自動化し、預かり資産に応じた手数料を継続収益として積み上げます。
純営業収益は2017年12月期の2.0億円から2019年12月期の15.3億円へ伸びましたが、最終損失は20.6億円まで拡大しています。
仮条件上限では吸収金額が約197.3億円に達し、同日上場もあるため、初値には幅広い投資家需要が必要と考えられます。
VC比率は約32.1%で1.5倍解除株が多く、ロックアップのない株主もいる点には注意が必要です。
申込みは引受株数が最も多いSBI証券を中心に、海外需要や市場環境を確認しながら資金を限定する方針です。
SBI証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2020年12月22日
公開価格1,150円に対し初値は1,725円となり、100株当たりの初値売り損益は57,500円でした。