IPO DETAIL
株式会社セイワホールディングス
後継者不足に直面する中小製造業をM&Aで承継し、購買、採用、営業、管理などの共通機能を提供して収益改善を進める製造業特化型グループです。
SUMMARY
このIPOの結論
セイワホールディングスは、製造業の事業承継を連続的なM&Aで進める点に独自性があります。
2025年5月期は売上収益7,769百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益327百万円と前期から増収増益でした。
仮条件上限1,250円ベースの吸収金額は約77.6億円、時価総額は約235.1億円で、グロース市場では相応の機関投資家需要が必要です。
公募株が多く成長資金の調達色はありますが、M&Aの選定・統合リスクと公開規模を重く見て、BBは慎重に判断します。
SBI証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
事業承継テーマと公募による成長資金は評価できますが、吸収金額約77.6億円を優先して慎重に判断します。
主幹事のSBI証券を中心に、みずほ証券、大和証券、東海東京証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券を確認します。
仮条件上限での需要と機関投資家の評価が弱ければ、申込を絞る方針です。
主幹事を最優先
SBI証券は主幹事で割当の大半を占めるため、最優先で申し込みたい証券会社です。
落選時にIPOチャレンジポイントが貯まる点も確認材料です。
平幹事も取りこぼさない
みずほ証券にも大きめの割当があり、楽天証券、松井証券、マネックス証券などネット対応の幹事も抽選機会を増やす候補になります。
SBIネオトレード証券やDMM 株などの取扱いも確認します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,250円の場合、100株あたりの申込資金は125,000円です。
BB申込前に、各証券会社の前受金ルールと資金拘束のタイミングを確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SBI証券を最優先にする
- 仮条件上限1,250円に合わせて12.5万円以上を準備する
- みずほ証券、大和証券、楽天証券なども確認する
- 吸収金額が大きいため、仮条件の決まり方と需要を重視する
注意点
- 吸収金額約77.6億円、時価総額約235.1億円と公開規模が大きいです
- M&Aの成否と買収後の統合が成長を左右します
- 連結比較可能な実績は2期分で、長期的な再現性を見極めにくいです
- 継続保有株主と全株売出し株主を区別して需給を判断する必要があります
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2026年3月11日〜3月17日
公開価格決定日: 2026年3月18日
申込期間: 2026年3月19日〜3月25日
上場日: 2026年3月27日
BB申込期間
2026年3月11日〜2026年3月17日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は1,230円〜1,250円です。
抽選日
2026年3月18日公開価格決定日・抽選結果確認日は2026年3月18日です。
購入申込期間
2026年3月19日〜2026年3月25日当選後は2026年3月19日〜3月25日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2026年3月27日上場日は2026年3月27日です。
大型寄りの案件のため、公開株数とグロース市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社セイワホールディングス |
|---|---|
| 証券コード | 523A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 金属製品 |
| 主幹事 | SBI証券 |
| 吸収金額 | 77.6億円 |
| 想定時価総額 | 235.1億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,230円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1230〜1250 |
| 公募価格 | 1,250円 |
| 予想初値 | 1,350円 |
| 予想利益 | 1.0万円 |
| 初値 | 1,220円 |
| 初値騰落率 | -2.4% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 製造業の後継者不足を対象にした事業承継テーマ
- 公募株が多く調達資金をM&Aなどの成長投資に充てる
- 2024年5月期から2025年5月期は増収増益
- 創業者には360日、その他の一部株主には180日のロックアップが設定される
マイナス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約77.6億円でグロースIPOとして大きい
- 時価総額約235.1億円で相応の機関投資家需要が必要
- M&A対象企業の選定や買収後の統合に失敗すると業績が悪化する
- のれん、借入金、財務体質を継続的に確認する必要がある
FINANCIALS
業績推移
2024年5月期と2025年5月期はIFRS連結です。
2023年5月期は比較可能な連結数値がないため、売上・利益欄を空欄としています。
会社予想の利益増加幅が大きく、予想の前提も確認点です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2024年5月期 | 7,276百万円 | 281百万円 | - |
| 2025年5月期 | 7,769百万円 | 327百万円 | +6.8% |
業績コメント
IFRS連結で比較可能な2024年5月期は売上収益7,276百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益281百万円、2025年5月期は売上収益7,769百万円、同327百万円です。
2023年5月期は比較可能な連結数値が掲載されていないため空欄としています。
2026年5月期会社予想は売上収益7,779百万円、営業利益1,553百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益1,002百万円です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
野見山勇大氏は360日、DBC1号などは180日ロックアップで、価格解除条件はありません。
ロックアップ対象外という表記だけで売却可能と判断せず、継続保有または売出しで全株放出する株主を区別しています。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 野見山 勇大 | 11,445,500株 | 69.89% | 360日 |
| 石田 克史 | 1,365,800株 | 8.34% | 継続保有 |
| 株式会社フューチャーラボ | 1,274,200株 | 7.78% | 継続保有 |
| DBC1号投資事業有限責任組合 | 479,500株 | 2.93% | 180日 |
| 井川 径成 | 413,500株 | 2.52% | 180日 |
| あいぎん未来創造ファンド4号投資事業有限責任組合 | 330,000株 | 2.02% | 売出しで全株放出 |
| 森 祐介 | 134,500株 | 0.82% | 180日 |
| あいぎんベンチャーファンド2号投資事業有限責任組合 | 115,000株 | 0.70% | 継続保有 |
| 橋本 久司 | 75,000株 | 0.46% | 180日 |
| 橋本 享子 | 75,000株 | 0.46% | 180日 |
株主構成コメント
創業者の野見山勇大氏が69.89%を保有し、経営支配は明確です。
ロックアップ表記がない株主を一律に上場直後の売却可能株と扱うのは適切ではなく、石田克史氏やフューチャーラボなどは継続保有、あいぎん未来創造ファンド4号は売出しで全株放出という違いがあります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
セイワホールディングスのIPOは、製造業の事業承継テーマより約77.6億円の需給負担を重く見て、初値を慎重に考えたい案件です。
後継者不足に直面する中小製造業をM&Aで承継し、購買や採用などの共通機能を提供して収益改善を図ります。
2025年5月期は売上収益77.7億円、最終利益3.3億円となり、比較可能な前期から増収増益を確保しました。
公募株が多く成長資金を確保する一方、時価総額約235.1億円を消化するには機関投資家を含む厚い需要が欠かせません。
買収先の選定や統合、のれん、借入金の増加によって業績と財務が振れる点には継続的な注意が必要です。
主幹事のSBI証券を軸に、仮条件の評価と需要の積み上がりを確認して慎重に判断するのが妥当です。
SBI証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2026年3月27日
公開価格1,250円に対して初値は1,220円となり、騰落率は-2.4%でした。
初値売り損益は100株で-3,000円でした。