IPO DETAIL
株式会社山忠
愛知県を中心に分譲マンション・戸建住宅の企画販売、不動産賃貸・管理、トランクルーム、ビジネスホテル運営を展開する地域密着型の不動産会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
山忠は、超小型の公開規模と割安感を評価しつつ、名証メイン単独上場の流動性を割り引いて、やや積極参加とします。
2022年4月期は単体、2023年4月期以降は連結で、売上高は4,570百万円、4,459百万円、5,533百万円、最終利益は261百万円、308百万円、478百万円です。
仮条件上限2,600円での吸収金額は約4.9億円にとどまり、公開株の少なさは需給面の支えになります。
一方、筆頭株主の山﨑恭裕氏が80.73%を保有し、親族株にはロックアップ対象外のものがあります。
普通株式は筆頭株主と従業員持株会が180日、新株予約権保有者は90日であり、潜在株式と通常株式を区別する必要があります。
主幹事のアイザワ証券を優先しつつ、地方市場で初値後の売買が細くなりやすい点を理解して参加します。
アイザワ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
アイザワ証券を最優先とし、SBI証券、SMBC日興証券、楽天証券、松井証券などにも申し込みます。
超小型需給は魅力ですが、名証メイン案件の過去の初値と上場後流動性を確認し、過度な期待は避けます。
主幹事を最優先
アイザワ証券が主幹事です。
配分期待は主幹事が中心ですが、店頭・ネットの申込方法と資金条件を事前に確認します。
平幹事も取りこぼさない
幹事は14社で、極東証券とあかつき証券を含みます。
SBI証券や楽天証券、松井証券、マネックス証券など、申込みやすい証券会社を組み合わせます。
資金と締切を管理
仮条件上限2,600円では100株当たり260,000円が必要です。
複数社へ申し込む場合は、資金拘束のタイミングと地方市場案件の優先度を整理します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 超小型という需給の軽さと、名証メインの流動性リスクを同時に評価します。不動産販売の売上は物件引渡し時期で変動するため、単年の増収だけで判断しないことが重要です。
注意点
- 主要株主表には新株予約権由来の潜在株式が含まれます。普通株式の180日ロックアップと潜在株式の90日ロックアップを混同しないようにします。
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2025年7月11日〜7月17日
公開価格決定日: 2025年7月18日
申込期間: 2025年7月22日〜7月25日
上場日: 2025年7月29日
BB申込期間
2025年7月11日〜2025年7月17日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は2520〜2600円です。
抽選日
2025年7月18日公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年7月18日です。
購入申込期間
2025年7月22日〜2025年7月25日当選後は2025年7月22日〜2025年7月25日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2025年7月29日上場日は2025年7月29日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社山忠 |
|---|---|
| 証券コード | 391A |
| 市場 | 名証メイン |
| 業種 | 不動産業 |
| 主幹事 | アイザワ証券 |
| 吸収金額 | 4.9億円 |
| 想定時価総額 | 32.1億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 2,600円 |
|---|---|
| 仮条件 | 2520〜2600 |
| 公募価格 | 2,600円 |
| 予想初値 | 3,800円 |
| 予想利益 | 12.0万円 |
| 初値 | 2,600円 |
| 初値騰落率 | - |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 吸収金額約4.9億円の超小型案件
- 直近の連結売上高と最終利益が増加
- 分譲販売に加えて賃貸管理・ホテル・トランクルームを展開
- 筆頭株主の普通株式に180日のロックアップ
マイナス要因
- 名証メイン単独上場で売買流動性が限られる可能性
- 不動産販売は市況・金利・在庫回転の影響を受ける
- 筆頭株主の保有比率が約80.7%と高い
- 親族株の一部にロックアップがない
FINANCIALS
業績推移
2022年4月期は単体、2023年4月期と2024年4月期は連結の売上高・当期純利益を百万円単位で掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2022年4月期(単体) | 4,570百万円 | 261百万円 | - |
| 2023年4月期(連結) | 4,459百万円 | 308百万円 | -2.4% |
| 2024年4月期(連結) | 5,533百万円 | 478百万円 | +24.1% |
業績コメント
2022年4月期は単体、2023年4月期以降は連結のため、会計範囲が異なります。
売上高は4,570百万円、4,459百万円、5,533百万円、当期純利益は261百万円、308百万円、478百万円で、直近期は販売進捗などを背景に増収増益となりました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
筆頭株主と従業員持株会の普通株式は180日、新株予約権保有者は90日です。
価格解除条件はありません。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 山﨑恭裕 | 930,300株(うち潜在株式11,400株) | 80.73% | 180日 |
| 山﨑忠七 | 28,800株 | 2.50% | - |
| 山﨑當子 | 28,800株 | 2.50% | - |
| 山﨑正揮 | 28,800株 | 2.50% | - |
| 細江盛方 | 14,600株(うち潜在株式6,600株) | 1.27% | 90日 |
| 奥田慶太 | 8,700株(うち潜在株式5,700株) | 0.76% | 90日 |
| 山忠従業員持株会 | 8,400株 | 0.73% | 180日 |
| 伊藤良徳 | 6,300株(全量潜在株式) | 0.55% | 90日 |
| 岐阜信用金庫 | 6,000株 | 0.52% | - |
| 山﨑美由紀 | 6,000株 | 0.52% | - |
株主構成コメント
山﨑恭裕氏が80.73%を保有する創業家中心の構成です。
同氏の930,300株には潜在株式11,400株、細江盛方氏には6,600株、奥田慶太氏には5,700株が含まれ、伊藤良徳氏の6,300株は全量潜在株式です。
親族の普通株式にはロックアップ対象外のものがあるため、創業家保有比率の高さだけで需給が固定されるとは限りません。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
山忠のIPOは、約4.9億円の超小型需給を評価しつつ、名証メイン単独上場の流動性を見極めたい案件です。
愛知県を地盤に住宅販売、賃貸管理、ホテル、トランクルームを展開し、不動産市況に備えて収益源を分散しています。
直近の連結売上高と最終利益は増加しており、分譲販売に加えて継続収益を積み上げる事業基盤も確認できます。
公開株数が少ないため初値需給は引き締まりやすい一方、地方市場では上場後の売買が細くなりやすい点を考慮する必要があります。
筆頭株主への持株集中や、創業家の一部株式にロックアップが設定されていない点には、中期的な需給面で注意が必要です。
申込みはアイザワ証券を中心に、地方市場特有の流動性リスクを許容できる資金範囲で参加を判断したいと考えます。
アイザワ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2025年7月29日
公開価格は2,600円、初値は2,600円となり、100株当たりの損益は0円でした。