IPO DETAIL
株式会社クラシコム
ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営し、生活雑貨・衣料品の販売と読み物・動画などのコンテンツ制作を組み合わせる会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
自社ECとコンテンツを一体化した「北欧、暮らしの道具店」は、価格比較だけに巻き込まれにくい独自ブランドを築いています。
直近3期で売上高と最終利益が伸び、創業者2名には360日の長期ロックアップがある点も評価材料です。
一方、吸収金額約34.9億円で売出株が多く、商品選定や消費者の嗜好変化、在庫回転には注意が必要です。
みずほ証券を優先し、仮条件が成長性と収益力を過度に織り込んでいないか確認して判断したい案件です。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
みずほ証券を軸に、SBI証券、楽天証券、マネックス証券なども活用します。
ブランド力と増収増益を評価しながら、34.9億円の公開規模と売出比率を見極めます。
主幹事を最優先
みずほ証券が申込の中心です。
主幹事として配分が厚くなる可能性があるため、最初に申込条件と締切を確認します。
平幹事も取りこぼさない
主幹事以外の配分は限られますが、ネット抽選に対応する幹事を併用して申込機会を広げます。
資金と締切を管理
仮条件上限1,420円の場合、100株当たりの申込資金は142,000円です。
申込資金に加え、証券会社ごとの前受金と資金拘束の扱いも確認が必要です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事のみずほ証券を優先する
- 仮条件上限1,420円で100株14.2万円を準備する
- ネット対応幹事も併用する
- ブランド評価と公開規模を見比べる
注意点
- 吸収金額約34.9億円の需給負担
- 売出株が公募を大きく上回る
- 消費者の嗜好変化
- 商品在庫と自社ECへの集中
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2022年7月20日〜7月26日
公開価格決定日: 2022年7月27日
申込期間: 2022年7月28日〜8月2日
上場日: 2022年8月5日
BB申込期間
2022年7月20日〜2022年7月26日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は1340〜1420円です。
抽選日
2022年7月27日公開価格決定日・抽選結果確認日は2022-07-27です。
購入申込期間
2022年7月28日〜2022年8月2日当選後は2022-07-28〜2022-08-02の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2022年8月5日上場日は2022-08-05です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社クラシコム |
|---|---|
| 証券コード | 7110 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 小売業 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 吸収金額 | 34.9億円 |
| 想定時価総額 | 100.4億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,420円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1340〜1420 |
| 公募価格 | 1,420円 |
| 予想初値 | 1,480円 |
| 予想利益 | 6,000円 |
| 初値 | 1,520円 |
| 初値騰落率 | 7% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- ECと読み物・動画を融合した独自ブランドを確立している
- 売上高と最終利益が直近3期で着実に増加している
- 広告依存を抑えファンとの関係を購買へつなげるモデルを持つ
- 創業者2名には360日の長期ロックアップがある
マイナス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約34.9億円で一定の需給負担がある
- 公募670,000株に対して売出株が1,460,000株と多い
- 商品選定や消費者の嗜好変化が売上と在庫回転に影響する
- 主要な売上経路が自社ECサイトに集中している
FINANCIALS
業績推移
単体売上高は2,748百万円、3,472百万円、4,532百万円、当期純利益は293百万円、375百万円、571百万円です。
売上高と利益がそろって伸び、収益性を伴う成長が続いています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2019年7月期(単体) | 2,748百万円 | 293百万円 | - |
| 2020年7月期(単体) | 3,472百万円 | 375百万円 | +26.3% |
| 2021年7月期(単体) | 4,532百万円 | 571百万円 | +30.5% |
業績コメント
単体売上高は2,748百万円、3,472百万円、4,532百万円、当期純利益は293百万円、375百万円、571百万円です。
売上高と利益がそろって伸び、収益性を伴う成長が続いています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
青木耕平氏と佐藤友子氏には360日の長期ロックアップがあり、公開価格による解除条件はありません。
売出しで全株を放出する株主は上場後の残存株主と分けて評価します。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 青木 耕平 | 4,832,000株 | 75.50% | 360日 |
| 佐藤 友子 | 1,280,000株 | 20.00% | 360日 |
| 青木 祐一郎 | 288,000株 | 4.50% | - |
株主構成コメント
青木耕平氏が75.50%、佐藤友子氏が20.00%を保有し、創業者2名で95.5%を占めます。
両氏には価格解除条件のない360日の長期ロックアップがあり、青木祐一郎氏の4.50%は売出しで全株が放出されます。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
クラシコムは独自ブランドと増収増益を評価できる一方、吸収金額約34.9億円と売出しの多さを確認したいIPOです。
「北欧、暮らしの道具店」で商品販売と読み物・動画を組み合わせ、ファンとの継続的な関係を購買へつなげています。
売上高は2019年7月期の27.5億円から2021年7月期の45.3億円へ伸び、最終利益も5.7億円まで拡大しました。
青木耕平氏と佐藤友子氏で95.5%を保有し、両氏には価格解除条件のない360日の長期ロックアップがあります。
一方、公募670,000株に対して売出株が1,460,000株と多く、消費者の嗜好変化や商品在庫の管理には注意が必要です。
みずほ証券を優先し、ブランド力を評価しつつ公開規模と仮条件のバランスを確認して申込量を調整したい案件です。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2022年8月5日
公開価格は1,420円、初値は1,520円となり、100株当たりの損益は10,000円でした。