IPO DETAIL
株式会社QDレーザ
量子ドットを含む半導体レーザの開発・販売と、網膜走査型レーザアイウェアを用いた視覚支援・医療機器事業を展開します。
SUMMARY
このIPOの結論
量子ドットレーザと網膜走査型レーザアイウェアは上場企業として希少性があります。
一方、仮条件上限で吸収金額約53.0億円、公開比率約45%となり、赤字企業として需給負担は軽くありません。
VC株と無拘束株の存在も踏まえ、SMBC日興証券から限定的に参加する判断です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
共同主幹事のうち国内配分の中心となるSMBC日興証券を優先し、SBI証券にも申し込みます。
赤字業績と公開規模を踏まえ、申込資金は抑えます。
主幹事を最優先
SMBC日興証券とSBI証券の共同主幹事です。
recommended_brokerは販売シェアの大きいSMBC日興証券とし、両社の抽選へ参加します。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事は5社です。
共同主幹事に加え、岩井コスモ証券、極東証券、水戸証券の取扱いも確認します。
資金と締切を管理
仮条件上限340円の場合、100株あたりの申込資金は34,000円です。
前受金の有無と資金拘束の時期は証券会社ごとに確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SMBC日興証券を優先する
- SBI証券の抽選にも参加する
- 海外販売を含む需要を確認する
- 無拘束株と1.5倍解除価格を確認する
注意点
- 赤字継続と資金消費に注意する
- 公開比率約45%の需給負担を確認する
- VC・金融機関株の売却余地を確認する
- レーザアイウェアの事業化時期を見極める
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2021年1月21日〜1月27日
公開価格決定日: 2021年1月28日
申込期間: 2021年1月29日〜2月3日
上場日: 2021年2月5日
BB申込期間
2021年1月21日〜2021年1月27日BB期間は2021-01-21〜2021-01-27で、仮条件は300〜340円です。
抽選日
2021年1月28日公開価格決定日・抽選結果確認日は2021-01-28です。
購入申込期間
2021年1月29日〜2021年2月3日当選後は2021-01-29〜2021-02-03の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2021年2月5日上場日は2021-02-05です。
公開規模、業績、株主構成、同時期のIPO需給を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社QDレーザ |
|---|---|
| 証券コード | 6613 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 電気機器 |
| 主幹事 | SMBC日興証券;SBI証券 |
| 吸収金額 | 53億円 |
| 想定時価総額 | 117.6億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 275円 |
|---|---|
| 仮条件 | 300〜340 |
| 公募価格 | 340円 |
| 予想初値 | 620円 |
| 予想利益 | 2.8万円 |
| 初値 | 797円 |
| 初値騰落率 | 134.4% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 量子ドットレーザの希少技術
- 視覚支援・医療機器への展開
- 低い申込単価
- 共同主幹事による販売力
マイナス要因
- 最終赤字が継続
- 吸収金額約53.0億円
- 公開比率が約45%
- VC比率約44.4%と無拘束株の存在
FINANCIALS
業績推移
目論見書に掲載された直近3期の単独決算を百万円単位で記載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2018年3月期(単独) | 664百万円 | -1,129百万円 | - |
| 2019年3月期(単独) | 961百万円 | -1,041百万円 | +44.7% |
| 2020年3月期(単独) | 757百万円 | -1,240百万円 | -21.2% |
業績コメント
売上高は2018年3月期664百万円、2019年3月期961百万円、2020年3月期757百万円で推移しました。
当期純損失は1,129百万円、1,041百万円、1,240百万円で、収益化前の段階です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主には90日または180日のロックアップがありますが、一部の金融・ファンド株には拘束がありません。
価格解除対象は公開価格1.5倍です。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 東京センチュリー株式会社 | 3,671,360株 | 13.02% | 180日 |
| MGI Global Fund L.P. | 3,511,040株 | 12.45% | 180日 |
| グローバル・イノベーション・ファンド | 3,187,860株 | 11.30% | - |
| グローバル・イノベーション・ファンドⅡ | 2,468,000株 | 8.75% | 180日 |
| アクサ生命保険株式会社 | 1,916,680株 | 6.80% | - |
| グローバル・イノベーション・ファンドⅢ | 1,857,140株 | 6.59% | 180日 |
| 菅原充 | 1,458,000株 | 5.17% | 180日 |
| Beyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合 | 754,160株 | 2.67% | 90日/1.5倍 |
| 第一生命保険株式会社 | 754,160株 | 2.67% | 90日/1.5倍 |
| リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合 | 750,000株 | 2.66% | 90日/1.5倍 |
株主構成コメント
東京センチュリー、MGI Global Fund、複数のグローバル・イノベーション・ファンドなど、金融・VC株主へ保有が分散しています。
VC比率は約44.4%と高く、無拘束株と1.5倍解除株を含むため、初値上昇時の売り圧力を確認する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
QDレーザのIPOは量子ドットレーザと視覚支援機器の希少性を評価できる一方、赤字と大型需給を慎重に見たい案件です。
半導体レーザの技術基盤に加え、網膜へ直接映像を投影するレーザアイウェアを医療・福祉用途へ展開しています。
直近3期は売上高が6.6億円から9.6億円へ伸びた後7.6億円へ減少し、最終赤字も10億円超で続いています。
仮条件上限では吸収金額約53.0億円、時価総額約117.6億円となり、公開比率の高さが初値需給の重荷と考えられます。
VC比率は約44.4%で、一部株主に無拘束株や公開価格1.5倍の解除条件がある点には注意が必要です。
申込みはSMBC日興証券を軸に、海外販売の需要と赤字縮小の道筋を確認し、資金を限定して参加する方針が妥当です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2021年2月5日
公開価格340円に対して初値は797円となり、騰落率は+134.4%でした。
初値売り損益は100株で45,700円でした。