IPO DETAIL
株式会社モダリス
遺伝子を切断しない独自のゲノム編集技術を用いて、希少疾患向け遺伝子治療薬を研究開発する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
モダリスは、遺伝子を切断しないゲノム編集技術の独自性と、希少疾患向け治療薬の成長余地が評価材料です。
一方、仮条件上限では吸収金額が約37.3億円へ膨らみ、研究開発とVC株のリスクも大きいため、テーマ性を重視しつつ選別参加としました。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のみずほ証券を優先し、SBI証券とSMBC日興証券も併用します。
テーマ性は高い一方、約37.3億円の公開規模と研究開発リスクを踏まえて申込資金を調整します。
主幹事を最優先
主幹事はみずほ証券です。
国内配分の中心となるため、抽選方法と購入申込期限を確認して優先します。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は5社です。
SBI証券とSMBC日興証券も併用して抽選機会を確保します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,200円の場合、100株当たりの申込資金は120,000円です。
各証券会社で前受金ルールと資金拘束のタイミングが異なるため、申込前に確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- みずほ証券を優先する
- SBI証券とSMBC日興証券も利用する
- 公開規模37億円台を織り込む
- 1.5倍解除株を確認する
注意点
- 治療薬候補の開発・承認には不確実性がある
- 契約一時金で業績が大きく変動する
- 複数VC株が1.5倍で解除される
- 仮条件上振れで吸収金額が拡大した
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2020年7月14日〜7月20日
公開価格決定日: 2020年7月21日
申込期間: 2020年7月22日〜7月29日
上場日: 2020年8月3日
BB申込期間
2020年7月14日〜2020年7月20日BB期間は2020-07-14〜2020-07-20です。
仮条件は1000〜1200です。
抽選日
2020年7月21日公開価格決定日・抽選結果確認日は2020-07-21です。
購入申込期間
2020年7月22日〜2020年7月29日購入申込期間は2020-07-22〜2020-07-29です。
証券会社ごとの締切時刻を確認します。
上場日
2020年8月3日上場日は2020-08-03です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社モダリス |
|---|---|
| 証券コード | 4883 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 医薬品 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 吸収金額 | 37.3億円 |
| 想定時価総額 | 326.4億円 |
| 総合評価 | A |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 820円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1000〜1200 |
| 公募価格 | 1,200円 |
| 予想初値 | 2,000円 |
| 予想利益 | 8.0万円 |
| 初値 | 2,520円 |
| 初値騰落率 | 110% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 切断を伴わないCRISPR技術
- 希少疾患向け遺伝子治療の成長性
- 2019年12月期は連結黒字
- 製薬企業との共同開発モデル
マイナス要因
- 吸収金額約37.3億円へ拡大
- 医薬品承認までの研究開発リスク
- 複数のVC株が公開価格1.5倍で解除
- 契約一時金で年度業績が変動
FINANCIALS
業績推移
2017年12月期は単独、米国子会社を含む2018年12月期以降は連結業績です。
共同開発契約の一時金により年度間の変動が大きい点に注意します。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2017年12月期(単独) | 18百万円 | -142百万円 | - |
| 2018年12月期(連結) | 65百万円 | -218百万円 | +261.1% |
| 2019年12月期(連結) | 645百万円 | 141百万円 | +892.3% |
業績コメント
2017年12月期の単独売上高は18百万円、純損失は142百万円です。
連結では2018年12月期が売上高65百万円・純損失218百万円、2019年12月期が売上高645百万円・純利益141百万円でした。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
創業関係者などには180日、富士フイルムと主要VCには90日のロックアップの対象です。
90日対象株の多くは公開価格の1.5倍で解除されます。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社LSIM安全科学研究所 | 5,000,000株 | 17.86% | 180日 |
| 濡木 理 | 4,500,000株 | 16.07% | 180日 |
| 富士フイルム株式会社 | 2,350,000株 | 8.39% | 90日/1.5倍 |
| ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合 | 2,350,000株 | 8.39% | 90日/1.5倍 |
| SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 | 1,050,000株 | 3.75% | 90日/1.5倍 |
| 協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合 | 1,000,000株 | 3.57% | 180日 |
| 片山 晃 | 800,000株 | 2.86% | 180日 |
| SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 | 750,000株 | 2.68% | 90日/1.5倍 |
| Sosei RMF1投資事業有限責任組合 | 750,000株 | 2.68% | 90日/1.5倍 |
| みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 | 725,000株 | 2.59% | 90日/1.5倍 |
株主構成コメント
LSIM安全科学研究所と濡木理氏で約33.9%を保有する一方、上位VC・ファンド株は約23.7%あります。
その一方、主要VCには90日・1.5倍解除が設定され、初値上昇時には複数株主からの売りが意識されます。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
モダリスのIPOは、遺伝子を切断しないゲノム編集技術の注目度は高いものの、公開規模と研究開発リスクを踏まえた選別が必要です。
独自のCRISPR-GNDM技術を用いて希少疾患向け治療薬を開発し、自社開発と製薬企業との共同開発を組み合わせています。
連結売上高は2018年12月期の65百万円から2019年12月期の645百万円へ増え、同年度は純利益141百万円を確保しました。
仮条件上限では公開株3,105,000株、吸収金額約37.3億円、時価総額約326.4億円となり、需給には軽さがありません。
創業関係者の持分は厚い一方、富士フイルムや複数VCの株式は90日または公開価格1.5倍で解除される点に注意が必要です。
申込みでは主幹事のみずほ証券を中心とし、創薬テーマへの需要と大型化した公開規模を比較して資金を抑える方針が考えられます。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2020年8月3日
公開価格1,200円に対し初値は2,520円となり、100株当たりの初値売り損益は132,000円でした。