IPO DETAIL

キオクシアホールディングス株式会社

証券コード:285A 東証プライム 電気機器 総合評価 C

NAND型フラッシュメモリとSSDを開発・製造し、データセンター、スマートフォン、パソコン、自動車など世界のデジタル機器へ供給する半導体メーカーです。

初値期待度 62 /100
想定利益 3,000円

SUMMARY

このIPOの結論

総合評価 C
予想初値 1,550円
予想利益 3,000円
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券;モルガン・スタンレーMUFG証券;野村證券;BofA証券;SMBC日興証券;みずほ証券;大和証券

NAND型フラッシュメモリとSSDで世界的な事業基盤を持ち、AIデータセンターや高性能ストレージ需要は中長期の追い風です。
一方、メモリ市況悪化で2024年3月期は売上収益1兆765億円、親会社所有者帰属損失2,437億円となりました。
仮条件上限で吸収金額約1,257.6億円と非常に大きく、東芝とベイン系による売出し色もあります。
知名度と市況回復期待は評価しますが、公開規模を踏まえ値幅を追わず慎重に参加します。

IPO申込の準備

三菱UFJ eスマート証券でIPO申込を準備

主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。

APPLICATION STRATEGY

このIPOの申込戦略

最優先:三菱UFJ eスマート証券

超大型案件で配分は得やすい一方、複数当選すると保有額が膨らみます。
共同主幹事各社へ申し込みつつ、購入上限を決め、メモリ市況と海外需要が弱い場合は辞退も選択肢に入れます。

1

主幹事を最優先

国内外7社が共同主幹事となる大型グローバル案件です。
国内個人向け配分は各大手証券へ分散します。

2

平幹事も取りこぼさない

SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券も幹事に入り、ネット経由の申込先も用意されています。

3

資金と締切を管理

仮条件上限1,520円の場合、100株の申込資金は15万2,000円です。
複数単元の配分を想定して資金枠を設定します。

優先して申し込みたい証券会社

最優先
  • 三菱UFJ eスマート証券
    • 抽選方式:10%以上平等抽選+一部裁量配分
    • 入金:ブックビルディング申込前(買付可能額確認)
    • IPO取扱:19件
    口座開設 レビュー
併用して申し込みたい証券会社
  • 野村證券
    • 抽選方式:10%以上完全抽選+店頭裁量配分
    • 入金:当選・補欠当選後、購入申込前
    • IPO取扱:28件
    口座開設 レビュー
  • SMBC日興証券
    • 抽選方式:10%同率抽選+最大5%ステージ別抽選+店頭裁量配分
    • 入金:需要申告前
    • IPO取扱:27件
    口座開設 レビュー
  • みずほ証券

申込のコツ

  • 仮条件が想定価格を下回ったことを割安と即断せず、半導体メモリ価格、直近四半期の収益回復、海外機関投資家の需要を確認します。

注意点

  • AI関連というテーマだけで業績サイクルを無視しないことが重要です。巨額の公開規模と大株主の出口を踏まえ、短期利益を前提に過大な申込をしないようにします。

SCHEDULE

IPOスケジュール

今日:2026年7月29日

BB期間: 2024年12月2日〜12月6日
公開価格決定日: 2024年12月9日
申込期間: 2024年12月10日〜12月13日
上場日: 2024年12月18日

1

BB申込期間

2024年12月2日〜2024年12月6日

BB期間は2024年12月2日〜6日です。
海外需要と仮条件レンジ内の価格選好を重視します。

2

抽選日

2024年12月9日

抽選日は2024年12月9日です。
共同主幹事各社で配分結果を確認します。

3

購入申込期間

2024年12月10日〜2024年12月13日

購入申込は2024年12月10日〜13日です。
複数当選時の購入総額を事前に決めます。

4

上場日

2024年12月18日

上場日は2024年12月18日です。
超大型案件のため、初日の指数・半導体株の地合いも需給に影響します。

BASIC INFO

基本情報

銘柄名 キオクシアホールディングス株式会社
証券コード 285A
市場 東証プライム
業種 電気機器
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券;モルガン・スタンレーMUFG証券;野村證券;BofA証券;SMBC日興証券;みずほ証券;大和証券
吸収金額 1257.6億円
想定時価総額 8193.8億円
総合評価 C

PRICE / FORECAST

価格情報・初値予想

想定価格 1,390円
仮条件 1390〜1520
公募価格 1,455円
予想初値 1,550円
予想利益 3,000円
初値 1,440円
初値騰落率 -1%

