IPO DETAIL
株式会社ヤプリ
プログラミングなしで企業向けスマートフォンアプリを開発し、配信後の運用、分析、機能改善まで一体で支援するSaaSを提供します。
SUMMARY
このIPOの結論
ヤプリはノーコードとSaaSのテーマ性、売上高の高成長が魅力です。
一方、仮条件上限では吸収金額が約176.1億円となり、赤字と高いVC比率も重荷です。
共同主幹事のうち引受比率が8割を超えるみずほ証券を中心に、機関投資家需要を確認して慎重に参加します。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
共同主幹事のうち引受比率が最も高いみずほ証券を申込の中心とし、大和証券やネット幹事も併用します。
大型需給と赤字を踏まえて資金は抑えます。
主幹事を最優先
みずほ証券と大和証券の共同主幹事ですが、みずほ証券の引受比率が82%超と大きいため、recommended_brokerはみずほ証券です。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は5社です。
共同主幹事のみずほ証券と大和証券に、野村證券、SBI証券、マネックス証券が加わります。
資金と締切を管理
仮条件上限3,160円の場合、100株当たりの申込資金は316,000円です。
BB前に、各社の前受金ルールと資金拘束のタイミングを整理してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- みずほ証券を最優先にする
- 大和証券にも申し込む
- 機関投資家需要を確認する
- 無拘束株と1.5倍解除株を意識する
注意点
- 赤字が拡大している
- 公開株数が多い
- VC保有比率が高い
- 同日上場による資金分散に注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2020年12月4日〜12月10日
公開価格決定日: 2020年12月11日
申込期間: 2020年12月14日〜12月17日
上場日: 2020年12月22日
BB申込期間
2020年12月4日〜2020年12月10日BB期間は2020-12-04〜2020-12-10です。
仮条件は2960〜3160です。
抽選日
2020年12月11日公開価格決定日・抽選結果確認日は2020-12-11です。
購入申込期間
2020年12月14日〜2020年12月17日購入申込期間は2020-12-14〜2020-12-17です。
証券会社ごとの締切時刻を確認します。
上場日
2020年12月22日上場日は2020-12-22です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社ヤプリ |
|---|---|
| 証券コード | 4168 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | みずほ証券;大和証券 |
| 吸収金額 | 176.1億円 |
| 想定時価総額 | 368.6億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 2,960円 |
|---|---|
| 仮条件 | 2960〜3160 |
| 公募価格 | 3,160円 |
| 予想初値 | 3,700円 |
| 予想利益 | 5.4万円 |
| 初値 | 5,240円 |
| 初値騰落率 | 65.8% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- ノーコードとSaaSの成長テーマ
- 売上高が急拡大
- 継続課金型の収益モデル
- 大手企業への導入実績
マイナス要因
- 吸収金額約176.1億円
- 直近3期は最終赤字
- VC比率約41.4%
- 一部大株主にロックアップなし
FINANCIALS
業績推移
目論見書に掲載された直近3期の単独決算を百万円単位に丸めて記載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2017年12月期 | 599百万円 | -74百万円 | - |
| 2018年12月期 | 1,022百万円 | -206百万円 | +70.6% |
| 2019年12月期 | 1,721百万円 | -790百万円 | +68.4% |
業績コメント
売上高は2017年12月期599百万円、2018年12月期1,022百万円、2019年12月期1,721百万円へ急拡大しました。
一方、当期純損失は74百万円、206百万円、790百万円と拡大しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
創業者側と一部VCは180日ですが、VC株の一部は公開価格1.5倍で解除されます。
Eight Roads、原田智法氏、Salesforceには拘束がありません。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 庵原 保文 | 2,348,100株 | 18.72% | 180日 |
| 佐野 将史 | 2,348,100株 | 18.72% | 180日 |
| YJ1号投資事業組合 | 2,102,400株 | 16.76% | 180日/1.5倍 |
| Eight Roads Ventures Japan II L.P. | 1,133,700株 | 9.04% | - |
| グロービス4号ファンド投資事業有限責任組合 | 1,112,700株 | 8.87% | 180日/1.5倍 |
| 黒田 真澄 | 828,900株 | 6.61% | 180日 |
| 原田 智法 | 750,000株 | 5.98% | - |
| Globis Fund IV,L.P. | 667,200株 | 5.32% | 180日/1.5倍 |
| Salesforce.com, inc. | 420,000株 | 3.35% | - |
| テクノロジーベンチャーズ4号投資事業有限責任組合 | 180,000株 | 1.43% | 180日/1.5倍 |
株主構成コメント
庵原保文氏と佐野将史氏で37.44%を保有しますが、VC比率は約41.4%と高い構成です。
ロックアップのない大株主と1.5倍解除株が混在するため、売出し後も残存株の供給余地に注意が必要です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ヤプリのIPOはノーコードSaaSの成長力を評価できる一方、大型需給と赤字から慎重に判断したい案件です。
企業が専門的な開発知識なしでスマホアプリを構築し、運用や分析、機能改善まで継続的に支援します。
売上高は2017年12月期6.0億円から2019年12月期17.2億円へ伸びましたが、最終赤字は7.9億円へ拡大しました。
仮条件上限では吸収金額が約176.1億円となり、公開株を消化するにはSaaS銘柄への強い需要が必要と考えられます。
VC比率は約41.4%で、ロックアップのない大株主と1.5倍解除株が多い点にも注意が必要です。
申込みは引受比率が最も高いみずほ証券を中心に、機関投資家需要を確認しながら限定的に行う方針です。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2020年12月22日
公開価格3,160円に対し初値は5,240円となり、100株当たりの初値売り損益は208,000円でした。