IPO DETAIL
株式会社PRISM BioLab
独自の低分子創薬基盤「PepMetics」を使い、従来は薬剤化が難しかったタンパク質間相互作用を標的とする新薬候補の創製と製薬会社との共同創薬を進めるバイオベンチャーです。
SUMMARY
このIPOの結論
PepMeticsという独自性の高い創薬基盤は投資家の関心を集めやすい一方、契約収入に依存する赤字バイオ企業で、吸収金額約20.7億円、VC比率約51.2%です。
90日・1.5倍解除株も多く、慎重参加が妥当です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
配分の中心となるSMBC日興証券を最優先とし、大和証券、みずほ証券、SBI証券なども併用します。
低単価だけで参加を決めず、赤字バイオの公開規模とVCの解除条件を重く見ます。
主幹事を最優先
SMBC日興証券が主幹事で配分の大半を担うため、抽選参加の中心に置きます。
平幹事も取りこぼさない
大和証券、みずほ証券、SBI証券、松井証券などにも申し込み、主幹事以外の抽選機会を積み上げます。
資金と締切を管理
仮条件上限450円では、100株当たり45,000円が必要です。
申込資金は軽いものの、バイオIPOの価格変動が大きい点を踏まえて当選後の購入方針を事前に決めます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SMBC日興証券を優先する
- 45,000円を基準に資金を確保する
- PepMeticsの提携実績と開発段階を確認する
- 公開価格1.5倍の解除水準を把握する
注意点
- 研究開発赤字が続く可能性
- 契約一時金で業績が変動
- VC保有比率が高い
- ロックアップ対象外の戦略株主がいる
- 追加資金調達による希薄化
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2024年6月17日〜6月21日
公開価格決定日: 2024年6月24日
申込期間: 2024年6月25日〜6月28日
上場日: 2024年7月2日
BB申込期間
2024年6月17日〜2024年6月21日BB期間は2024-06-17〜2024-06-21で、仮条件は435〜450円です。
抽選日
2024年6月24日公開価格決定日・抽選結果確認日は2024-06-24です。
購入申込期間
2024年6月25日〜2024年6月28日当選後は2024-06-25〜2024-06-28の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2024年7月2日上場日は2024-07-02です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社PRISM BioLab |
|---|---|
| 証券コード | 206A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 医薬品 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 20.7億円 |
| 想定時価総額 | 159.1億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 435円 |
|---|---|
| 仮条件 | 435〜450 |
| 公募価格 | 450円 |
| 予想初値 | 500円 |
| 予想利益 | 5,000円 |
| 初値 | 489円 |
| 初値騰落率 | 8.7% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 独自の低分子創薬基盤PepMetics
- 製薬会社との共同創薬や導出余地
- 公募中心で研究開発資金を調達
- 100株4.5万円の低単価
マイナス要因
- 2023年9月期は最終損失527百万円
- 契約一時金や研究進捗で売上が変動
- VC比率は約51.2%
- 多数のVC株に90日・公開価格1.5倍の解除条件
FINANCIALS
業績推移
直近3期はいずれも単体決算です。
研究開発型企業のため、売上高や損益は共同研究・ライセンス契約の進捗と一時金の計上時期に左右され、年度間の単純比較には注意が必要です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年9月期 | 59百万円 | -156百万円 | - |
| 2022年9月期 | 554百万円 | 73百万円 | +839.0% |
| 2023年9月期 | 113百万円 | -527百万円 | -79.6% |
業績コメント
契約収入の計上時期によって業績が大きく振れます。
2021年9月期は売上高59百万円・最終損失156百万円、2022年9月期は売上高554百万円・最終利益73百万円、2023年9月期は売上高113百万円・最終損失527百万円でした。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
経営関係者は主に180日、VCは主に90日で、VC株の多くは公開価格の1.5倍で解除されます。
一部事業会社にはロックアップがありません。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| DBJキャピタル投資事業有限責任組合 | 5,829,000株 | 16.30% | 90日/1.5倍 |
| 大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合 | 4,308,200株 | 12.05% | 90日/1.5倍 |
| WMグロース3号投資事業有限責任組合 | 3,965,800株 | 11.09% | 90日/1.5倍 |
| ライフサイエンス3号投資事業有限責任組合 | 2,965,400株 | 8.29% | 90日/1.5倍 |
| Eli Lilly and Company | 2,500,000株 | 6.99% | - |
| 竹原 大 | 2,279,000株 | 6.37% | 180日 |
| 中島 喜一郎 | 1,872,000株 | 5.23% | 180日 |
| Newton Biocapital I Pricaf privée SA | 1,250,000株 | 3.49% | 90日/1.5倍 |
| santec Holdings株式会社 | 1,250,000株 | 3.49% | - |
| 大原薬品工業株式会社 | 1,000,000株 | 2.80% | 180日 |
株主構成コメント
DBJキャピタル、大和日台バイオベンチャー2号、WMグロース3号などの投資ファンドが上位を占め、VC比率は概算51.2%です。
製薬会社・事業会社も株主に入っていますが、90日・1.5倍解除株とロックアップ対象外株の双方を抱えるため、初値上昇時の供給増には注意が必要です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
PRISM BioLabのIPOは独自創薬技術の将来性が注目される一方、赤字業績とVC株の多さから慎重に判断したいバイオ案件です。
低分子創薬基盤PepMeticsを使い、薬剤化が難しいタンパク質間相互作用を標的とする候補物質を創製し、製薬会社との共同開発を進めています。
契約一時金や研究進捗で売上が大きく変動し、2023年9月期は売上高113百万円、最終損失527百万円となり、収益の安定性には課題が残ります。
吸収金額は約20.7億円、想定時価総額は約159.1億円で、赤字バイオ案件として需給は軽いとはいえず、相応の買い需要が必要です。
VC比率は約51.2%で、多くのファンド株が90日後または公開価格1.5倍で解除されるため、上昇時の売り圧力には注意が必要です。
申込みはSMBC日興証券を中心に、研究パイプラインと追加資金調達余地を確認し、技術テーマだけで判断せず資金を抑えて検討する方針です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2024年7月2日
公開価格450円に対して初値は489円となり、公開価格比8.7%上昇しました。
100株当たりの初値売却益は3,900円です。