IPO DETAIL
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
商業施設や物流施設の屋根を活用したオンサイト太陽光発電の開発・運営、蓄電池やEV関連のGX支援、分散型エネルギーを統合するプラットフォーム、再生可能電力の取引・小売を展開する企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
オンサイト太陽光と電力取引を一体で提供する事業は、企業の脱炭素投資を取り込める点が魅力です。
比較可能な業績推移では、2025年6月期の売上高は22,939百万円、当期純利益は1,596百万円まで回復しました。
仮条件上限770円での吸収金額は約95.1億円と大きく、売出し中心でオファリングレシオも35.4%です。
GXテーマと価格設定は評価しつつ、大型需給を機関投資家需要が吸収できるかを重視して判断します。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の野村證券を最優先に、SBI証券、SMBC日興証券、松井証券、みずほ証券、三菱UFJ eスマート証券も確認します。
GXテーマは評価できますが、約95.1億円の大型需給と同日上場を踏まえ、ビーエイブルより多く資金を拘束しすぎないよう配分します。
主幹事を最優先
野村證券は主幹事として割当の大半を占めるため、最優先の申込先です。
申込方法と抽選配分、購入期限を確認します。
平幹事も取りこぼさない
SBI証券、SMBC日興証券、松井証券、みずほ証券なども抽選機会を増やす候補になります。
三菱UFJ eスマート証券とDMM 株の取扱いも確認します。
資金と締切を管理
仮条件上限770円の場合、100株あたりの申込資金は77,000円です。
BB申込前に、各証券会社の前受金ルールと資金拘束のタイミングを確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事の野村證券を最優先に確認する
- 仮条件上限770円に合わせて7.7万円以上の資金を準備する
- SBI証券や松井証券などネット対応幹事も併用する
- 同日上場のビーエイブルとの資金配分を事前に決める
注意点
- 吸収金額約95.1億円で需給負担が大きい
- 公募より売出しが多く換金色がある
- VC等の保有比率が約26%ある
- 電力価格や再エネ制度変更の影響を受けやすい
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2026年7月13日〜7月16日
公開価格決定日: 2026年7月17日
申込期間: 2026年7月21日〜7月24日
上場日: 2026年7月29日
BB申込期間
2026年7月13日〜2026年7月16日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は740円〜770円です。
抽選日
2026年7月17日公開価格決定日・抽選結果確認日は2026年7月17日です。
購入申込期間
2026年7月21日〜2026年7月24日当選後は2026年7月21日〜7月24日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2026年7月29日上場日は2026年7月29日です。
GXテーマ、約95.1億円の吸収金額、同日上場、グロース市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ |
|---|---|
| 証券コード | 603A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 電気・ガス業 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 95.1億円 |
| 想定時価総額 | 268億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 710円 |
|---|---|
| 仮条件 | 740〜770 |
| 公募価格 | - |
| 予想初値 | 970円 |
| 予想利益 | 2.0万円 |
| 初値 | - |
| 初値騰落率 | - |
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- オンサイトPPAを軸とするGX・再生可能エネルギー関連事業
- 2025年6月期の当期純利益が15.96億円へ回復
- 仮条件上限770円でも利益水準に過度な割高感がない価格設定
- 伊藤忠商事など事業シナジーを持つ株主と主要ファンドの180日ロックアップ
マイナス要因
- 吸収金額約95.1億円とオファリングレシオ35.4%の大型需給
- 公募を大きく上回る売出株による換金色
- VC・ファンド保有比率約26%による中期的な売却余地
- 電力価格や金利、再エネ制度変更の影響
FINANCIALS
業績推移
2023年6月期と2024年6月期は連結、子会社吸収合併後の2025年6月期は単独決算です。
2025年6月期は売上高22,939百万円、当期純利益1,596百万円です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2023年6月期 | 22,885百万円 | 1,348百万円 | - |
| 2024年6月期 | 22,567百万円 | 868百万円 | -1.4% |
| 2025年6月期 | 22,939百万円 | 1,596百万円 | +1.6% |
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主の多くには180日のロックアップがあり、価格解除条件はありません。
全株売出しとなる株主を除き、上場直後の売却圧力は抑えられています。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 伊藤忠商事株式会社 | 7,940,000株 | 21.75% | 180日 |
| THE FUND投資事業有限責任組合 | 4,775,000株 | 13.08% | 180日 |
| ES&Gパートナーズ投資事業有限責任組合 | 2,900,000株 | 7.95% | 180日 |
| 関西電力株式会社 | 2,600,000株 | 7.12% | - |
| 株式会社シグマクシス・ホールディングス | 1,750,000株 | 4.79% | - |
| 芙蓉総合リース株式会社 | 1,500,000株 | 4.11% | 180日 |
| JA三井リース株式会社 | 1,355,000株 | 3.71% | 180日 |
| 本多 聰介 | 1,310,000株 | 3.59% | 180日 |
| コタエル信託株式会社 | 1,145,000株 | 3.14% | 180日 |
| 東急不動産株式会社 | 1,075,000株 | 2.95% | 180日 |
株主構成コメント
筆頭株主は伊藤忠商事で、電力、リース、不動産など事業シナジーを持つ企業が上位に並びます。
一方、THE FUNDやES&GパートナーズなどVC・ファンド株も残ります。
主要ファンドには180日のロックアップがあるため短期売りは抑えられますが、売出し後の残存株は中期的な需給材料です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
アイ・グリッド・ソリューションズのIPOは、GXテーマを評価できる一方、大型の売出し需給を慎重に見たい案件です。
商業施設の屋根を活用するオンサイト太陽光と電力取引を組み合わせ、企業の脱炭素化を総合的に支援しています。
比較可能な業績では売上高が229億円前後で推移し、2025年6月期の当期純利益は16.0億円へ回復しました。
仮条件上限770円では吸収金額約95.1億円、時価総額約268億円となり、グロースIPOとしては大型です。
主要ファンドの180日ロックアップは安心材料ですが、売出株の多さや電力価格、制度変更の影響には注意が必要です。
申込みは主幹事の野村證券を軸に、同日上場による資金分散と機関投資家需要を確認して判断したいと考えられます。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

業績コメント
会社が示す比較可能な数値では、売上高は2023年6月期22,885百万円、2024年6月期22,567百万円、2025年6月期22,939百万円です。
当期純利益は1,348百万円、868百万円、1,596百万円で、直近期に利益水準が回復しました。
2023年・2024年は連結、子会社吸収合併後の2025年は単独数値である点には注意が必要です。