IPO DETAIL

dely株式会社

証券コード:299A 東証グロース サービス業 総合評価 B

レシピ動画サービス「クラシル」、買い物支援の「クラシルリワード」、女性向けメディア「TRILL」などを運営し、広告・販促・成果報酬を収益源とするインターネット企業です。

初値期待度 58 /100
想定利益 5,000円

SUMMARY

このIPOの結論

総合評価 B
予想初値 1,250円
予想利益 5,000円
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券;モルガン・スタンレーMUFG証券;大和証券;みずほ証券

クラシルを中心とする大規模ユーザー基盤を広告・販促へ展開し、2024年3月期は売上高9,898百万円、当期純利益1,483百万円まで成長しました。
ただし、公募増資はなく、仮条件上限で吸収金額約174.2億円、オファリングレシオも高い売出し案件です。
ブランド力と収益性は評価しつつ、海外配分を含む需要の強さを確認して申込水準を調整します。

IPO申込の準備

三菱UFJ eスマート証券でIPO申込を準備

主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。

APPLICATION STRATEGY

このIPOの申込戦略

最優先:三菱UFJ eスマート証券

国内個人向け配分が見込まれる三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券、みずほ証券を軸にします。
大型売出しのため当選機会はありますが、海外需要と仮条件の消化状況が弱ければ申込口数を抑えます。

1

主幹事を最優先

国内では三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券、みずほ証券が共同主幹事です。
各社の配分方針が異なるため複数口座を使い分けます。

2

平幹事も取りこぼさない

SBI証券、野村證券、楽天証券、松井証券、マネックス証券など個人が参加しやすい幹事も多く、申込窓口は広いです。

3

資金と締切を管理

仮条件上限1,200円の場合、100株の申込資金は12万円です。
複数当選の可能性も考え、購入上限を先に決めます。

優先して申し込みたい証券会社

最優先
  • 三菱UFJ eスマート証券
    • 抽選方式:10%以上平等抽選+一部裁量配分
    • 入金:ブックビルディング申込前(買付可能額確認)
    • IPO取扱:19件
    口座開設 レビュー
併用して申し込みたい証券会社
  • 大和証券
  • みずほ証券
  • SBI証券
    • 抽選方式:口数比例抽選+IPOチャレンジポイント+裁量配分
    • 入金:抽選時(発行価格決定日18時以降)
    • IPO取扱:62件
    口座開設 レビュー

申込のコツ

  • 知名度だけでなく、全株売出しを吸収できる需要があるかを重視します。仮条件上限での機関投資家需要、海外販売比率、共同主幹事の申込状況が判断材料です。

注意点

  • LINEヤフー傘下の知名度と初値需給は別問題です。公募による成長資金が入らず、ファンドの換金を伴うため、強気な初値期待だけで申し込まないようにします。

SCHEDULE

IPOスケジュール

今日:2026年7月29日

BB期間: 2024年12月5日〜12月10日
公開価格決定日: 2024年12月11日
申込期間: 2024年12月12日〜12月17日
上場日: 2024年12月19日

BBは12月5日から11日、公開価格決定は12月12日、上場は12月19日です。
Synspectiveとの同日上場になります。

1

BB申込期間

2024年12月5日〜2024年12月10日

BB期間は2024年12月5日〜11日です。
大型売出しを仮条件上限で消化できるかを確認します。

2

抽選日

2024年12月11日

抽選日は2024年12月12日です。
共同主幹事各社の配分結果を確認します。

3

購入申込期間

2024年12月12日〜2024年12月17日

購入申込は2024年12月13日〜18日です。
複数当選時の購入総額を事前に管理します。

4

上場日

2024年12月19日

上場日は2024年12月19日です。
同日上場の宇宙関連IPOとの資金配分が初値需給に影響します。

BASIC INFO

基本情報

銘柄名 dely株式会社
証券コード 299A
市場 東証グロース
業種 サービス業
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券;モルガン・スタンレーMUFG証券;大和証券;みずほ証券
吸収金額 174.2億円
想定時価総額 495.8億円
総合評価 B

PRICE / FORECAST

価格情報・初値予想

想定価格 1,170円
仮条件 1170〜1200
公募価格 1,200円
予想初値 1,250円
予想利益 5,000円
初値 1,001円
初値騰落率 -16.6%

