IPO DETAIL
インフォメティス株式会社
電力波形から家電・設備ごとの使用量を推定するエネルギーデータ解析技術を活用し、電力会社や住宅・設備企業向けにクラウドサービスを提供します。
SUMMARY
このIPOの結論
電力データを家電・設備単位へ分解する技術は、電力最適化や脱炭素サービスへの展開余地があります。
2023年12月期の連結売上高は923百万円へ増え、経常赤字は縮小しました。
ただし、最終赤字が続き、仮条件上限で吸収金額約30.6億円、オファリングレシオも高く、VC・投資ファンド等は概算約59.9%です。
テーマ性よりも赤字と株主出口を重視し、慎重に判断します。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
みずほ証券を中心に、SBI証券やネット証券へ申し込みます。
ただし、赤字・高い公開株比率・VC出口が重なるため、仮条件の需要が弱ければ見送る判断を優先します。
主幹事を最優先
みずほ証券が主幹事です。
公開株比率が高いため配分は期待できますが、需要の質を優先して判断します。
平幹事も取りこぼさない
SBI証券、楽天証券、東海東京証券、岡三証券、松井証券、マネックス証券など計10社が参加します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,080円の場合、100株の申込資金は10万8,000円です。
リスクを踏まえ申込口数を抑えます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- テーマ性ではなく、売上成長が継続赤字をどこまで縮めるか、ジャフコ系売出し後の残存持分、90日後の需給を確認します。
注意点
- フォーバルと伊藤忠エネクスの株数は一次資料に合わせて訂正しています。高い公開株比率とVC比率を軽視せず、初値予想だけで申込を決めないようにします。
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2024年11月21日〜11月27日
公開価格決定日: 2024年11月28日
申込期間: 2024年11月29日〜12月4日
上場日: 2024年12月9日
BBは11月21日から27日、公開価格決定は11月28日、上場は12月9日です。
BB申込期間
2024年11月21日〜2024年11月27日BB期間は2024年11月21日〜27日です。
赤字とVC売出しを踏まえ、仮条件の需要を厳しく確認します。
抽選日
2024年11月28日抽選日は2024年11月28日です。
みずほ証券を中心に結果を確認します。
購入申込期間
2024年11月29日〜2024年12月4日購入申込は2024年11月29日〜12月4日です。
100株で最大10万8,000円を準備します。
上場日
2024年12月9日上場日は2024年12月9日です。
年末IPOラッシュ序盤で、赤字グロース株への地合いが影響します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | インフォメティス株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 281A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 吸収金額 | 30.6億円 |
| 想定時価総額 | 52.5億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,080円 |
|---|---|
| 仮条件 | 890〜1080 |
| 公募価格 | 1,080円 |
| 予想初値 | 1,000円 |
| 予想利益 | -8,000円 |
| 初値 | 993円 |
| 初値騰落率 | -8.1% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 電力データ解析と脱炭素に関連する成長テーマ
- 機器別使用量を推定する独自技術を保有
- 2023年12月期は売上高が拡大し赤字も縮小
- 電力会社や住宅・設備企業との協業余地がある
マイナス要因
- 2023年12月期も最終赤字が継続
- オファリングレシオが高く吸収金額約30.6億円
- VC・投資ファンド等の保有比率が高い
- ジャフコ系株主のロックアップが90日で終了
FINANCIALS
業績推移
2022年3月期は提出会社単体、2022年12月期と2023年12月期は連結数値です。
2022年12月期は2022年4月から12月までの9カ月決算です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 683百万円 | -636百万円 | - |
| 2022年12月期 | 496百万円 | -370百万円 | -27.4% |
| 2023年12月期 | 923百万円 | -313百万円 | +86.1% |
業績コメント
2022年3月期は提出会社単体、2022年12月期以降は連結です。
2022年12月期は決算期変更による9カ月決算で、売上高496百万円、純損失370百万円でした。
2023年12月期は売上高923百万円へ伸びたものの、純損失313百万円で黒字化には至っていません。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
ジャフコ系は90日、その他主要株主は原則180日。
価格解除なし。
VC・投資ファンド等は概算約59.9%です。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 | 2,093,975株 | 46.20% | 90日 |
| 株式会社フォーバル | 635,240株 | 14.01% | 180日 |
| TIS株式会社 | 278,248株 | 6.14% | 180日 |
| 伊藤忠エネクス株式会社 | 254,237株 | 5.61% | 180日 |
| ジャフコグループ株式会社 | 181,932株 | 4.01% | 90日 |
| IEファスト&エクセレント投資事業有限責任組合 | 140,148株 | 3.09% | 180日 |
| 株式会社建設技術研究所 | 129,032株 | 2.85% | 180日 |
| ヒューリックスタートアップ1号投資事業有限責任組合 | 84,745株 | 1.87% | 180日 |
| JIA1号投資事業有限責任組合 | 84,700株 | 1.87% | 180日 |
| 株式会社日立製作所 | 80,400株 | 1.77% | 180日 |
株主構成コメント
ジャフコSV4が46.20%、ジャフコグループが4.01%を保有します。
フォーバルは正しくは635,240株、伊藤忠エネクスは254,237株です。
識別可能なVC・投資ファンド等を集計すると概算約59.9%となり、株主出口色の強い構成です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
インフォメティスのIPOは、脱炭素テーマと独自技術は魅力ですが、赤字とファンド株主の多さを重く見たい案件と考えられます。
電力波形から家電や設備別の使用量を推定し、電力会社や住宅関連企業へ省エネ支援のクラウドサービスを提供する独自性のある事業です。
2023年12月期は連結売上高923百万円へ増加し、純損失も313百万円まで縮小しましたが、黒字化には至っていない点が課題です。
吸収金額は約30.6億円で、オファリングレシオも高いため、小規模企業のIPOとして初値需給が軽いとはいえないと考えられます。
VC・投資ファンド等の保有比率が高く、ジャフコ系株主の90日ロックアップ終了後に売り圧力が強まる可能性には注意が必要です。
申込みでは主幹事のみずほ証券を軸に、黒字化の見通しと脱炭素関連株の需要、仮条件の評価を確認して慎重に判断したいと考えます。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2024年12月9日
公開価格は1,080円、初値は993円となり、100株当たりの損益は-8,700円でした。