IPO DETAIL

株式会社アクセルスペースホールディングス

証券コード:402A 東証グロース 輸送用機器 総合評価 D

超小型衛星の設計・製造・打上げ・運用と、衛星画像データを活用した解析・ソリューションを展開する宇宙スタートアップです。

初値期待度 52 /100
想定利益 -500円

SUMMARY

このIPOの結論

総合評価 D
予想初値 370円
予想利益 -500円
主幹事 SMBC日興証券

アクセルスペースホールディングスは、宇宙ビジネスというテーマ性だけで参加判断を押し上げるのは難しく、見送り寄りとします。
売上高は連結ベースで411百万円、1,314百万円、2,111百万円へ拡大したものの、親会社株主に帰属する最終損失は1,677百万円、1,342百万円、3,174百万円と大きく、先行投資負担が続いています。
仮条件上限375円での吸収金額は約86.3億円とグロース市場では軽くなく、届出書上で識別できるVC・投資ファンド・CVC等の保有比率も概算57.1%です。
90日・公開価格1.5倍で解除される株主に加え、SMBC-GBグロース1号はロックアップ対象外であるため、初値形成には宇宙関連銘柄への強い需要が必要です。
主幹事のSMBC日興証券を軸に申し込めますが、赤字の縮小ペースと需要申告の強さが確認できない限り、無理に参加しない方針が妥当です。

IPO申込の準備

SMBC日興証券でIPO申込を準備

主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。

APPLICATION STRATEGY

このIPOの申込戦略

最優先:SMBC日興証券

主幹事のSMBC日興証券を第一候補とし、大和証券やSBI証券などにも申し込めます。
ただし、約86.3億円の公開規模とファンド比率の高さを踏まえ、仮条件上限での需要が十分か、同時期のグロースIPOに資金が分散していないかを確認してから参加可否を決めます。

1

主幹事を最優先

SMBC日興証券が主幹事です。
配分の中心になる一方、案件規模が大きいため、主幹事での申込みだけでなく需要申告の強弱も重視します。

2

平幹事も取りこぼさない

大和証券、SBI証券、みずほ証券、東海東京証券、極東証券が幹事に入ります。
ネット申込可能な証券会社を補完的に使い、過度な資金拘束は避けます。

3

資金と締切を管理

仮条件上限375円の場合、100株の申込資金は37,500円です。
単価は低いものの公開株数が多く、少額で申し込めることと需給が軽いことは同義ではありません。

優先して申し込みたい証券会社

最優先
  • SMBC日興証券
    • 抽選方式:10%同率抽選+最大5%ステージ別抽選+店頭裁量配分
    • 入金:需要申告前
    • IPO取扱:27件
    口座開設 レビュー
併用して申し込みたい証券会社
  • 大和証券
  • SBI証券
    • 抽選方式:口数比例抽選+IPOチャレンジポイント+裁量配分
    • 入金:抽選時(発行価格決定日18時以降)
    • IPO取扱:62件
    口座開設 レビュー
  • みずほ証券

申込のコツ

  • 宇宙関連というテーマ性、連結売上成長、赤字額、公開規模、90日・1.5倍解除株を別々に評価することが重要です。低位株で申込資金が小さい点だけを参加理由にしないようにします。

注意点

  • BB時点では黒字化時期が見通しにくく、ファンド株の解除条件も複雑です。初値予想が強気でも、赤字拡大と売却可能株の多さを織り込んで判断します。

SCHEDULE

IPOスケジュール

今日:2026年7月29日

BB期間: 2025年7月28日〜8月1日
公開価格決定日: 2025年8月4日
申込期間: 2025年8月5日〜8月8日
上場日: 2025年8月13日

1

BB申込期間

2025年7月28日〜2025年8月1日

BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は345〜375円です。

2

抽選日

2025年8月4日

公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年8月4日です。

3

購入申込期間

2025年8月5日〜2025年8月8日

当選後は2025年8月5日〜2025年8月8日の購入申込を忘れないようにします。

4

上場日

2025年8月13日

上場日は2025年8月13日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。

BASIC INFO

基本情報

銘柄名 株式会社アクセルスペースホールディングス
証券コード 402A
市場 東証グロース
業種 輸送用機器
主幹事 SMBC日興証券
吸収金額 86.3億円
想定時価総額 240.2億円
総合評価 D

