IPO DETAIL
株式会社バトンズ
中小企業向けM&Aプラットフォーム「BATONZ」を運営し、譲渡企業と買い手のマッチング、専門家支援、金融機関・士業向けのM&A業務システムを提供しています。
SUMMARY
このIPOの結論
バトンズは、後継者不足を背景に拡大する小規模M&A市場を対象とし、プラットフォームと支援機関向けSaaSの双方から収益化を進めています。
仮条件上限660円で吸収金額は約5.0億円、時価総額は約30.5億円にとどまり、初値需給は締まりやすい水準です。
2025年3月期は増収ながら最終利益が41百万円へ減少しましたが、2026年3月期会社予想は売上高2,010百万円、当期純利益242百万円と回復を見込みます。
利益予想の達成確度とストックオプションの希薄化を確認しつつ、BBでは前向きに参加を検討できます。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
小型需給と事業承継テーマを評価し、主幹事の大和証券を最優先にします。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などのネット幹事も併用し、少額資金で抽選機会を増やす方針が取りやすい案件です。
ただし、直近期の利益減少とストックオプションの潜在株式数は確認しておきます。
主幹事を最優先
大和証券は主幹事で割当の大半を占めるため、最優先で申し込みたい証券会社です。
大和コネクト証券での取扱いも確認します。
平幹事も取りこぼさない
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などネット対応の幹事は当選機会を増やす候補です。
岡三オンラインやDMM 株などの取扱いも確認します。
資金と締切を管理
仮条件上限660円の場合、100株あたりの申込資金は66,000円です。
前受金の有無や資金拘束のタイミングは証券会社ごとに異なるため、BB締切前に確認が必要です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 大和証券を申込の中心にする
- 仮条件上限660円に合わせて6.6万円以上を準備する
- SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券を併用する
- 公開株数が少ないため、当選確率を上げる目的で複数幹事へ申し込む
注意点
- 2025年3月期の最終利益は前期比で減少しています
- 2026年3月期の利益回復予想が大きいため進捗確認が必要です
- VC保有と新株予約権による将来の売却・希薄化を確認します
- M&Aプラットフォームでは取引トラブルや規制変更も事業リスクになります
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2026年4月6日〜4月10日
公開価格決定日: 2026年4月13日
申込期間: 2026年4月14日〜4月17日
上場日: 2026年4月21日
BB申込期間
2026年4月6日〜2026年4月10日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は630円〜660円です。
抽選日
2026年4月13日公開価格決定日・抽選結果確認日は2026年4月13日です。
購入申込期間
2026年4月14日〜2026年4月17日当選後は2026年4月14日〜4月17日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2026年4月21日上場日は2026年4月21日です。
小型案件のため、買い需要とロックアップ、グロース市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社バトンズ |
|---|---|
| 証券コード | 554A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 大和証券 |
| 吸収金額 | 5億円 |
| 想定時価総額 | 30.5億円 |
| 総合評価 | A |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 660円 |
|---|---|
| 仮条件 | 630〜660 |
| 公募価格 | 660円 |
| 予想初値 | 1,000円 |
| 予想利益 | 3.4万円 |
| 初値 | 1,674円 |
| 初値騰落率 | 153.6% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 吸収金額約5.0億円、時価総額約30.5億円の小型案件
- 中小企業の事業承継という構造的な需要を取り込む
- M&Aプラットフォームと支援機関向けSaaSの複数収益源を持つ
- 上位株主には価格解除条件のない180日のロックアップが設定される
マイナス要因
- 2025年3月期は増収ながら当期純利益が前期比で減少した
- 2026年3月期の大幅な利益回復予想は達成確認が必要
- VC3社の合計保有比率は約20%
- 新株予約権による潜在株式があり将来の希薄化要因となる
FINANCIALS
業績推移
業績は単独決算です。
売上高は3期連続で増加していますが、2025年3月期は当期純利益が減少しました。
2026年3月期は大幅な増収増益予想であり、予想の前提と進捗が評価のポイントです。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2023年3月期 | 716百万円 | -57百万円 | - |
| 2024年3月期 | 1,155百万円 | 73百万円 | +61.3% |
| 2025年3月期 | 1,380百万円 | 41百万円 | +19.5% |
業績コメント
売上高は2023年3月期716百万円、2024年3月期1,155百万円、2025年3月期1,380百万円と拡大しています。
当期純利益は同期間に△57百万円、73百万円、41百万円で、2025年3月期は黒字を維持したものの減益でした。
2026年3月期会社予想は売上高2,010百万円、営業利益344百万円、経常利益346百万円、当期純利益242百万円です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
上位株主はVCを含め180日ロックアップで、公開価格による解除条件はありません。
上場直後の需給を支える一方、期間経過後のVC売却余地は残ります。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社日本M&Aセンターホールディングス | 1,400,000株 | 27.16% | 180日 |
| 神瀬 悠一 | 1,100,000株 | 21.34% | 180日 |
| 宮竹 秀太郎 | 749,900株 | 14.55% | 180日 |
| XTech2号投資事業有限責任組合 | 365,000株 | 7.08% | 180日 |
| アニマルスピリッツ1号投資事業有限責任組合 | 352,500株 | 6.84% | 180日 |
| DIMENSION2号投資事業有限責任組合 | 315,000株 | 6.11% | 180日 |
| 鈴木 安夫 | 215,000株 | 4.17% | 180日 |
| バトンズ社員持株会 | 86,900株 | 1.69% | 180日 |
| 海山 龍明 | 73,000株 | 1.42% | 180日 |
| 渡部 恒郎 | 30,000株 | 0.58% | 180日 |
株主構成コメント
日本M&Aセンターホールディングスが27.16%、神瀬悠一氏と宮竹秀太郎氏が合計35.89%を保有し、事業会社と経営陣が中心です。
XTech、アニマルスピリッツ、DIMENSIONのVC3社は合計約20%を持ちますが、いずれも180日ロックアップで価格解除条項はありません。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
バトンズのIPOは、約5.0億円の小型需給と事業承継テーマが重なり、初値面を比較的評価しやすい案件です。
M&Aプラットフォーム「BATONZ」に加え、金融機関や士業向けの業務支援システムも展開し、収益源を広げています。
売上高は直近3期で7.2億円から13.8億円へ拡大し、中小企業の後継者不足を背景とした利用基盤の成長が確認できます。
2025年3月期は最終利益が0.4億円へ減少しましたが、2026年3月期は2.4億円への回復を見込み、達成確度が焦点です。
仮条件上限660円なら100株6.6万円と参加しやすい一方、VC持分と新株予約権による将来の希薄化には注意が必要です。
主要株主の180日ロックアップと需要状況を確認し、主幹事の大和証券を中心に前向きに検討できると考えられます。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2026年4月21日
公開価格660円に対して初値は1,674円となり、騰落率は+153.6%でした。
初値売り利益は100株で101,400円でした。