LISTING RESULT

上場後の結果

初値マイナス
公募価格 1,455円
初値 1,440円
初値売却損益 -1,500円
初値騰落率 -1%

更新日:2024年12月18日

公開価格は1,455円、初値は1,440円となり、100株当たりの損益は-1,500円でした。

EVALUATION POINTS

評価ポイント

プラス要因

  • NAND型フラッシュメモリとSSDの世界大手
  • AI・データセンター向けストレージ需要が追い風
  • オファリングレシオは公開規模に対して比較的低い
  • 主要株主の残存株に価格解除のない180日ロックアップ

マイナス要因

  • 吸収金額約1,257.6億円の超大型案件
  • 直近2期はメモリ市況悪化で大幅な最終赤字
  • 東芝とベイン系ファンドによる売出し色が強い
  • メモリ価格と在庫循環で業績変動が大きい

FINANCIALS

業績推移

2022年3月期から2024年3月期までIFRSに基づく連結数値です。
半導体メモリ市況の影響が大きいため、単年度の利益だけでなく市況サイクルを確認します。

売上・利益推移

単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益

0 50.9万 101.8万 152.6万 -24.4万 -12.7万 -1.1万 10.6万 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 売上 利益
売上:棒グラフ 利益:線グラフ
年度 売上 利益 売上成長率
2022年3月期 1,526,495百万円 105,921百万円 -
2023年3月期 1,282,101百万円 -138,141百万円 -16.0%
2024年3月期 1,076,584百万円 -243,728百万円 -16.0%
期間売上成長率 -29.5%
直近期の利益 赤字
直近売上 1,076,584百万円

業績コメント

直近3期はいずれもIFRS連結です。
売上収益は1兆5,264億円から1兆765億円へ減少し、親会社所有者に帰属する当期利益は1,059億円の黒字から1,381億円、2,437億円の損失へ悪化しました。
メモリ市況の回復局面をどこまで織り込むかが評価の中心です。

SHAREHOLDER / LOCK-UP

株主構成・ロックアップ

東芝・ベイン系・HOYA等は180日、価格解除なし。
ベイン系4ファンドは合計約54.9%です。

VC保有率 54.9%

VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。

主な株主

保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。

10件
株主名 保有株数 保有比率 ロックアップ条件
株式会社東芝 210,300,000株 39.68% 180日
BCPE Pangea Cayman, L.P. 134,112,000株 25.31% 180日
BCPE Pangea Cayman2, Ltd. 77,400,000株 14.60% 180日
BCPE Pangea Cayman 1A, L.P. 48,489,780株 9.15% 180日
BCPE Pangea Cayman 1B, L.P. 30,998,220株 5.85% 180日
HOYA株式会社 16,200,000株 3.06% 180日
株式会社日本政策投資銀行(甲種優先1,200株・乙種優先1,800株) 3,000株 0.00% -
ステイシー・スミス(全量潜在株式) 3,105,000株 0.59% 180日
ロレンツォ・フロレス(全量潜在株式) 388,140株 0.07% -
早坂 伸夫(全量潜在株式) 372,600株 0.07% 180日

株主構成コメント

東芝が39.68%、ベイン系4ファンドが合計約54.9%を保有する集中構造です。
日本政策投資銀行は非上場の優先株式を保有し、ステイシー・スミス氏、ロレンツォ・フロレス氏、早坂伸夫氏の記載株は全量が潜在株式です。

BROKERS

申込できる証券会社・おすすめ口座

申込候補の証券会社

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 野村證券 BofA証券 SMBC日興証券 みずほ証券 大和証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券

COMMENTARY

詳細・管理人コメント

まず確認したいポイント

キオクシアホールディングスのIPOは、世界的な事業基盤は魅力ですが、超大型需給と赤字実績から慎重な判断が必要と考えられます。

NAND型フラッシュメモリとSSDを世界へ供給し、AIやデータセンター向けストレージ需要の拡大が中長期の追い風になります。

直近2期はメモリ市況の悪化で大幅な最終赤字となっており、市況回復が利益へ結び付く時期と回復の持続性を見極める必要があります。

仮条件上限では吸収金額が約1,257.6億円に達し、初値形成には海外投資家を含む非常に厚い買い需要が求められると考えられます。

東芝とベイン系ファンドの売出し色が強く、メモリ価格や在庫循環による業績変動と上場後の追加売却も見逃せないため、慎重な見極めが必要です。

申込みでは三菱UFJモルガン・スタンレー証券を優先し、半導体株の地合いと機関投資家需要を確認して慎重に判断したいと考えます。

IPO申込の準備

三菱UFJ eスマート証券でIPO申込を準備

申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。