PRICE / FORECAST

価格情報・初値予想

想定価格 345円
仮条件 345〜375
公募価格 375円
予想初値 370円
予想利益 -500円
初値 751円
初値騰落率 100.3%

LISTING RESULT

上場後の結果

初値プラス
公募価格 375円
初値 751円
初値売却損益 3.8万円
初値騰落率 100.3%

更新日:2025年8月13日

公開価格は375円、初値は751円となり、100株当たりの損益は37,600円でした。

EVALUATION POINTS

評価ポイント

プラス要因

  • 超小型衛星の製造から画像データ活用まで一貫して展開
  • 連結売上高が3期連続で拡大
  • 宇宙・衛星データは投資家の関心を集めやすい成長テーマ
  • 経営陣や主要事業会社に180日のロックアップ

マイナス要因

  • 2024年5月期の連結最終損失は31.7億円まで拡大
  • 吸収金額約86.3億円でグロースIPOとして需給負担がある
  • VC・投資ファンド等の保有比率が概算57.1%
  • 90日・1.5倍解除株とロックアップ対象外株主が存在

FINANCIALS

業績推移

2022年5月期から2024年5月期までの連結売上高と親会社株主に帰属する当期純損益を百万円単位で掲載しています。

売上・利益推移

単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益

0 704 1.4千 2.1千 -3.2千 -2.1千 -1.1千 1 2022年5月期(連結) 2023年5月期(連結) 2024年5月期(連結) 売上 利益
売上:棒グラフ 利益:線グラフ
年度 売上 利益 売上成長率
2022年5月期(連結) 411百万円 -1,677百万円 -
2023年5月期(連結) 1,314百万円 -1,342百万円 +219.7%
2024年5月期(連結) 2,111百万円 -3,174百万円 +60.7%
期間売上成長率 +413.6%
直近期の利益 赤字
直近売上 2,111百万円

業績コメント

連結売上高は2022年5月期411百万円、2023年5月期1,314百万円、2024年5月期2,111百万円と拡大しています。
一方、親会社株主に帰属する当期純損失は1,677百万円、1,342百万円、3,174百万円で、直近期は損失が再拡大しました。
衛星開発に伴う先行投資と資金消費を含め、黒字化までの道筋を確認する必要があります。

SHAREHOLDER / LOCK-UP

株主構成・ロックアップ

経営陣・事業会社は主に180日、複数ファンドは90日です。
90日対象の一部は公開価格1.5倍で解除され、ロックアップ対象外の大株主もあります。

VC保有率 57.1%

VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。

主な株主

保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。

10件
株主名 保有株数 保有比率 ロックアップ条件
31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースⅠ合同会社 5,935,400株 12.17% 90日/1.5倍
SMBC-GBグロース1号投資事業有限責任組合 5,013,000株 10.28% -
中村友哉 3,450,000株(うち潜在株式550,000株) 7.07% 180日
永島隆 2,680,000株(うち潜在株式420,000株) 5.49% 180日
宮下直己 2,260,000株 4.63% 180日
株式会社SMBC信託銀行(宇宙フロンティアファンド) 2,194,400株 4.50% 90日/1.5倍
株式会社Space Compass 1,916,000株 3.93% 180日
Kepple Liquidity1号投資事業有限責任組合 1,691,600株 3.47% 90日/1.5倍
SBI Ventures Three合同会社 1,494,600株 3.06% 90日/1.5倍
ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合 1,371,600株 2.81% 90日/1.5倍

株主構成コメント

上位株主にはVC、CVC、投資ファンドが多数並び、届出書上で識別できる投資家保有は概算57.1%です。
中村友哉氏の3,450,000株には潜在株式550,000株、永島隆氏の2,680,000株には420,000株が含まれます。
通常株式と新株予約権由来株式を分けて見たうえで、90日後と公開価格1.5倍到達時の需給を警戒したい構成です。

BROKERS

申込できる証券会社・おすすめ口座

申込候補の証券会社

SMBC日興証券 主幹事 大和証券 SBI証券 みずほ証券 東海東京証券 極東証券

COMMENTARY

詳細・管理人コメント

まず確認したいポイント

アクセルスペースホールディングスのIPOは、宇宙関連の成長性より赤字拡大と需給負担を慎重に見たい案件です。

超小型衛星の設計・製造から打上げ後の運用、衛星画像の解析まで一貫して提供できる点には明確な独自性があります。

連結売上高は3期連続で拡大していますが、2024年5月期の最終損失は31.7億円まで膨らみ、黒字化には時間を要しそうです。

吸収金額は約86.3億円で、VC・投資ファンド等の保有比率も高く、初値形成には宇宙テーマへの厚い買い需要が必要です。

90日・公開価格1.5倍で解除される株式に加え、ロックアップ対象外の大株主がいる点にも継続的な注意が必要です。

申込みはSMBC日興証券を軸に、仮条件の評価と需要申告の強さ、赤字縮小の見通しを確認して慎重に判断したいと考えます。

IPO申込の準備

SMBC日興証券でIPO申込を準備

申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。