IPO DETAIL
株式会社SBI新生銀行
銀行業務とノンバンク機能を組み合わせ、個人預金、法人金融、機関投資家向け業務、カード・信販などを展開する総合金融グループです。
2023年の非公開化を経た再上場案件です。
SUMMARY
このIPOの結論
利益成長と総合金融グループとしての事業基盤は評価できますが、吸収金額約3,701.9億円という規模が最大の論点です。
公募とSBIホールディングスによる売出しを組み合わせた再上場であり、個人投資家の人気だけではなく国内外の機関投資家需要が不可欠です。
株主表の役員保有分は全量が新株予約権由来の潜在株式で、通常の保有株とは区別しました。
野村證券とSBI証券を中心に、銀行株の評価指標、配当方針、需要倍率を確認し、申込みは限定します。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
野村證券とSBI証券を軸に、国内外の機関投資家需要、同業銀行とのPBR・収益性、配当方針を確認します。
公開規模が非常に大きいため、申込資金は限定します。
主幹事を最優先
共同主幹事は野村證券、SBI証券、みずほ証券、ゴールドマン・サックス証券、SMBC日興証券、BofA証券、大和証券です。
国内個人向けの配分や申込方法は証券会社ごとに異なるため、各社の抽選ルールと購入期限を確認します。
平幹事も取りこぼさない
幹事ごとの配分は小さくても、ネット申込できる証券会社を併用する価値があります。
資金と締切を管理
仮条件上限1,450円の場合、100株あたりの申込資金は145,000円です。
証券会社ごとの資金ルールを確認し、申込資金を無理なく配分します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事の野村證券を最優先に申し込む
- 仮条件上限1,450円で資金を準備する
- ネット対応の幹事証券も確認する
- 当選後の購入申込期限を忘れない
注意点
- 約3,701.9億円を吸収する超大型案件である
- 再上場案件で親会社の持分売却を伴う
- 流通株式比率向上の追加売出しが将来の需給要因となる
- 銀行業績は連結経常収益で比較する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2025年12月2日〜12月5日
公開価格決定日: 2025年12月8日
申込期間: 2025年12月9日〜12月12日
上場日: 2025年12月17日
BB申込期間
2025年12月2日〜2025年12月5日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は1440〜1450円です。
抽選日
2025年12月8日公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年12月8日です。
購入申込期間
2025年12月9日〜2025年12月12日当選後は2025年12月9日〜2025年12月12日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2025年12月17日上場日は2025年12月17日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社SBI新生銀行 |
|---|---|
| 証券コード | 8303 |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 銀行業 |
| 主幹事 | 野村證券;SBI証券;みずほ証券;ゴールドマン・サックス証券;SMBC日興証券;BofA証券;大和証券 |
| 吸収金額 | 3701.9億円 |
| 想定時価総額 | 12984.8億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,440円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1440〜1450 |
| 公募価格 | 1,450円 |
| 予想初値 | 1,250円 |
| 予想利益 | -2.0万円 |
| 初値 | 1,586円 |
| 初値騰落率 | 9.4% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 連結経常収益と親会社株主に帰属する当期純利益が直近3期で増加しています
- 銀行とノンバンクを組み合わせた幅広い収益源を持っています
- プライム市場の大型再上場で機関投資家の参加が見込まれます
- SBIグループ主要2社には価格解除条件のない180日のロックアップがあります
マイナス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約3,701.9億円と極めて大きいです
- 上場前はSBIグループ2社の持分が約98.9%へ集中しています
- 流通株式比率を高めるため将来の追加売出しが意識されます
- 大型銀行株のため初値の大幅上昇は需給面で期待しにくいです
FINANCIALS
業績推移
銀行業の主要経営指標として連結経常収益と親会社株主に帰属する当期純利益を掲載しています。
「売上高」ではありません。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2023年3月期(連結) | 421,853百万円 | 42,771百万円 | - |
| 2024年3月期(連結) | 530,771百万円 | 57,924百万円 | +25.8% |
| 2025年3月期(連結) | 614,001百万円 | 84,499百万円 | +15.7% |
業績コメント
銀行業のため、一般事業会社の売上高ではなく連結経常収益を掲載しています。
連結経常収益は421,853百万円、530,771百万円、614,001百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は42,771百万円、57,924百万円、84,499百万円と増加しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
SBIグループ主要2社は180日拘束で価格解除条件はありません。
役員等の記載株数は新株予約権由来の潜在株式です。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| SBI地銀ホールディングス株式会社 | 490,000,000株 | 60.75% | 180日 |
| SBIホールディングス株式会社 | 308,000,000株 | 38.19% | 180日 |
| 川島克哉(全株潜在株式) | 216,900株 | 0.02% | - |
| 畑尾勝巳(全株潜在株式) | 86,800株 | 0.01% | - |
| 寺澤英輔(全株潜在株式) | 86,800株 | 0.01% | - |
| 執行役員(全株潜在株式) | 46,000株 | 0.00% | - |
| 平沢晃(全株潜在株式) | 46,000株 | 0.00% | - |
| 鍵田裕之(全株潜在株式) | 46,000株 | 0.00% | - |
| 薦田貴久(全株潜在株式) | 46,000株 | 0.00% | - |
| 牧角司(全株潜在株式) | 46,000株 | 0.00% | - |
株主構成コメント
SBI地銀ホールディングス60.75%、SBIホールディングス38.19%で、上場前はSBIグループ2社が約98.94%を保有します。
今回の売出しで流通株式を確保しますが、親会社支配は続くため、将来の追加売出しと少数株主保護を継続して確認する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
SBI新生銀行のIPOは、利益成長よりも約3,701.9億円の超大型需給を重視したい案件です。
銀行業務にカードや信販、リースなどのノンバンク機能を組み合わせ、収益源を分散しています。
連結経常収益は2023年3月期の4,219億円から2025年3月期の6,140億円へ増加しました。
仮条件上限での時価総額は約1.30兆円に達し、初値形成には国内外の機関投資家需要が不可欠です。
SBIグループの支配は続く見込みで、将来の追加売出しや少数株主との利益相反には注意が必要です。
配当や同業銀行との割安感を確認し、野村證券を中心に限定的な参加を検討したいです。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2025年12月17日
公開価格1,450円に対して初値は1,586円となり、公開価格比は9.4%上昇しました。
100株当たりの利益は13,600円です。