IPO DETAIL
THECOO株式会社
ファンコミュニティアプリ「Fanicon」と、インフルエンサーを活用したマーケティング・広告支援を展開する企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
THECOOはファンコミュニティの月額課金とインフルエンサーマーケティングを組み合わせる成長事業です。
売上高は拡大し赤字幅も縮小していますが、BB時点では黒字化前で、収益モデルの安定性を確認する段階です。
仮条件上限では吸収金額約41.5億円、時価総額約145.5億円となり、100株72万円の資金負担も個人需要を弱めます。
VC関連株約28.2%の1.5倍解除と無拘束株を重く見て、見送り寄りの評価としました。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
共同主幹事のうちみずほ証券を優先し、大和証券にも申し込みます。
高単価・赤字案件のため、VC解除条件と需要状況を確認して参加を限定します。
主幹事を最優先
共同主幹事はみずほ証券と大和証券です。
個人向けではみずほ証券を申込の中心として確認します。
平幹事も取りこぼさない
野村證券、いちよし証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券、楽天証券、東洋証券、極東証券、あかつき証券が幹事です。
資金と締切を管理
仮条件上限7,200円では100株72.0万円が必要です。
他銘柄の申込余力を圧迫するため、資金拘束を慎重に管理してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- みずほ証券を申込の中心にする
- 大和証券の取扱いも確認する
- 黒字化の見通しを確認する
- 100株72万円の資金負担を考慮する
注意点
- 最終赤字の継続
- VC関連株の1.5倍解除
- 原田潤氏保有株に拘束なし
- 高単価と年末の需要分散
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2021年12月6日〜12月10日
公開価格決定日: 2021年12月13日
申込期間: 2021年12月14日〜12月17日
上場日: 2021年12月22日
BB申込期間
2021年12月6日〜2021年12月10日BB期間は2021-12-06〜2021-12-10で、仮条件は7000〜7200円です。
抽選日
2021年12月13日公開価格決定日・抽選結果確認日は2021-12-13です。
購入申込期間
2021年12月14日〜2021年12月17日当選後は2021-12-14〜2021-12-17の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2021年12月22日上場日は2021-12-22です。
公開規模、業績、株主構成、同日上場の影響を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | THECOO株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 4255 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | みずほ証券;大和証券 |
| 吸収金額 | 41.5億円 |
| 想定時価総額 | 145.5億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 7,180円 |
|---|---|
| 仮条件 | 7000〜7200 |
| 公募価格 | 7,200円 |
| 予想初値 | 7,050円 |
| 予想利益 | -1.5万円 |
| 初値 | 6,100円 |
| 初値騰落率 | -15.3% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- ファンコミュニティのサブスクリプションモデル
- Faniconと広告支援の相乗効果
- 売上高が大幅に拡大
- 赤字幅が縮小
マイナス要因
- 最終赤字が継続
- 吸収金額約41.5億円
- 100株72万円の大きな資金負担
- VC関連株の1.5倍解除と無拘束株
FINANCIALS
業績推移
目論見書の単独財務情報を百万円単位で掲載しています。
決算期と比較基準を確認してください。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2018年12月期 | 794百万円 | -192百万円 | - |
| 2019年12月期 | 1,448百万円 | -244百万円 | +82.4% |
| 2020年12月期 | 2,320百万円 | -66百万円 | +60.2% |
業績コメント
業績面では、売上高が794百万円から2320百万円へ推移し、当期純利益は-192百万円、-244百万円、-66百万円です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主には180日のロックアップが設定されています。
一部株主は公開価格の1.5倍で解除されます。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社ハイアンドドライ | 419,000株 | 20.96% | 180日 |
| YJ2号投資事業組合 | 184,970株 | 9.25% | 180日/1.5倍 |
| 平良 真人 | 142,200株 | 7.11% | 180日 |
| NVCC8号投資事業有限責任組合 | 117,750株 | 5.89% | 180日/1.5倍 |
| 武井 哲也 | 102,000株 | 5.10% | 180日 |
| NVCC7号投資事業有限責任組合 | 100,000株 | 5.00% | 180日/1.5倍 |
| D4V1号投資事業有限責任組合 | 90,303株 | 4.52% | 180日/1.5倍 |
| 原田 潤 | 90,000株 | 4.50% | - |
| HSアセットマネジメント株式会社 | 71,200株 | 3.56% | 180日 |
| DX Ventures株式会社 | 71,200株 | 3.56% | 180日 |
株主構成コメント
ハイアンドドライが20.96%を保有する一方、YJ2号、NVCC2本、D4V、DX Venturesなど投資関連株が約28.2%あります。
ただし、主要VC株は180日または公開価格1.5倍で解除され、原田潤氏の4.50%には拘束がないため、上昇時の売却余地が大きい構成です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
THECOOのIPOはファンコミュニティ市場の成長性がある一方、赤字と約41.5億円の需給から慎重に見たい案件です。
「Fanicon」で著名人とファンを月額課金で結び、インフルエンサー広告との相乗効果によって顧客拡大を目指します。
売上高は2018年12月期7.9億円から2020年12月期23.2億円へ伸び、最終赤字も0.7億円まで縮小しました。
仮条件上限では100株72万円が必要で、時価総額約145.5億円と合わせて個人投資家の参加を制約する可能性があります。
VC関連株は約28.2%あり、その多くは180日または公開価格1.5倍で解除され、原田潤氏の4.50%には拘束がありません。
申込みはみずほ証券を中心に、黒字化の見通しと解除株を重視し、見送りも含めて判断する方針が妥当です。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2021年12月22日
公開価格7,200円に対して初値は6,100円となり、騰落率は-15.3%でした。
初値売り損益は100株で-110,000円でした。