IPO DETAIL
株式会社クラダシ
賞味期限が近い食品などを割安で販売する社会貢献型EC「Kuradashi」を運営し、食品ロス削減と寄付活動を組み合わせる企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
食品ロス削減という社会課題とEC売上の成長は投資家の関心を集めやすい材料です。
一方、2022年6月期は赤字へ転じ、仮条件上限ベースの吸収金額約19.7億円に対して売出株も多くなっています。
創業者側の拘束は強いものの、VCや一部事業会社にはロックアップがありません。
低単価とテーマ性を評価しつつ、収益化と上場直後の供給を確認して参加します。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の大和証券を中心に、SMBC日興証券、みずほ証券、野村證券、SBI証券、マネックス証券なども利用します。
低単価と社会性を評価しつつ、赤字と無拘束株を踏まえて申込額を調整します。
主幹事を最優先
主幹事は大和証券です。
配分比率が高い主幹事からの申込を最優先にします。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事は9社です。
ネット申込の可否と抽選方法を確認し、申込可能な証券会社を広く活用します。
資金と締切を管理
仮条件上限520円の場合、100株当たりの申込資金は52,000円です。
低単価でも複数当選時の購入方針を事前に決めます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事の大和証券を最優先に申し込む
- 仮条件上限に合わせて5.2万円以上を準備する
- SBI証券やマネックス証券などネット幹事も併用する
- 黒字化見通しと無拘束株を確認する
注意点
- 直近期の最終赤字を確認する
- 売出株の多さとオファリングレシオに注意する
- VCや事業会社の無拘束株を確認する
- EC競争と商品調達の変動リスクを考慮する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年6月15日〜6月21日
公開価格決定日: 2023年6月22日
申込期間: 2023年6月23日〜6月28日
上場日: 2023年6月30日
BB申込期間
2023年6月15日〜2023年6月21日BB期間は2023-06-15から2023-06-21までです。
抽選日
2023年6月22日公開価格決定・抽選日は2023-06-22です。
購入申込期間
2023年6月23日〜2023年6月28日購入申込期間は2023-06-23から2023-06-28までです。
上場日
2023年6月30日上場日は2023-06-30です。
初値形成時の気配と売買規制を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社クラダシ |
|---|---|
| 証券コード | 5884 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 小売業 |
| 主幹事 | 大和証券 |
| 吸収金額 | 19.7億円 |
| 想定時価総額 | 56億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 500円 |
|---|---|
| 仮条件 | 500〜520 |
| 公募価格 | 520円 |
| 予想初値 | 600円 |
| 予想利益 | 8,000円 |
| 初値 | 800円 |
| 初値騰落率 | 53.8% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 食品ロス削減という社会性が高く理解しやすい事業テーマです
- 売上高は2020年6月期から2022年6月期まで大きく増加しました
- 仮条件上限520円で100株5.2万円と参加しやすいです
- 創業者側の主要株主には180日のロックアップがあります
マイナス要因
- 2022年6月期は広告宣伝費などの負担で最終赤字となりました
- 公開株は売出株が多くオファリングレシオも高めです
- VCとロート製薬など一部株主にロックアップがありません
- EC市場の競争と商品調達の安定性が収益性を左右します
FINANCIALS
業績推移
単独決算の売上高と当期純損益を掲載しています。
売上高は急増していますが、2022年6月期は広告宣伝費や事業拡大費用の負担から最終赤字です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年6月期 | 566百万円 | 6百万円 | - |
| 2021年6月期 | 1,263百万円 | 34百万円 | +123.1% |
| 2022年6月期 | 2,074百万円 | -80百万円 | +64.2% |
業績コメント
売上高は2020年6月期566百万円、2021年6月期1,263百万円、2022年6月期2,074百万円と拡大しました。
当期純損益は6百万円、34百万円、△80百万円で、直近期は成長投資の負担から赤字となりました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
創業者側の主要株主は180日拘束で価格解除条件はありません。
VC2ファンドとロート製薬はロックアップ対象外で、役職員の保有数には潜在株式が含まれます。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 合同会社Social Good | 7,330,000株 | 71.03% | 180日 |
| ACTWELL合同会社 | 860,000株 | 8.33% | 180日 |
| 髙杉慧 | 425,490株 | 4.12% | 180日(うち潜在株式165,490株) |
| 新生ベンチャーパートナーズ2号投資事業有限責任組合 | 378,214株 | 3.66% | ロックアップなし |
| HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合 | 302,572株 | 2.93% | ロックアップなし |
| 徳山耕平 | 201,370株 | 1.95% | 180日(うち潜在株式111,370株) |
| 河村晃平 | 165,490株 | 1.60% | 180日/潜在株式(全量) |
| ロート製薬株式会社 | 151,286株 | 1.47% | ロックアップなし |
| 大沢亮 | 119,260株 | 1.16% | 180日(うち潜在株式29,260株) |
| 城前圭毅 | 100,000株 | 0.97% | 潜在株式(全量) |
株主構成コメント
Social GoodとACTWELLで約79%を保有し、創業者側の支配力は明確です。
VC2ファンドとロート製薬にはロックアップがないため、テーマ人気で株価が上昇した場合の実株供給を確認する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
クラダシのIPOは、食品ロス削減の社会性を評価できる一方、赤字と一部無拘束株を慎重に見たい案件です。
賞味期限が近い食品を割安販売し、購入額の一部を寄付へ回す仕組みで利用者と供給企業を集めています。
売上高は2020年6月期5.7億円から2022年6月期20.7億円へ伸びましたが、同年度は最終赤字となりました。
仮条件上限520円では吸収金額約19.7億円、時価総額約56.0億円で、低単価ながら公開株数は少なくありません。
創業者側は180日拘束ですが、VCやロート製薬などにロックアップがなく、上昇時の売却には注意が必要です。
主幹事の大和証券を中心に、成長率だけでなく黒字化の見通しを確認して選別参加としたいIPOです。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年6月30日
公開価格520円に対して初値は800円となり、公開価格比は+53.8%でした。
100株当たりの初値売り損益は28,000円です。