IPO DETAIL
株式会社技術承継機構
後継者不足に直面する中小製造業を譲り受け、経営管理、営業、人材、設備投資などを支援しながら、固有技術と雇用の承継・成長を目指す企業グループです。
SUMMARY
このIPOの結論
中小製造業の後継者不足という構造課題を背景に、M&Aと経営支援を組み合わせる事業には成長余地があります。
2022年12月期以降は連結売上高と最終利益が拡大し、VC不在・主要株主180日ロックアップも需給面で安心材料です。
一方、吸収金額は約33.5億円と軽量ではなく、買収案件の選別やPMIの成否によって業績が変動しやすい点を考慮する必要があります。
SBI証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
テーマ性と直近の利益成長は評価できますが、約33.5億円の公開規模とM&A型企業特有の変動性を織り込む必要があります。
主幹事SBI証券を軸に、成長期待を重視する場合に参加を検討します。
主幹事を最優先
主幹事はSBI証券です。
IPOチャレンジポイントの利用は、配分枚数と想定リターンを踏まえて慎重に判断したい案件です。
平幹事も取りこぼさない
Jトラストグローバル証券、アイザワ証券、岩井コスモ証券、松井証券、むさし証券が幹事です。
ネット申込の可否と資金拘束日を確認してください。
資金と締切を管理
仮条件上限2,000円の場合、100株の申込資金は200,000円です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SBI証券での申込を中心に、平幹事へも申し込んで抽選機会を広げる方法が基本です。
注意点
- M&Aで連結規模が拡大する企業のため、過去の増収増益だけでなく、のれん、買収後統合、追加買収資金にも注意が必要です。
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2025年1月22日〜1月27日
公開価格決定日: 2025年1月28日
申込期間: 2025年1月29日〜2月3日
上場日: 2025年2月5日
BB申込期間
2025年1月22日〜2025年1月27日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は1850〜2000円です。
抽選日
2025年1月28日公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年1月28日です。
購入申込期間
2025年1月29日〜2025年2月3日当選後は2025年1月29日〜2025年2月3日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2025年2月5日上場日は2025年2月5日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社技術承継機構 |
|---|---|
| 証券コード | 319A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 金属製品 |
| 主幹事 | SBI証券 |
| 吸収金額 | 33.5億円 |
| 想定時価総額 | 172.6億円 |
| 総合評価 | A |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,970円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1850〜2000 |
| 公募価格 | 2,000円 |
| 予想初値 | 2,900円 |
| 予想利益 | 9.0万円 |
| 初値 | 2,700円 |
| 初値騰落率 | 35% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 中小製造業の後継者不足を解決する事業承継テーマ
- 2023年12月期に連結売上高と最終利益が大幅増加
- 主要株主に180日のロックアップがあり価格解除条件なし
- VC保有が確認されず上場直後の売り圧力が限定的
マイナス要因
- 吸収金額約33.5億円でグロース市場として軽量ではない
- M&A後の統合や管理体制の整備に失敗するリスク
- 買収件数や連結範囲の変化で業績が振れやすい
- 創業者に株式が集中し経営判断への依存度が高い
FINANCIALS
業績推移
金額は百万円。
2021年12月期は6カ月の単体決算、2022年12月期以降は連結業績です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年12月期(6カ月・単体) | 62百万円 | 0百万円 | - |
| 2022年12月期(連結) | 6,804百万円 | 148百万円 | +10874.2% |
| 2023年12月期(連結) | 9,327百万円 | 1,613百万円 | +37.1% |
業績コメント
2021年12月期は決算期変更後の6カ月単体決算で、2022年12月期以降は連結業績です。
連結売上高は6,804百万円から9,327百万円、純利益は148百万円から1,613百万円へ増加しましたが、M&Aによる連結範囲の変化を踏まえて評価する必要があります。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主は180日ロックアップで、価格解除条項はありません。
VCおよび潜在株式は届出書上確認されません。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 新居英一 | 6,397,634株 | 81.16% | 180日 |
| 藤井陽介 | 600,000株 | 7.61% | 180日 |
| 佐藤大央 | 130,000株 | 1.65% | 180日 |
| 亀田藍子 | 112,000株 | 1.42% | 180日 |
| 徳田雄一郎 | 101,000株 | 1.28% | 180日 |
| 永井裕 | 101,000株 | 1.28% | 180日 |
| 岩間正俊 | 101,000株 | 1.28% | 180日 |
| 大橋俊之 | 90,660株 | 1.15% | 180日 |
| 山口貴弘 | 60,000株 | 0.76% | 180日 |
| 玉川陽介 | 50,000株 | 0.63% | 180日 |
株主構成コメント
新居英一氏が81.16%を保有し、経営者への持株集中度が高い構成です。
主要株主は経営陣・関係者が中心で、届出書上、潜在株式は確認されません。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
技術承継機構のIPOは社会性の高い事業承継テーマと利益成長を評価しつつ、公開規模と需給面を見極めたい案件と考えられます。
後継者不足に直面する中小製造業を譲り受け、固有技術や雇用を守りながら、経営管理や設備投資を通じて企業価値の向上を支援します。
2023年12月期の連結売上高は9,327百万円、純利益は1,613百万円となり、前年から業績が大きく拡大して成長の勢いが示されました。
主要株主には180日のロックアップがありVCも確認されませんが、吸収金額約33.5億円には相応に厚い買い需要が必要です。
M&A型の成長では案件選別や買収後の統合力が重要となり、取得企業や連結範囲の変化で業績が振れやすい点は慎重な見極めが必要です。
申込みは主幹事のSBI証券を中心に、利益成長の持続性と公開規模のバランスを確かめながら、資金配分も含めて参加可否を判断したいです。
SBI証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2025年2月5日
公開価格は2,000円、初値は2,700円となり、100株当たりの損益は70,000円でした。