IPO DETAIL
テクセンドフォトマスク株式会社
半導体用およびディスプレー用フォトマスクを国内外で製造・販売し、微細化する半導体製造工程を支える会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
テクセンドフォトマスクは、半導体製造に不可欠なフォトマスクを扱う事業の希少性と世界的な顧客基盤が魅力です。
一方、吸収金額約1,566.1億円は2025年のIPOでも大型に属し、初値形成には国内外の機関投資家による厚い需要が欠かせません。
IFRS連結売上収益は100,782百万円、107,086百万円、117,974百万円と増えていますが、親会社の所有者に帰属する利益は22,159百万円から9,945百万円へ低下しました。
TOPPANが47.46%を残す一方、インテグラル系ファンドが約50.1%を保有しており、IPOは既存株主の売出しが中心です。
BBでは共同主幹事の需要状況、半導体株の地合い、利益減少を織り込んだ価格かを見極め、基本は慎重参加とします。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
共同主幹事5社のうち、個人向け申込が可能なSMBC日興証券、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を中心に確認します。
仮条件上限3,000円では100株30万円が必要です。
大型案件のため、機関投資家需要と半導体セクターの地合いを優先して判断します。
主幹事を最優先
共同主幹事はSMBC日興証券、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、BofA証券です。
個人向け取扱いと配分方法を確認して申込先を選びます。
平幹事も取りこぼさない
みずほ証券、大和証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券などの幹事もありますが、大型案件では共同主幹事の需要把握を優先します。
資金と締切を管理
仮条件上限3,000円の場合、100株の申込資金は300,000円です。
複数の共同主幹事へ申し込む場合は資金拘束を重ねないよう管理します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 共同主幹事の取扱い条件を比較する
- 仮条件上限3,000円で30万円を準備する
- 半導体株と大型IPOの需給環境を確認する
- 利益減少を織り込んだ価格か検討する
注意点
- 吸収金額が1,500億円を超える
- インテグラル系ファンドの売出し色が強い
- 売上成長に対して最終利益は減少している
- 180日後の追加売却に注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2025年9月30日〜10月6日
公開価格決定日: 2025年10月8日
申込期間: 2025年10月9日〜10月14日
上場日: 2025年10月16日
BB申込期間
2025年9月30日〜2025年10月6日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は2900〜3000円です。
抽選日
2025年10月8日公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年10月8日です。
購入申込期間
2025年10月9日〜2025年10月14日当選後は2025年10月9日〜2025年10月14日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2025年10月16日上場日は2025年10月16日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | テクセンドフォトマスク株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 429A |
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | その他製品 |
| 主幹事 | SMBC日興証券;野村證券;三菱UFJモルガン・スタンレー証券;モルガン・スタンレーMUFG証券;BofA証券 |
| 吸収金額 | 1566.1億円 |
| 想定時価総額 | 2978.7億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 2,890円 |
|---|---|
| 仮条件 | 2900〜3000 |
| 公募価格 | 3,000円 |
| 予想初値 | 2,600円 |
| 予想利益 | -4.0万円 |
| 初値 | 3,570円 |
| 初値騰落率 | 19% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 半導体製造に不可欠なフォトマスクの専業大手
- IFRS連結売上収益は直近3期で増加
- TOPPANが上場後も大株主として残る
- 主要株主には価格解除のない180日ロックアップ
マイナス要因
- 吸収金額約1,566.1億円の超大型案件
- 親会社所有者帰属利益は直近3期で減少
- インテグラル系ファンドの保有比率が約50.1%
- 公募より売出しが大きく既存株主の換金色が強い
FINANCIALS
業績推移
IFRS連結の売上収益と親会社の所有者に帰属する利益を百万円単位で掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2023年3月期(IFRS連結) | 100,782百万円 | 22,159百万円 | - |
| 2024年3月期(IFRS連結) | 107,086百万円 | 16,105百万円 | +6.3% |
| 2025年3月期(IFRS連結) | 117,974百万円 | 9,945百万円 | +10.2% |
業績コメント
IFRS連結売上収益は2023年3月期の100,782百万円から2025年3月期の117,974百万円へ増加しました。
一方、親会社の所有者に帰属する利益は22,159百万円、16,105百万円、9,945百万円と減少しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主は原則180日拘束で、価格解除条件はありません。
株主表の一部株数には潜在株式が含まれます。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| TOPPANホールディングス株式会社 | 46,237,901株 | 47.46% | 180日 |
| Iceインテグラル2投資事業有限責任組合 | 20,469,194株(うち潜在株式1,167,846株) | 21.01% | 180日 |
| Infinity Gamma Ice L.P. | 8,280,822株(うち潜在株式472,455株) | 8.50% | 180日 |
| Initiative Delta Ice L.P. | 7,174,700株(うち潜在株式409,344株) | 7.36% | 180日 |
| Insight Beta Ice L.P. | 6,506,212株(うち潜在株式371,204株) | 6.68% | 180日 |
| Innovation Alpha Ice L.P. | 5,507,851株(うち潜在株式314,244株) | 5.65% | 180日 |
| Iceインテグラル1投資事業有限責任組合 | 901,040株(うち潜在株式51,407株) | 0.92% | 180日 |
| 二ノ宮照雄 | 150,000株(全量潜在株式) | 0.15% | 180日 |
| Michael G. Hadsell | 85,000株(全量潜在株式) | 0.09% | 180日 |
| 糸雅誠一 | 50,000株(全量潜在株式) | 0.05% | 180日 |
株主構成コメント
TOPPANホールディングスが47.46%、インテグラル系ファンド群が合計約50.1%を保有します。
ファンドの記載株数には新株予約権由来の潜在株式が含まれ、二ノ宮照雄氏など役職員の一部は全量が潜在株式です。
180日間は需給が抑制されるものの、その後の追加売出しは中長期の確認事項です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
テクセンドフォトマスクのIPOは、半導体関連の希少性を評価できる一方、約1,566.1億円の大型需給を最優先で確認したい案件です。
半導体やディスプレーの製造に欠かせないフォトマスクを国内外へ供給し、先端投資の拡大を取り込む事業です。
IFRS連結売上収益は1,008億円から1,180億円へ増加しましたが、親会社所有者帰属利益は222億円から99億円へ減少しました。
公募700万株に対して売出しは3,913万株超となり、インテグラル系ファンドの投資回収色が強く表れています。
TOPPANとファンド群には180日のロックアップがありますが、解除後の追加売却と利益減少の継続には注意が必要です。
申込みはSMBC日興証券を軸に、仮条件上限3,000円に十分な割安感と機関投資家需要が確認できる場合に検討します。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2025年10月16日
公開価格は3,000円、初値は3,570円となり、公開価格比で19.0%上昇しました。
100株当たりの利益は57,000円です。