IPO DETAIL
住信SBIネット銀行株式会社
インターネット専業銀行として預金・住宅ローン・決済を提供し、提携企業の顧客向けに銀行機能を組み込むNEOBANK事業を展開します。
SUMMARY
このIPOの結論
住信SBIネット銀行は、住宅ローンを中心とするネット銀行基盤と、提携先へ銀行機能を提供するNEOBANK事業が評価材料です。
連結経常収益と親会社株主帰属利益は増加していますが、吸収金額約600.9億円の売出し案件で需給は重くなります。
親会社2社に180日の拘束はあるものの、上場後も大きな持分が残るため追加売却も意識されます。
野村證券を軸に、同業銀行との評価差と配当水準を確認して限定的に参加します。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
国内共同主幹事の野村證券、SBI証券、大和証券を中心に申し込みます。
大型案件のため当選機会はありますが、資金を集中させず需要状況を確認します。
主幹事を最優先
共同主幹事は野村證券、SBI証券、ゴールドマン・サックス証券、大和証券、UBS証券です。
個人配分を考慮して野村證券を優先します。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は15社です。
国内ネット申込に対応するSBI証券、松井証券、みずほ証券なども確認します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,260円の場合、100株で12.6万円が必要です。
大型案件のため複数口座での資金拘束を調整します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 野村證券を優先する
- 銀行株の割安度と配当方針を確認する
- 大型案件のため申込資金を分散する
注意点
- 吸収金額が約600.9億円
- 公募株がなく親会社売出しのみ
- 追加売出しの可能性がある
- 銀行株は初値の値幅が限定されやすい
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年3月14日〜3月17日
公開価格決定日: 2023年3月20日
申込期間: 2023年3月22日〜3月27日
上場日: 2023年3月29日
BB申込期間
2023年3月14日〜2023年3月17日BB期間は2023-03-14〜2023-03-17で、仮条件は1200〜1260円です。
抽選日
2023年3月20日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-03-20です。
購入申込期間
2023年3月22日〜2023年3月27日当選後は2023-03-22〜2023-03-27の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年3月29日上場日は2023-03-29です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 住信SBIネット銀行株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 7163 |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 銀行業 |
| 主幹事 | 野村證券;SBI証券;ゴールドマン・サックス証券;大和証券;UBS証券 |
| 吸収金額 | 600.9億円 |
| 想定時価総額 | 1900億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,260円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1200〜1260 |
| 公募価格 | 1,200円 |
| 予想初値 | 1,300円 |
| 予想利益 | 4,000円 |
| 初値 | 1,222円 |
| 初値騰落率 | 1.8% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 住宅ローンを中心に高いネット銀行の認知度を持つ
- NEOBANK事業に中長期の成長余地がある
- 連結経常収益と親会社株主帰属利益が増加
- 親会社2社に価格解除条件のない180日のロックアップ
マイナス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約600.9億円
- 公募株がなく親会社2社の売出しのみ
- 銀行株は成長株に比べ初値人気が高まりにくい
- 上場後も親会社持分が残り追加売出しが意識される
FINANCIALS
業績推移
銀行業の業績指標として経常収益と当期純利益を百万円単位で掲載しています。
2020年は単体、2021年以降は連結です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期(単体) | 74,569百万円 | 12,477百万円 | - |
| 2021年3月期(連結) | 78,754百万円 | 13,928百万円 | +5.6% |
| 2022年3月期(連結) | 83,527百万円 | 17,113百万円 | +6.1% |
業績コメント
銀行業のため売上高ではなく経常収益を掲載しています。
2020年3月期の単体経常収益は74,569百万円、当期純利益は12,477百万円です。
連結経常収益は2021年3月期78,754百万円、2022年3月期83,527百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は13,928百万円、17,113百万円へ増加しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
上場前株主2社には価格解除条件のない180日のロックアップがあります。
上場後も親会社持分が残る点に注意が必要です。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 三井住友信託銀行株式会社 | 75,396,900株 | 50.00% | 180日 |
| SBIホールディングス株式会社 | 75,396,900株 | 50.00% | 180日 |
株主構成コメント
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが各50.00%を保有する折半出資の構成です。
IPOでは両社が株式を売り出しますが、上場後も大株主として残ります。
180日の拘束後に追加売却が行われる可能性は中長期の需給要因です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
住信SBIネット銀行のIPOは、BaaSの成長性を評価できる一方、約600.9億円の大型売出しを最優先で確認したい案件です。
住宅ローンを軸とするネット銀行に加え、提携企業へ銀行機能を提供するNEOBANK事業を成長領域として展開しています。
経常収益は2020年3月期の745.7億円から2022年3月期の835.3億円へ伸び、親会社株主帰属利益も171.1億円まで増加しました。
公募を伴わず親会社2社の売出しだけで構成され、仮条件上限では吸収金額が約600.9億円となるため、機関投資家需要が初値を左右します。
上場前株主は三井住友信託銀行とSBIホールディングスの2社のみで、双方に価格解除条件のない180日の拘束があります。
申込みは野村證券を中心に、銀行株としての割安度と配当方針を確認し、資金を絞って参加する方針です。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年3月29日
公開価格1,200円に対して初値は1,222円となり、騰落率は+1.8%でした。
初値売り損益は100株で2,200円でした。