IPO DETAIL
株式会社タウンズ
感染症を短時間で判定する抗原検査キットなどの体外診断用医薬品を開発・製造し、医療機関や検査市場へ供給する診断薬メーカーです。
SUMMARY
このIPOの結論
感染症迅速診断薬の実績と高収益は評価できますが、公募なしで吸収金額約111.6億円の大型売出しです。
PEファンド等の保有比率も高く、スタンダード上場として慎重参加が妥当です。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券の共同主幹事を中心に申し込みます。
高収益よりも約111.6億円の売出しを吸収できる需要を重視します。
主幹事を最優先
共同主幹事は大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券です。
国内個人向けは大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券を優先します。
平幹事も取りこぼさない
マネックス証券、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券など多数の幹事も利用し、大型案件の配分機会を拾います。
資金と締切を管理
仮条件上限460円では100株当たり46,000円が必要です。
低単価で複数当選しやすい可能性があるため、購入株数の上限を先に決めます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 共同主幹事を優先する
- 46,000円単位で資金を用意する
- 公募なしの売出し規模を確認する
- コロナ需要後の利益水準を見る
注意点
- 大型売出しで需給負担が大きい
- 会社への公募資金流入がない
- PEファンド比率が高い
- 感染症流行で業績が変動
- くふうカンパニー株にロックアップなし
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2024年6月5日〜6月11日
公開価格決定日: 2024年6月12日
申込期間: 2024年6月13日〜6月18日
上場日: 2024年6月20日
BB申込期間
2024年6月5日〜2024年6月11日BB期間は2024-06-05〜2024-06-11で、仮条件は440〜460円です。
抽選日
2024年6月12日公開価格決定日・抽選結果確認日は2024-06-12です。
購入申込期間
2024年6月13日〜2024年6月18日当選後は2024-06-13〜2024-06-18の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2024年6月20日上場日は2024-06-20です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社タウンズ |
|---|---|
| 証券コード | 197A |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 医薬品 |
| 主幹事 | 大和証券;三菱UFJモルガン・スタンレー証券;モルガン・スタンレーMUFG証券 |
| 吸収金額 | 111.6億円 |
| 想定時価総額 | 460億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 440円 |
|---|---|
| 仮条件 | 440〜460 |
| 公募価格 | 460円 |
| 予想初値 | 480円 |
| 予想利益 | 2,000円 |
| 初値 | 430円 |
| 初値騰落率 | -6.5% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 体外診断用医薬品の開発・量産実績
- 直近期も30億円超の最終利益
- 100株4.6万円の低単価
- 主要ファンド株に180日のロックアップ
マイナス要因
- 吸収金額は約111.6億円
- 公募なしの全株売出し案件
- PEファンドの出口色が強い
- コロナ関連需要の反動減に注意
FINANCIALS
業績推移
掲載値は提出会社単体です。
2021年6月期は組織再編前後のため事業実績との連続性が乏しく、比較は主に2022年6月期と2023年6月期で行うのが適切です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2022年6月期(提出会社単体) | 17,457百万円 | 4,481百万円 | - |
| 2023年6月期(提出会社単体) | 15,673百万円 | 3,035百万円 | -10.2% |
業績コメント
2021年6月期は持株会社再編過程の提出会社単体で、売上高の記載がなく最終損失55百万円でした。
2022年6月期は売上高17,457百万円・最終利益4,481百万円、2023年6月期は売上高15,673百万円・最終利益3,035百万円へ減少しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要ファンド・経営者は180日で価格解除条件なしです。
くふうカンパニーは対象外で、役員株の一部は新株予約権由来です。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| CITIC Capital Japan Partners III, L.P. | 59,632,653株 | 55.26% | 180日 |
| 野中 雅貴(うち潜在株式3,000,000株) | 33,252,000株 | 30.82% | 180日 |
| Ariake-T1投資事業有限責任組合 | 6,000,000株 | 5.56% | 180日 |
| 株式会社くふうカンパニー | 3,000,000株 | 2.78% | - |
| Ariake Secondary Fund I LP | 600,000株 | 0.56% | 180日 |
| CCJP III Co-Investment, L.P. | 367,347株 | 0.34% | 180日 |
| 内山 義雄(全量潜在株式) | 164,736株 | 0.15% | 180日 |
| 中澤 真士(全量潜在株式) | 148,000株 | 0.14% | 180日 |
株主構成コメント
CITIC Capital Japan Partners IIIが55.26%を保有し、関連ファンドを含むPE・投資ファンドの比率は概算61.7%です。
上場時は公募なしの大規模売出しですが、主要ファンドは売出し後も株式を残すため、180日経過後の追加売却も中長期の需給要因になります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
タウンズのIPOは診断薬メーカーとしての高収益を評価できる一方、公募なしの大型売出しを慎重に見たいスタンダード市場案件です。
感染症を短時間で判定する抗原検査キットを開発・製造し、量産技術と医療機関への供給実績を生かして体外診断薬市場で事業を展開しています。
2023年6月期は売上高15,673百万円、最終利益3,035百万円で、前期から減収減益となり、コロナ需要後の利益水準が焦点です。
吸収金額は約111.6億円、想定時価総額は約460.0億円で、スタンダード市場のIPOとして大型となり、初値形成には幅広い需要が必要です。
公募がなく既存株主の売出しだけで構成され、PEファンドの出口色とコロナ需要の反動減、ロックアップ対象外株には注意が必要です。
申込みは大和証券を中心に、利益水準より公開規模と売出し需要を重視し、機関投資家の評価を確認しながら慎重に判断する方針です。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2024年6月20日
公開価格460円に対して初値は430円となり、公開価格比6.5%下落しました。
100株当たりの初値損失は3,000円です。