IPO DETAIL
株式会社オルツ
個人の意思や知識を再現するAIクローン技術を基盤に、議事録サービスや生成AIソリューションを法人向けに提供する企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
生成AIという高いテーマ性と売上成長は魅力ですが、研究開発・人材投資を背景に赤字が拡大しています。
吸収金額約55.9億円とVC保有株の解除条件を考慮し、テーマ先行で評価しすぎない慎重な参加が妥当です。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
大和証券を最優先とし、松井証券、SBI証券、野村證券なども併用します。
生成AIテーマへの需要は期待できますが、赤字規模とVC売却条件を重視し、資金を過度に集中させない方針です。
主幹事を最優先
大和証券が主幹事で配分の中心です。
抽選参加では同社を最優先にします。
平幹事も取りこぼさない
松井証券、SBI証券、野村證券、丸三証券、あかつき証券にも申し込み、当選機会を広げます。
資金と締切を管理
仮条件上限540円では100株当たり54,000円です。
必要資金は小さいものの、テーマ株特有の値動きと赤字企業リスクを踏まえて申込口数を管理します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 大和証券を優先する
- 54,000円以上を準備する
- 赤字幅と資金使途を確認する
- 1.5倍解除株を把握する
注意点
- 最終赤字が拡大
- VC比率が高い
- 一部株主が1.5倍解除
- 生成AI競争の激化
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2024年9月26日〜10月2日
公開価格決定日: 2024年10月3日
申込期間: 2024年10月4日〜10月9日
上場日: 2024年10月11日
BB申込期間
2024年9月26日〜2024年10月2日BB期間は2024-09-26〜2024-10-02で、仮条件は510〜540円です。
抽選日
2024年10月3日公開価格決定日・抽選結果確認日は2024-10-03です。
購入申込期間
2024年10月4日〜2024年10月9日当選後は2024-10-04〜2024-10-09の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2024年10月11日上場日は2024-10-11です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社オルツ |
|---|---|
| 証券コード | 260A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 大和証券 |
| 吸収金額 | 55.9億円 |
| 想定時価総額 | 180.1億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 510円 |
|---|---|
| 仮条件 | 510〜540 |
| 公募価格 | 540円 |
| 予想初値 | 800円 |
| 予想利益 | 2.6万円 |
| 初値 | 570円 |
| 初値騰落率 | 5.6% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 生成AI・AIクローンの高いテーマ性
- 売上高が直近3期で急拡大
- 法人向けサービスの成長余地
- 大手事業会社とVCの支援
マイナス要因
- 2023年12月期まで大幅赤字
- 吸収金額が約55.9億円
- VC保有比率が約39.9%
- 一部VCが90日・1.5倍で解除
FINANCIALS
業績推移
直近3期は単体決算です。
売上は高成長ですが、研究開発・人材投資により最終赤字が拡大しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年12月期(単体) | 956百万円 | -385百万円 | - |
| 2022年12月期(単体) | 2,666百万円 | -671百万円 | +178.9% |
| 2023年12月期(単体) | 4,112百万円 | -1,499百万円 | +54.2% |
業績コメント
売上高は2021年12月期956百万円から2023年12月期4,112百万円へ急拡大しました。
一方、当期純損失は385百万円、671百万円、1,499百万円と拡大しており、BB時点では黒字化時期を見通しにくい状態です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主の条件は90日と180日に分かれ、一部VCには公開価格1.5倍の解除条項があります。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 米倉 千貴 | 6,000,000株 | 21.01% | 180日 |
| Vertex Growth Fund II Pte. Ltd. | 3,796,500株 | 13.29% | 180日 |
| ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 | 2,620,000株 | 9.17% | 90日/1.5倍 |
| SBI Ventures Two株式会社 | 1,376,100株 | 4.82% | 180日 |
| SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 | 1,100,000株 | 3.85% | 90日/1.5倍 |
| イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 | 840,000株 | 2.94% | 90日/1.5倍 |
| SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合 | 825,800株 | 2.89% | 180日 |
| Dawn Capital1号投資事業有限責任組合 | 825,600株 | 2.89% | 180日 |
| 米倉 豪志 | 800,000株 | 2.80% | 180日 |
| SMBC日興証券株式会社 | 605,000株 | 2.12% | 180日 |
株主構成コメント
創業者に加え、国内外のVC・投資会社が広く出資する分散型の株主構成です。
複数ファンドのロックアップ条件が異なるため、90日経過と1.5倍到達の双方を需給上の節目として確認します。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
オルツは、生成AIの高いテーマ性が魅力ですが、大幅赤字とVC株の多さを最優先で確認したい先行投資型のIPOですため、成長期待と財務リスクを明確に分けて評価する必要があります。
AIクローン技術を基盤に、議事録サービスや生成AIソリューションを法人向けに提供し、業務効率化需要を取り込んでいますため、企業向け契約の積み上がりが今後の成長を左右すると考えられます。
売上高は2021年の9億円から2023年の41億円へ急拡大した一方、最終赤字は14億円まで拡大していますので、売上拡大だけでなく損失縮小の進捗も重要な確認点です。
吸収金額は約55.9億円でVC比率も約39.9%に達し、一部株主は90日または公開価格の1.5倍で解除されますため、上昇局面では早期の売り圧力を意識する必要があります。
先行投資が売上成長へ結び付く可能性はありますが、黒字化時期が見通しにくく、テーマ先行の値動きには十分な注意が必要ですので、短期的な人気だけで判断しない姿勢が求められます。
申込みは大和証券を優先し、仮条件の評価、赤字幅、ロックアップ解除後の売り圧力を分けて確認し慎重に判断する方針です方針です。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2024年10月11日
公開価格は540円、初値は570円となり、100株当たりの損益は3,000円でした。