IPO DETAIL
株式会社ティムス
SMTP化合物を基盤に急性期脳梗塞などの治療薬候補を開発し、製薬会社への導出で一時金やマイルストーン収入を得る創薬企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
TMS-007の導出実績は、創薬企業として技術価値が外部評価された材料です。
一方、営業収益は契約の発生時期で大きく振れ、安定的な黒字企業として評価する段階ではありません。
投資事業組合等が概算約70.1%を占めるものの、上場直後は180日のロックアップが需給を支えます。
SMBC日興証券を軸に、バイオ株の値動きを許容できる範囲で慎重に参加します。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
SMBC日興証券を第一候補とし、申込みは値動きの大きいバイオ株を許容できる範囲に限定します。
180日拘束は初期需給を支えますが、開発進捗と将来のファンド売却を重視します。
主幹事を最優先
申込先の第一候補はSMBC日興証券です。
主幹事として中心的な配分が見込まれます。
平幹事も取りこぼさない
主幹事以外の配分は多くありませんが、ネット抽選対応の幹事にも申し込みます。
資金と締切を管理
仮条件上限670円の場合、100株当たりの申込資金は67,000円です。
前受金の有無と資金拘束の時期は証券会社ごとに確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事のSMBC日興証券を最優先に申し込む
- 仮条件上限670円で資金を準備する
- ネット対応の幹事証券も確認する
- 購入申込期限を忘れない
注意点
- 市場の地合い悪化時は初値が伸びにくい
- ロックアップ解除条件と売出比率を確認する
- 上場ラッシュの資金分散に注意する
- 購入申込忘れに注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2022年11月7日〜11月11日
公開価格決定日: 2022年11月14日
申込期間: 2022年11月15日〜11月18日
上場日: 2022年11月22日
BB申込期間
2022年11月7日〜2022年11月11日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は640〜670円です。
抽選日
2022年11月14日公開価格決定日・抽選結果確認日は2022-11-14です。
購入申込期間
2022年11月15日〜2022年11月18日当選後は2022-11-15〜2022-11-18の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2022年11月22日上場日は2022-11-22です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社ティムス |
|---|---|
| 証券コード | 4891 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 医薬品 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 28.7億円 |
| 想定時価総額 | 244.8億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 670円 |
|---|---|
| 仮条件 | 640〜670 |
| 公募価格 | 670円 |
| 予想初値 | 680円 |
| 予想利益 | 1,000円 |
| 初値 | 919円 |
| 初値騰落率 | 37.2% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 急性期脳梗塞向け候補薬の導出実績がある
- 2022年2月期は大型導出収入で最終黒字を計上
- 主要株主には価格解除のない180日ロックアップ
- アンメットメディカルニーズの大きい疾患を対象とする
マイナス要因
- 臨床試験や提携先の開発判断で企業価値が大きく変動
- 営業収益が契約一時金に左右され継続性が低い
- 投資事業組合等の比率が概算約70.1%
- 仮条件上限ベースの時価総額が約244.8億円
FINANCIALS
業績推移
全3期とも単体業績です。
2022年2月期の黒字は導出契約に伴う一時的な収益の影響が大きく、継続利益とは分けて評価します。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年2月期(単体) | 0百万円 | -733百万円 | - |
| 2021年2月期(単体) | 0百万円 | -723百万円 | - |
| 2022年2月期(単体) | 1,947百万円 | 1,077百万円 | - |
業績コメント
単体営業収益は2020年2月期と2021年2月期に計上がなく、当期純損失は733百万円、723百万円でした。
2022年2月期は導出収入1,947百万円を計上し、当期純利益1,077百万円へ転換しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要ファンドは180日拘束で価格解除条件はありません。
ただし、ファンド比率が高いため期間経過後の需給に注意が必要です。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 大和日台バイオベンチャー投資事業有限責任組合 | 4,323,320株 | 12.22% | 180日 |
| 三菱UFJキャピタル4号投資事業有限責任組合 | 3,870,320株 | 10.94% | 180日 |
| THVP-1号投資事業有限責任組合 | 2,907,360株 | 8.22% | 180日 |
| ニッセイ・キャピタル9号投資事業有限責任組合 | 2,711,080株 | 7.66% | 180日 |
| ニッセイ・キャピタル7号投資事業有限責任組合 | 2,350,000株 | 6.64% | 180日 |
| Xseed High Growth投資事業有限責任組合 | 2,340,000株 | 6.61% | 180日 |
| MSIVC2016V投資事業有限責任組合 | 1,579,200株 | 4.46% | 180日 |
| 蓮見 惠司 | 1,548,000株 | 4.38% | 180日/潜在株式744,000株を含む |
| 株式会社新日本科学 | 1,433,320株 | 4.05% | 180日 |
| ニッセイ・キャピタル10号投資事業有限責任組合 | 1,333,360株 | 3.77% | 180日 |
株主構成コメント
国内外の投資事業組合等が株主一覧全体で概算約70.1%を占めます。
蓮見惠司氏の1,548,000株には新株予約権による潜在株式744,000株が含まれるため、通常株式と区別して確認します。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ティムスは、導出実績を持つ創薬パイプラインが魅力である一方、収益変動とファンド保有の大きさから慎重に見るIPOです。
急性期脳梗塞向けTMS-007などを開発し、製薬会社への導出による契約一時金やマイルストーン収入を事業の柱とします。
2020年・2021年2月期は営業収益がなく赤字でしたが、2022年2月期は導出収入により営業収益1,947百万円、純利益1,077百万円を計上しました。
仮条件上限670円で吸収金額は約28.7億円、時価総額は約244.8億円となり、開発期待を織り込む相応の買い需要が必要です。
投資事業組合等の比率は株主一覧全体で概算約70.1%ですが、主要株主には価格解除のない180日のロックアップがあります。
申込みはSMBC日興証券を中心に、臨床開発と導出契約の不確実性を許容できる範囲へ限定するのが妥当です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2022年11月22日
公開価格は670円、初値は919円となり、100株当たりの損益は24,900円でした。