IPO DETAIL
株式会社テクニスコ
半導体レーザーやパワー半導体向けのヒートシンク、ガラス部品を精密加工・接合する電子部品メーカー。
SUMMARY
このIPOの結論
精密加工と接合を一貫して行い、熱対策が重要な半導体・光デバイス向け部品を供給できる点が強みです。
連結2期は増収増益で、公開株の中心が公募のため調達資金を設備投資へ回せます。
吸収金額約14.7億円、5万円台の申込単価も初値需給には好材料です。
ただしスタンダード上場で、主要株主のロックアップは90日と短く、海外市況への感応度も踏まえてやや積極的に参加します。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の野村證券を最優先とし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券も確認します。
公募中心の小規模案件として前向きに検討しますが、スタンダード市場と半導体市況を考慮して過度な資金集中は避けます。
主幹事を最優先
主幹事は野村證券です。
配分比率が高い主幹事からの申込を最優先にします。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事は2社です。
ネット申込の可否と抽選方法を確認し、申込可能な証券会社を広く活用します。
資金と締切を管理
仮条件上限560円の場合、100株で5.6万円の申込資金が必要です。
証券会社ごとの前受金と資金拘束の時期を確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事を中心に、資金不要・平等抽選・後期型抽選の証券会社を組み合わせると申込機会を増やせます
注意点
- 購入申込期間と入金期限は証券会社ごとに異なります。辞退ペナルティの有無も申込前に確認してください
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年7月7日〜7月13日
公開価格決定日: 2023年7月14日
申込期間: 2023年7月18日〜7月21日
上場日: 2023年7月26日
BB申込期間
2023年7月7日〜2023年7月13日BB期間は2023-07-07から2023-07-13までです。
抽選日
2023年7月14日公開価格決定・抽選日は2023-07-14です。
購入申込期間
2023年7月18日〜2023年7月21日購入申込期間は2023-07-18から2023-07-21までです。
上場日
2023年7月26日上場日は2023-07-26です。
初値形成時の気配と売買規制を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社テクニスコ |
|---|---|
| 証券コード | 2962 |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 金属製品 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 14.7億円 |
| 想定時価総額 | 49.3億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 510円 |
|---|---|
| 仮条件 | 510〜560 |
| 公募価格 | 560円 |
| 予想初値 | 850円 |
| 予想利益 | 2.9万円 |
| 初値 | 914円 |
| 初値騰落率 | 63.2% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 半導体・光デバイス向け精密部品を供給する
- 精密加工と接合を一貫して行える
- 公募中心で成長投資に資金を充てる
- 吸収金額約14.7億円で需給が軽い
マイナス要因
- 東証スタンダード上場で人気が限定されやすい
- 主要株主のロックアップが90日と短い
- 半導体市況や海外需要の影響を受ける
- 設備投資負担が収益を圧迫する可能性がある
FINANCIALS
業績推移
2020年6月期は単体、2021年6月期以降は連結数値です。
会計範囲が異なるため、連結2期を中心に確認します。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年6月期(単体) | 3,342百万円 | 132百万円 | - |
| 2021年6月期(連結) | 4,347百万円 | 277百万円 | +30.1% |
| 2022年6月期(連結) | 5,481百万円 | 803百万円 | +26.1% |
業績コメント
2020年6月期は単体、2021年6月期以降は連結です。
比較可能な連結2期では、売上高が4,347百万円から5,481百万円、最終利益が277百万円から803百万円へ増加しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
信託口は新株予約権ではなく、委託者が保有する実株を信託したものです。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 合同会社XEホールディングス | 5,018,200株 | 77.00% | 90日 |
| 関家圭三 | 541,000株 | 8.30% | 90日 |
| 野村信託銀行株式会社(信託口2052276) | 190,000株 | 2.92% | 90日 |
| テクニスコ従業員持株会 | 175,300株 | 2.69% | - |
| 関家慶一郎 | 80,000株 | 1.23% | 90日 |
| 関家理子 | 80,000株 | 1.23% | 90日 |
| 野村信託銀行株式会社(信託口2052277) | 80,000株 | 1.23% | 90日 |
| 野村信託銀行株式会社(信託口2052278) | 80,000株 | 1.23% | 90日 |
| 三宅川泰二 | 60,000株 | 0.92% | - |
| 吉岡豊吉 | 50,000株 | 0.77% | 90日 |
株主構成コメント
XEホールディングスが77%を保有し、関家家と信託口を含む安定株主が大半です。
信託口の株式は実株の信託であり、新株予約権ではありません。
VCはなく、既存株主による通常の売出しもありません。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
テクニスコのIPOは半導体関連の成長性と公募中心の軽い需給を評価できる一方、今後の業績の市況感応度には注意したい案件です。
切削、研削、接合を組み合わせ、半導体レーザーやパワー半導体向けのヒートシンクとガラス部品を製造する独自の技術力が強みです。
比較可能な連結2期では売上高が43.5億円から54.8億円、最終利益が2.8億円から8.0億円へ増加し、収益改善が鮮明です。
吸収金額は約14.7億円で、既存株主による通常の売出しがなく、公募資金を設備投資へ充てる構成は初値需給にプラスと考えられます。
東証スタンダード上場であることや、主要株主のロックアップが90日と短い点、海外・半導体市況への依存には十分な注意が必要です。
申込みは主幹事の野村證券を中心に、公開価格の割高感が強くなければ、半導体テーマの需要を踏まえてやや積極的に検討する方針が適切です。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年7月26日
公開価格560円に対して初値は914円となり、騰落率は+63.2%、100株当たりの初値売り損益は35,400円でした。