IPO DETAIL
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社
自動運転・先進運転支援向けの高精度3次元地図を中核に、車載、物流、インフラ管理で利用する位置情報データとソリューションを国内外へ提供する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
自動運転と高精度位置情報という長期成長テーマは明確ですが、吸収金額約88.7億円に加え、直近も大幅な最終赤字が続くため、ダイナミックマッププラットフォームは選別参加と評価します。
売上は急拡大しているものの、投資負担を上回る収益化の時期は読みづらく、評価は将来期待に左右されます。
株主構成では政府系・投資ファンド等の比率が高く、1.5倍と3倍の段階的な解除条件もあるため、テーマ性だけでなく価格水準と黒字化計画を重視したい案件です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSMBC日興証券を最優先に、黒字化計画、仮条件の評価、1.5倍・3倍の解除水準を確認して選別参加します。
テーマ人気は強い一方、赤字と公開規模を踏まえ、資金配分は抑えめにします。
主幹事を最優先
主幹事はSMBC日興証券です。
配分の中心となるため最優先とし、補欠当選後の購入手続きも事前に確認します。
平幹事も取りこぼさない
大和証券、みずほ証券、SBI証券、野村證券などにも申込機会があります。
主幹事以外は配分が限られるため、ネット抽選対応先を効率的に併用します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,200円の場合、100株当たりの申込資金は120,000円です。
複数証券へ申し込む場合は、前受金の有無と資金拘束期間を確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SMBC日興証券を最優先に申し込む
- 仮条件上限1,200円で資金を準備する
- 黒字化計画と営業キャッシュフローを確認する
- 1.5倍・3倍の解除価格を事前に計算する
注意点
- 赤字継続と研究開発負担に注意する
- 吸収金額約88.7億円の消化力を確認する
- 90日後と価格解除時のファンド売却に注意する
- 自動運転テーマへの期待先行で割高になっていないか確認する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2025年3月11日〜3月17日
公開価格決定日: 2025年3月18日
申込期間: 2025年3月19日〜3月25日
上場日: 2025年3月27日
BB申込期間
2025年3月11日〜2025年3月17日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は1130〜1200円です。
抽選日
2025年3月18日公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年3月18日です。
購入申込期間
2025年3月19日〜2025年3月25日当選後は2025年3月19日〜2025年3月25日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2025年3月27日上場日は2025年3月27日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | ダイナミックマッププラットフォーム株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 336A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 88.7億円 |
| 想定時価総額 | 283.5億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,130円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1130〜1200 |
| 公募価格 | 1,200円 |
| 予想初値 | 1,200円 |
| 予想利益 | - |
| 初値 | 1,530円 |
| 初値騰落率 | 27.5% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 自動運転・ADAS向け高精度3次元地図という希少な成長テーマ
- 売上高が直近3期で大きく拡大
- 国内外の自動車・物流・インフラ分野へ用途を展開
- 三菱電機やゼンリンなど事業会社株主との連携基盤
マイナス要因
- 2024年3月期も40億円規模の最終赤字
- 吸収金額約88.7億円でグロース案件として需給負担が大きい
- 政府系投資会社・ファンド等の保有比率が約61.0%
- 多くの株式に1.5倍または3倍のロックアップ解除条件
FINANCIALS
業績推移
2022年3月期は単体、2023年3月期以降は連結です。
会計範囲が異なるため、売上成長と損失縮小を同じ基準で単純比較しない点に注意してください。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2022年3月期(単体) | 601百万円 | -19,848百万円 | - |
| 2023年3月期(連結) | 3,681百万円 | -4,117百万円 | +512.5% |
| 2024年3月期(連結) | 5,567百万円 | -4,049百万円 | +51.2% |
業績コメント
2022年3月期は単体、2023年3月期以降は連結です。
売上高は601百万円から3,681百万円、5,567百万円へ拡大しましたが、最終損失は19,848百万円、4,117百万円、4,049百万円と赤字が続いています。
事業拡大は進む一方、研究開発費や海外展開費用を吸収して黒字化できるかが評価の中心です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
投資主体には90日と1.5倍・3倍の解除条件、事業会社・経営陣には主に180日のロックアップがあります。
吉村修一氏の記載株数は全量潜在株式です。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社INCJ | 8,840,000株 | 40.88% | 90日/3倍 |
| 株式会社海外交通・都市開発事業支援機構 | 3,478,350株 | 16.09% | 90日/1.5倍 |
| 三菱電機株式会社 | 1,560,000株 | 7.21% | 180日 |
| 三菱HCキャピタル株式会社 | 1,000,000株 | 4.62% | 90日/1.5倍 |
| 三井物産株式会社 | 710,500株 | 3.29% | 90日/1.5倍 |
| 吉村修一 | 571,450株(全量潜在株式) | 2.64% | 180日 |
| SBI4&5投資事業有限責任組合 | 508,400株 | 2.35% | 90日/1.5倍 |
| 株式会社ゼンリン | 480,000株 | 2.22% | 180日 |
| 株式会社パスコ | 480,000株 | 2.22% | 180日 |
| アイサンテクノロジー株式会社 | 400,000株 | 1.85% | 180日 |
株主構成コメント
INCJと海外交通・都市開発事業支援機構だけで約57.0%を占め、識別可能な投資ファンド・政府系投資会社等は概算約61.0%です。
政策的な成長資金を受けてきた一方、90日後または1.5倍・3倍到達時の出口需給を織り込む必要があります。
吉村修一氏の571,450株は全量が新株予約権由来の潜在株式です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ダイナミックマッププラットフォームのIPOは、自動運転関連の希少性を評価しつつ、赤字と公開規模から慎重な判断が必要です。
高精度3次元地図を自動車、物流、インフラ管理へ展開し、国内外で広がる高度な位置情報需要を取り込む事業基盤を築いています。
売上高は直近3期で大きく伸びましたが、2024年3月期も40億円規模の最終赤字が残り、黒字化時期は見通しにくい状況です。
吸収金額は約88.7億円とグロース案件では重く、政府系投資会社やファンドの保有比率も高いため、幅広く厚い買い需要が必要です。
ロックアップには公開価格の1.5倍や3倍で解除される株式があり、株価上昇時に段階的な売りが出る可能性には注意が必要です。
申込みはSMBC日興証券を優先し、仮条件の妥当性、黒字化計画、海外事業の採算を一つずつ確認して参加範囲を判断したいです。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2025年3月27日
公開価格は1,200円、初値は1,530円となり、100株当たりの損益は33,000円でした。