IPO DETAIL
AeroEdge株式会社
航空機エンジンに用いるチタンアルミ製低圧タービンブレードの加工・量産を主力とし、航空機部品の新規工程開発にも取り組む企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
AeroEdgeは、航空機エンジン部品の量産認証と加工ノウハウを持つ点が最大の評価材料です。
2022年6月期は売上高が回復し最終黒字へ転じましたが、利益額は小さく、BB時点では収益の安定性を確認する段階にあります。
仮条件上限ベースの吸収金額約15.5億円と時価総額約62.6億円は、希少テーマを考慮すると過度な水準ではありません。
一方で特定顧客・製品への依存と設備投資負担があるため、需給の軽さを評価しつつ選別参加とします。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のみずほ証券を最優先とし、野村證券、大和証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券も申込候補です。
小型需給と航空宇宙テーマを評価しつつ、特定顧客依存と利益の安定性を確認して参加を判断します。
主幹事を最優先
主幹事はみずほ証券です。
配分比率が高い主幹事からの申込を最優先にします。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事は7社です。
ネット申込の可否と抽選方法を確認し、申込可能な証券会社を広く活用します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,690円の場合、100株当たりの申込資金は169,000円です。
複数社へ申し込む場合は、各証券会社の前受金と資金拘束の時期を確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事のみずほ証券を最優先に申し込む
- 仮条件上限に合わせて16.9万円以上を準備する
- 野村證券やSBI証券などネット申込可能な幹事も併用する
- 航空機需要と仮条件の評価を確認して参加額を決める
注意点
- 主要顧客と特定製品への依存度を確認する
- 設備投資と固定費負担による利益変動に注意する
- 黒字化が定着するかを見極める
- 新株予約権による将来の希薄化を確認する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年6月16日〜6月22日
公開価格決定日: 2023年6月23日
申込期間: 2023年6月26日〜6月29日
上場日: 2023年7月4日
BB申込期間
2023年6月16日〜2023年6月22日BB期間は2023-06-16から2023-06-22までです。
抽選日
2023年6月23日公開価格決定・抽選日は2023-06-23です。
購入申込期間
2023年6月26日〜2023年6月29日購入申込期間は2023-06-26から2023-06-29までです。
上場日
2023年7月4日上場日は2023-07-04です。
初値形成時の気配と売買規制を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | AeroEdge株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 7409 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 輸送用機器 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 吸収金額 | 15.5億円 |
| 想定時価総額 | 62.6億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,460円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1460〜1690 |
| 公募価格 | 1,690円 |
| 予想初値 | 2,200円 |
| 予想利益 | 5.1万円 |
| 初値 | 5,860円 |
| 初値騰落率 | 246.7% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 航空機エンジン部品の認証と量産技術が高い参入障壁になります
- 航空需要の回復に伴い2022年6月期は売上高が大きく持ち直しました
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約15.5億円で公開規模は重くありません
- 豊田通商やDMG森精機など事業会社株主が経営基盤を支えます
マイナス要因
- 主要顧客と特定の航空機エンジンプログラムへの依存度が高いです
- 設備投資と品質管理の固定費が大きく生産量の変動が利益に響きます
- 直近3期では赤字期が続き黒字の定着はBB時点で未確認です
- 株主の保有株数には新株予約権由来の潜在株式が含まれます
FINANCIALS
業績推移
単独決算の売上高と当期純損益を掲載しています。
航空需要の落ち込みで2021年6月期に業績が悪化した後、2022年6月期は売上回復と黒字転換を確認できます。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年6月期 | 2,113百万円 | -463百万円 | - |
| 2021年6月期 | 848百万円 | -766百万円 | -59.9% |
| 2022年6月期 | 1,965百万円 | 7百万円 | +131.7% |
業績コメント
売上高は2020年6月期2,113百万円、2021年6月期848百万円、2022年6月期1,965百万円です。
当期純損益は△463百万円、△766百万円、7百万円で、航空需要の回復に伴い2022年6月期は小幅ながら黒字へ転換しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主は原則180日のロックアップ対象で、価格解除条件はありません。
株主欄では通常株式と新株予約権由来の潜在株式を区別しています。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 菊地歯車株式会社 | 958,530株 | 24.41% | 180日 |
| 森西淳 | 800,000株 | 20.38% | 180日(うち潜在株式200,000株) |
| 豊田通商株式会社 | 460,000株 | 11.72% | 180日 |
| 株式会社日本政策投資銀行 | 430,000株 | 10.95% | 180日 |
| DMG森精機株式会社 | 400,000株 | 10.19% | 180日 |
| ナイン・ステーツ・4投資事業有限責任組合 | 285,710株 | 7.28% | 180日 |
| 水田明 | 130,000株 | 3.31% | 180日/潜在株式(全量) |
| 今西貴弘 | 105,000株 | 2.67% | 180日/潜在株式(全量) |
| 株式会社足利銀行 | 57,140株 | 1.46% | 180日 |
| 株式会社めぶき地域創生ファンド | 57,140株 | 1.46% | 180日 |
株主構成コメント
菊地歯車、豊田通商、日本政策投資銀行、DMG森精機など、製造・金融の戦略株主が上位を占めます。
創業経営者の持分も厚く、主要株主は180日拘束のため、上場直後の実株供給は抑えられやすい構成です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
AeroEdgeのIPOは、航空機部品の希少技術と約15.5億円の公開規模から前向きに検討しやすい案件です。
チタンアルミ製タービンブレードの量産には認証と設備が必要で、長期供給契約につながる参入障壁があります。
売上高はコロナ禍で落ち込みましたが、2022年6月期は19.7億円まで回復し、最終損益も小幅ながら黒字化しました。
仮条件上限1,690円では時価総額約62.6億円で、航空宇宙テーマに対する公開株の供給は限定的と考えられます。
主要顧客への依存や設備負担に加え、需要回復が計画どおり進まない場合の利益変動には注意が必要です。
主幹事のみずほ証券を中心に、仮条件の評価と航空機需要を確認しながら参加を検討したいIPOです。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年7月4日
公開価格1,690円に対して初値は5,860円となり、公開価格比は+246.7%でした。
100株当たりの初値売り損益は417,000円です。