LISTING RESULT

上場後の結果

初値マイナス
公募価格 1,200円
初値 1,001円
初値売却損益 -2.0万円
初値騰落率 -16.6%

更新日:2024年12月19日

公開価格は1,200円、初値は1,001円となり、100株当たりの損益は-19,900円でした。

EVALUATION POINTS

評価ポイント

プラス要因

  • クラシルとTRILLが高い認知度と利用者基盤を持つ
  • 2024年3月期は売上高が大幅に増加
  • 広告・販促・成果報酬へ利用データを横展開できる
  • LINEヤフーと創業者に360日のロックアップ

マイナス要因

  • 公募増資がなく全株売出しで換金色が強い
  • 吸収金額約174.2億円でグロース市場として大型
  • VC・投資組合の保有比率が高く複数株主が売出しに参加
  • 同日上場による投資資金の分散に注意が必要

FINANCIALS

業績推移

2022年3月期から2024年3月期まで提出会社単体の数値です。
連結財務諸表は作成していません。

売上・利益推移

単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益

0 3.3千 6.6千 9.9千 0 606 1.2千 1.8千 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 売上 利益
売上:棒グラフ 利益:線グラフ
年度 売上 利益 売上成長率
2022年3月期 6,311百万円 1,818百万円 -
2023年3月期 6,973百万円 1,315百万円 +10.5%
2024年3月期 9,898百万円 1,483百万円 +41.9%
期間売上成長率 +56.8%
直近期の利益 黒字
直近売上 9,898百万円

業績コメント

直近3期はいずれも単体決算です。
売上高は6,311百万円、6,973百万円、9,898百万円と拡大し、当期純利益は2023年3月期に1,315百万円へ減少した後、2024年3月期は1,483百万円へ戻しました。
売上の急伸に対して利益率が維持できるかが次の確認点です。

SHAREHOLDER / LOCK-UP

株主構成・ロックアップ

LINEヤフー・創業者等は360日、価格解除なし。
売出しで全株放出するファンドは上場後に残りません。

VC保有率 33.9%

VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。

主な株主

保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。

10件
株主名 保有株数 保有比率 ロックアップ条件
LINEヤフー株式会社 14,107,000株 31.25% 360日
堀江 裕介(うち潜在株式700,000株) 10,634,000株 23.55% 360日
YJ2号投資事業組合 6,584,000株 14.58% -
ジャフコSV5共有投資事業有限責任組合 6,120,000株 13.56% -
ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合 1,530,000株 3.39% -
ユナイテッド株式会社 1,277,000株 2.83% -
従業員(全量潜在株式) 685,000株 1.52% -
Kepple Liquidity1号投資事業有限責任組合 620,000株 1.37% 360日
イーストベンチャーズ投資事業有限責任組合 451,000株 1.00% -
佐藤 裕介 405,000株 0.90% -

株主構成コメント

LINEヤフー31.25%、堀江裕介氏23.55%で過半を占めます。
堀江氏の保有には潜在株式700,000株が含まれ、従業員名義685,000株は全量が潜在株式です。
VC・投資組合は概算約33.9%ですが、その多くが上場時に持分を換金する構成です。

BROKERS

申込できる証券会社・おすすめ口座

申込候補の証券会社

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 大和証券 みずほ証券 SBI証券 野村證券 楽天証券 松井証券 マネックス証券 あかつき証券 水戸証券 極東証券 東洋証券 丸三証券

COMMENTARY

詳細・管理人コメント

まず確認したいポイント

delyのIPOは、クラシルの知名度と成長力は魅力ですが、大型売出しの需給を重く見て、申込みは慎重に判断したい案件です。

レシピ動画のクラシルや女性向けメディアTRILLを運営し、蓄積した利用データを広告や販促支援へ横展開できる点が競争力です。

2024年3月期は売上高9,898百万円へ急伸し、純利益も1,483百万円を確保して、成長性と高い収益力を示した点は評価できます。

一方で公募増資はなく、吸収金額は約174.2億円に達するため、初値には国内外の機関投資家を含む厚い買い需要が必要と考えられます。

複数の投資ファンドが売出しに参加し、Synspectiveとの同日上場も重なるため、換金色と投資資金の分散には注意が必要です。

申込みでは三菱UFJモルガン・スタンレー証券を優先し、機関投資家需要と仮条件の割高感を確認して参加量を調整したいと考えます。

IPO申込の準備

三菱UFJ eスマート証券でIPO申込を準備

申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。