IPO DETAIL
株式会社売れるネット広告社
D2C・ネット通販事業者に対し、広告運用、ランディングページ改善、マーケティングコンサルティング、クラウドサービスを一体で提供する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
約9.4億円の小型需給とD2C支援のテーマ性は評価できます。
ただし、収益認識変更後の赤字、主要顧客への依存、想定価格からの大幅な条件引下げを踏まえると、慎重参加が妥当です。
東海東京証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の東海東京証券を優先し、SBI証券、楽天証券、松井証券などネット申込可能な幹事も確認します。
小型需給だけでなく、業績回復の根拠と仮条件引下げ後の需要を重視して申込数量を抑えます。
主幹事を最優先
主幹事は東海東京証券です。
地方系主幹事の口座を保有している場合は配分機会を生かしつつ、需要状況を慎重に確認します。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事は東海東京証券、SBI証券、岡三証券、野村證券、西日本シティTT証券、楽天証券、松井証券、岩井コスモ証券、FFG証券、丸三証券、東洋証券、あかつき証券です。
資金と締切を管理
仮条件上限910円では100株当たり91,000円です。
低単価ですが、複数口申込みよりも他案件との資金分散を優先します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 東海東京証券を優先する
- 100株91,000円を基準にする
- 収益認識変更後の業績を確認する
- 仮条件引下げ後の需要を重視する
注意点
- 2022年7月期は最終赤字
- 主要顧客への依存
- 広告市況の影響
- 想定価格から仮条件が下振れ
- 過年度業績の単純比較が難しい
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年10月4日〜10月11日
公開価格決定日: 2023年10月12日
申込期間: 2023年10月13日〜10月18日
上場日: 2023年10月23日
BB申込期間
2023年10月4日〜2023年10月11日BB期間は2023-10-04〜2023-10-11で、仮条件は830〜910円です。
抽選日
2023年10月12日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-10-12です。
購入申込期間
2023年10月13日〜2023年10月18日当選後は2023-10-13〜2023-10-18の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年10月23日上場日は2023-10-23です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社売れるネット広告社 |
|---|---|
| 証券コード | 9235 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | サービス業 |
| 主幹事 | 東海東京証券 |
| 吸収金額 | 9.4億円 |
| 想定時価総額 | 31.4億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,040円 |
|---|---|
| 仮条件 | 830〜910 |
| 公募価格 | 910円 |
| 予想初値 | 950円 |
| 予想利益 | 4,000円 |
| 初値 | 837円 |
| 初値騰落率 | -8% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 吸収金額約9.4億円の小型需給
- D2C・ネット通販支援の事業テーマ
- 100株10万円未満で参加しやすい
- 創業者側に株式が集中しVC不在
マイナス要因
- 直近期は最終赤字
- 主要顧客や広告市況への依存
- 収益認識基準の変更で過年度比較が難しい
- 想定価格から仮条件が大きく下振れ
FINANCIALS
業績推移
単体決算です。
2022年7月期は収益認識基準の適用により表示される売上高の範囲が変化しているほか、主要顧客の取引減少も影響しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年7月期 | 2,770百万円 | 137百万円 | - |
| 2021年7月期 | 2,401百万円 | 135百万円 | -13.3% |
| 2022年7月期 | 844百万円 | -53百万円 | -64.8% |
業績コメント
売上高は2020年7月期2,770百万円、2021年7月期2,401百万円、2022年7月期844百万円です。
2022年7月期は53百万円の最終赤字となりました。
収益認識基準の変更や主要顧客との取引減少を含むため、過年度との単純比較には注意が必要です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
大株主2者などには180日の価格解除なしロックアップがあります。
全株売出し株主と潜在株式保有者を分けて記載しています。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 加藤 公一レオ | 1,500,000株 | 44.61% | 180日 |
| 株式会社レオアセットマネジメント | 1,200,000株 | 35.70% | 180日 |
| 加藤 一恵 | 300,000株 | 8.92% | 全株売出し |
| 福本 朋哉 | 30,000株(全量潜在株式) | 1.00% | 180日 |
| 藤田 純 | 23,000株(全量潜在株式) | 0.77% | 180日 |
| 植木原 宗平 | 20,500株(全量潜在株式) | 0.68% | 180日 |
| 田中 真樹 | 20,000株(全量潜在株式) | 0.67% | - |
| 佐藤 精一 | 20,000株(全量潜在株式) | 0.67% | - |
| 黒田 香菜 | 14,380株(全量潜在株式) | 0.48% | - |
| 進藤 聡太 | 14,380株(全量潜在株式) | 0.48% | - |
株主構成コメント
加藤公一レオ氏と資産管理会社で80.31%を保有する創業者中心の構成です。
加藤一恵氏の300,000株は全株売出しで上場後に残りません。
下位の役職員株は新株予約権由来の潜在株式が中心で、通常株の即時売却圧力とは区別が必要です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
売れるネット広告社のIPOは、小型需給とD2C支援のテーマ性がある一方、業績の不安定さを慎重に評価したい案件と考えられます。
広告運用、ランディングページ改善、クラウドサービスを組み合わせる事業は、通販事業者の販売効率化需要を幅広く取り込めます。
直近期は収益認識基準の変更や主要顧客との取引縮小が重なり最終赤字となっており、今後の業績回復の持続性には注意が必要です。
吸収金額は約9.4億円と軽く、100株10万円未満の参加しやすさもありますが、仮条件の引下げは需要面の弱さも明確に示します。
創業者と資産管理会社に株式が集中しVCは不在ですが、配偶者保有分の全株売出しなど、既存株主の換金動向には十分な確認が必要です。
申込みは主幹事の東海東京証券を中心に、業績回復の根拠とBB需要を見ながら、申込数量を抑えて慎重に判断する方針が妥当です。
東海東京証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年10月23日
公開価格910円に対し初値は837円で、騰落率は-8.0%でした。
100株当たりの初値売り損益は-7,300円です。