IPO DETAIL
株式会社ソラコム
IoT機器向けの通信回線、データ管理、クラウド連携、セキュリティ機能を一体で提供するグローバルIoTプラットフォーム会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
IoT向け通信を少量・多回線で柔軟に管理できる基盤を持ち、クラウド事業者との連携や海外展開にも成長余地があります。
仮条件上限870円での吸収金額は約108.1億円、時価総額は約376.0億円とグロースIPOでは大型です。
連結売上高は伸びていますが、2023年3月期の最終利益は71百万円まで減少しました。
KDDIによる売出しは大きいものの、同社は売出し後も支配株主として残ります。
知名度による需要は期待できますが、公開規模と収益性を考慮して中立からやや積極寄りに判断します。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のみずほ証券を最優先に、大和証券、野村證券、SMBC日興証券、マネックス証券、楽天証券なども確認します。
知名度を評価しつつ、約108.1億円の吸収力を重視します。
主幹事を最優先
主幹事はみずほ証券の単独です。
大和証券は共同主幹事ではなく、引受幹事の一社です。
平幹事も取りこぼさない
大和証券、野村證券、SMBC日興証券、岡三証券、東海東京証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券が参加します。
資金と締切を管理
仮条件上限870円の場合、100株当たりの申込資金は87,000円です。
単価は低いものの大型案件のため、複数当選時の購入方針を決めておきます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- みずほ証券を最優先にする
- 87,000円を基準に資金を準備する
- IoT市場と海外成長を評価する
- 約108.1億円の大型需給を確認する
注意点
- グロース市場では大型
- KDDIの売出株が多い
- 最終利益が減少
- 通信・クラウド分野の競争
- 海外事業と為替の影響
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2024年3月7日〜3月13日
公開価格決定日: 2024年3月14日
申込期間: 2024年3月15日〜3月21日
上場日: 2024年3月26日
BB申込期間
2024年3月7日〜2024年3月13日BB期間は2024-03-07〜2024-03-13で、仮条件は820〜870円です。
抽選日
2024年3月14日公開価格決定日・抽選結果確認日は2024-03-14です。
購入申込期間
2024年3月15日〜2024年3月21日当選後は2024-03-15〜2024-03-21の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2024年3月26日上場日は2024年3月26日です。
約108.1億円の大型需給、KDDIの売出し、同日上場4社による資金分散を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社ソラコム |
|---|---|
| 証券コード | 147A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 吸収金額 | 108.1億円 |
| 想定時価総額 | 376億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 845円 |
|---|---|
| 仮条件 | 820〜870 |
| 公募価格 | 870円 |
| 予想初値 | 1,250円 |
| 予想利益 | 3.8万円 |
| 初値 | 1,563円 |
| 初値騰落率 | 79.7% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- IoT通信とクラウド連携を一体提供する成長プラットフォーム
- 国内外で利用できる回線管理とセキュリティ機能
- 2023年3月期まで連結売上高は増加
- KDDIグループの顧客基盤と信用力
マイナス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約108.1億円
- KDDIによる6,071,500株の大規模売出し
- 2023年3月期は最終利益が71百万円へ減少
- 通信大手やクラウド事業者との競争と海外展開リスク
FINANCIALS
業績推移
2021年3月期は単体、2022年3月期以降は連結決算です。
売上成長だけでなく、開発・海外展開などによる利益率の変化を確認します。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年3月期(単体) | 4,301百万円 | 808百万円 | - |
| 2022年3月期(連結) | 5,451百万円 | 337百万円 | +26.7% |
| 2023年3月期(連結) | 6,299百万円 | 71百万円 | +15.6% |
業績コメント
2021年3月期は単体、2022年3月期以降は連結数値です。
連結売上高は5,451百万円から6,299百万円へ増加しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は337百万円から71百万円へ減少しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
上位株主は180日の価格解除なし拘束です。
KDDIは一部売出し後も大株主に残り、創業メンバーの潜在株式は通常株式と区別します。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| KDDI株式会社 | 25,272,609株 | 58.22% | 180日 |
| 玉川憲 | 3,342,000株(うち潜在株式462,000株) | 7.70% | 180日 |
| 舩渡大地 | 3,306,000株(うち潜在株式426,000株) | 7.62% | 180日 |
| 安川健太 | 2,286,000株(うち潜在株式606,000株) | 5.27% | 180日 |
| セコム株式会社 | 962,400株 | 2.22% | 180日 |
| ソースネクスト株式会社 | 962,400株 | 2.22% | 180日 |
| ソニーグループ株式会社 | 962,400株 | 2.22% | 180日 |
| 日本瓦斯株式会社 | 962,400株 | 2.22% | 180日 |
| 株式会社日立製作所 | 962,400株 | 2.22% | 180日 |
| WiL Ventures III, L.P. | 962,400株 | 2.22% | 180日 |
株主構成コメント
KDDIが58.22%を保有し、今回6,071,500株を売り出した後も親会社として支配を維持します。
創業メンバーと大手事業会社が上位に並び、上位株主は180日拘束です。
創業メンバー3名の株数には潜在株式が含まれます。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ソラコムのIPOは、IoT通信基盤としての知名度を評価できる一方、約108.1億円の大型需給を最優先で確認したい案件です。
通信回線に加えて端末管理やクラウド接続、セキュリティまで一体で提供し、国内外のIoT導入を幅広く支援しています点が特徴です。
連結売上高は2022年3月期5,451百万円から2023年3月期6,299百万円へ増えましたが、最終利益は71百万円へ減少しました。
KDDIは6,071,500株を売り出した後も親会社として支配を維持し、上位株主には180日の価格解除なしロックアップがあります。
テーマ性とKDDIの信用力は需要を支えますが、グロース市場では大型の吸収金額と利益率の低下、競争激化には注意が必要です。
申込みはみずほ証券を優先し、機関投資家需要と公開価格の割高感を確認したうえで、無理のない範囲で選別的に判断したいですと考えます。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2024年3月26日
公開価格870円に対して初値は1,563円となり、騰落率は+79.7%、100株当たりの利益は69,300円でした。