IPO DETAIL
株式会社Fusic
AWSを中心とするクラウドインフラ構築、Webシステム開発、AI・IoT活用、技術コンサルティングを通じて企業のDXを支援する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
Fusicは、クラウドとAIという投資家の関心を集めやすい事業領域に加え、約6.9億円の小型需給が魅力です。
2020年6月期は11カ月決算で単純比較に注意が必要ですが、2022年6月期は売上高1,124百万円、当期純利益44百万円へ伸びました。
創業者側の保有比率が高く、VC不在で主要株主の拘束も強いため、短期需給は安定しやすいと考えられます。
利益規模と人材採用リスクを踏まえても、SBI証券を軸に前向きに申し込みたい案件です。
SBI証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSBI証券を軸に、SMBC日興証券、大和証券、松井証券などネット申込に対応する幹事も併用します。
公開株数が少ないため、当選確率を意識して申込先を広げます。
主幹事を最優先
主幹事はSBI証券です。
公開株数が限られるため、抽選配分とIPOチャレンジポイントの利用価値を確認して申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は13社です。
主幹事に加え、ネット申込に対応する証券会社まで申込先を広げます。
資金と締切を管理
仮条件上限2,000円の場合、100株で20.0万円が必要です。
SBI証券のポイント利用は配分期待値を慎重に判断します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SBI証券を最優先にする
- ネット対応の幹事へ広く申し込む
- 小型需給とクラウド・AI関連株の地合いを確認する
注意点
- 公開株数が少なく当選確率は低い
- 利益規模が小さい
- 技術人材の採用難に注意する
- 受託案件の採算変動を確認する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年3月15日〜3月22日
公開価格決定日: 2023年3月23日
申込期間: 2023年3月24日〜3月29日
上場日: 2023年3月31日
BB申込期間
2023年3月15日〜2023年3月22日BB期間は2023-03-15〜2023-03-22で、仮条件は1830〜2000円です。
抽選日
2023年3月23日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-03-23です。
購入申込期間
2023年3月24日〜2023年3月29日当選後は2023-03-24〜2023-03-29の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年3月31日上場日は2023-03-31です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社Fusic |
|---|---|
| 証券コード | 5256 |
| 市場 | 東証グロース・福証Q-Board |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | SBI証券 |
| 吸収金額 | 6.9億円 |
| 想定時価総額 | 24億円 |
| 総合評価 | A |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,830円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1830〜2000 |
| 公募価格 | 2,000円 |
| 予想初値 | 3,500円 |
| 予想利益 | 15.0万円 |
| 初値 | 6,530円 |
| 初値騰落率 | 226.5% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- クラウド・AI・IoTという注目度の高い事業領域
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約6.9億円
- 2022年6月期は増収となり最終黒字へ回復
- VC不在で創業者側の保有株に180日のロックアップ
マイナス要因
- 2020年6月期は11カ月決算で単純比較に注意が必要
- 利益の絶対額はまだ小さい
- クラウド・AI人材の採用と定着が成長を左右
- 受託開発は案件時期や採算によって業績が変動
FINANCIALS
業績推移
単独決算の売上高と当期純損益を百万円単位で掲載しています。
2020年6月期は決算期変更に伴う11カ月決算です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年6月期(11カ月決算) | 631百万円 | 13百万円 | - |
| 2021年6月期 | 762百万円 | -26百万円 | +20.8% |
| 2022年6月期 | 1,124百万円 | 44百万円 | +47.5% |
業績コメント
2020年6月期は決算期変更に伴う11カ月決算で、売上高631百万円、当期純利益13百万円でした。
2021年6月期は売上高762百万円、当期純損失26百万円、2022年6月期は売上高1,124百万円、当期純利益44百万円となり、増収と黒字回復を確認できます。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
創業者、資産管理会社、フィックスターズなどには価格解除条件のない180日のロックアップがあります。
役職員の一部は潜在株式として区別しています。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 納富貞嘉 | 335,000株 | 31.48% | 180日 |
| 濱﨑陽一郎 | 335,000株 | 31.48% | 180日 |
| NSMC株式会社 | 140,000株 | 13.16% | 180日 |
| HSMC株式会社 | 140,000株 | 13.16% | 180日 |
| 株式会社フィックスターズ | 20,000株 | 1.88% | 180日 |
| 新田寛之 | 15,000株 | 1.41% | - |
| 江上喜朗 | 15,000株 | 1.41% | - |
| 小田晃司 | 5,000株 | 0.47% | 180日/潜在株式(全量) |
| 櫻川幸三 | 3,600株 | 0.34% | 潜在株式(全量) |
| 杉本慎太郎 | 3,400株 | 0.32% | 潜在株式(全量) |
株主構成コメント
共同創業者2名と両氏の資産管理会社で約89%を保有し、経営支配は明確です。
VCは不在で、創業者側とフィックスターズには180日のロックアップがあります。
一方、役職員の一部は新株予約権のみの保有であり、上場直後の流通株と将来の希薄化を分けて評価する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
FusicのIPOは、クラウド・AIの成長テーマと約6.9億円の小型需給を評価し、前向きに検討しやすい案件です。
AWSを中心とするクラウド開発にAI・IoTを組み合わせ、企業の新規サービス開発や業務変革を技術面から支援しています。
2020年6月期は11カ月決算ですが、売上高は2022年6月期までに11.2億円へ伸び、前期赤字から最終黒字へ回復しました。
仮条件上限2,000円での時価総額は約24.0億円にとどまり、公開株数も少ないため、初値需給は引き締まりやすいと考えられます。
創業者側の持分は厚く主要株主に180日の拘束がある一方、利益規模の小ささと技術人材の確保には注意が必要です。
申込みはSBI証券を中心に、当選確率の低さを踏まえながらネット対応の幹事へ広く参加する方針です。
SBI証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年3月31日
公開価格2,000円に対して初値は6,530円となり、騰落率は+226.5%でした。
初値売り損益は100株で453,000円でした。