IPO DETAIL
Terra Drone株式会社
産業用ドローンを活用した測量・インフラ点検、農業関連サービスに加え、ドローンや空飛ぶクルマの運航を管理するUTMの開発・提供を国内外で行う会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
ドローン測量・点検とUTMは成長余地のあるテーマで、海外展開を通じて連結売上高も拡大しています。
ただし、2024年1月期も最終赤字で、吸収金額は約39.3億円と小型ではありません。
上位10株主に含まれるVC・CVC等は約8.8%ですが、事業会社や政府系投資会社も多く、ロックアップ条件は株主ごとに異なります。
テーマ人気だけでなく黒字化の確度と公開規模を確認し、主幹事を軸に慎重参加とします。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSMBC日興証券を最優先とし、SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券などの抽選枠も併用します。
ドローン関連のテーマ性は評価できますが、赤字と約39.3億円の公開規模を踏まえ、資金配分は抑制的にします。
主幹事を最優先
SMBC日興証券が主幹事で配分の中心となるため、最優先で申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
正式な幹事団は16社です。
ネット申込みが可能なSBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券を組み合わせると、主幹事以外にも抽選機会を広げられます。
資金と締切を管理
仮条件上限2,450円の場合、100株当たりの申込資金は245,000円です。
各証券会社で前受金ルールと資金拘束のタイミングが異なるため、申込前に確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SMBC日興証券を最優先にする
- 24.5万円以上の申込資金を準備する
- SBI・楽天・松井・マネックスも併用する
- 赤字縮小と黒字化計画を確認する
- 1.5倍解除株と潜在株式を区別する
注意点
- 連結最終赤字が続いている
- 吸収金額は約39.3億円
- 海外事業の統合・採算リスクがある
- 一部株主は公開価格1.5倍で解除される
- 新株予約権由来の潜在株式がある
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2024年11月14日〜11月20日
公開価格決定日: 2024年11月21日
申込期間: 2024年11月22日〜11月27日
上場日: 2024年11月29日
BB申込期間
2024年11月14日〜2024年11月20日BB期間は2024-11-14〜2024-11-20で、仮条件は2250〜2450円です。
抽選日
2024年11月21日公開価格決定日・抽選結果確認日は2024-11-21です。
購入申込期間
2024年11月22日〜2024年11月27日当選後は2024-11-22〜2024-11-27の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2024年11月29日上場日は2024-11-29です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | Terra Drone株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 278A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 精密機器 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 39.3億円 |
| 想定時価総額 | 228.3億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 2,350円 |
|---|---|
| 仮条件 | 2250〜2450 |
| 公募価格 | 2,350円 |
| 予想初値 | 2,450円 |
| 予想利益 | - |
| 初値 | 2,162円 |
| 初値騰落率 | -8% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 産業用ドローンの測量・点検・運航管理という成長テーマ
- 海外企業のM&Aを通じて売上規模が拡大
- 最終赤字は直近期に大きく縮小
- 公募資金を研究開発や海外展開へ充当
マイナス要因
- 2024年1月期も連結最終赤字
- 吸収金額約39.3億円は赤字グロース案件として軽くない
- 海外子会社の統合と採算改善に不確実性
- 一部株主は公開価格1.5倍でロックアップ解除
FINANCIALS
業績推移
2022年1月期は単体、2023年1月期以降は連結です。
連結売上高は高成長ですが、BB時点では最終赤字が継続していました。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2022年1月期 | 1,415百万円 | -592百万円 | - |
| 2023年1月期 | 1,949百万円 | -1,112百万円 | +37.7% |
| 2024年1月期 | 2,963百万円 | -354百万円 | +52.0% |
業績コメント
2022年1月期は単体、2023年1月期以降は連結数値です。
連結売上高は1,949百万円から2,963百万円へ約52%増加し、最終損失は1,112百万円から354百万円へ縮小しました。
成長率は高いものの、BB時点では黒字化の時期が重要な確認点でした。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主は原則180日ですが、一部投資主体には1.5倍解除があります。
INPEXは保有株をIPOで全株放出し、潜在株式を含む株主は普通株と区別して確認します。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| テラ株式会社 | 3,845,200株 | 39.40% | 180日 |
| 德重 徹 | 1,866,700株(うち潜在株式500,000株) | 19.13% | 180日 |
| Saudi Aramco Entrepreneurship Ventures Company Limited | 484,000株 | 4.96% | 180日/1.5倍 |
| 三井物産株式会社 | 351,400株 | 3.60% | 180日 |
| SBI4&5投資事業有限責任組合 | 224,200株 | 2.30% | 180日 |
| 株式会社INPEX | 218,200株 | 2.24% | 売出しで全株放出 |
| 株式会社海外交通・都市開発事業支援機構 | 194,500株(全量潜在株式) | 1.99% | - |
| 株式会社ヒルストン | 177,600株 | 1.82% | 180日/1.5倍 |
| 関 鉄平 | 156,900株(うち潜在株式127,200株) | 1.61% | 180日 |
| VLI-SAベンチャーファンド2号投資事業有限責任組合 | 153,000株 | 1.57% | 180日 |
株主構成コメント
テラと德重徹氏で約58.5%を保有する一方、Saudi Aramco系VC、三井物産、SBI系ファンド、政府系投資会社など多様な資本が入っています。
德重氏や関鉄平氏の保有数には潜在株式が含まれ、海外交通・都市開発事業支援機構の194,500株は全量潜在株式です。
上場時の流通株と将来の新株予約権行使による希薄化を分けて評価する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
Terra DroneのIPOは、ドローン関連の成長性を評価できる一方、赤字と公開規模を踏まえて慎重に判断したい案件です。
産業用ドローンによる測量・インフラ点検に加え、運航管理システムまで展開し、海外M&Aを通じて成長市場で存在感を高めています。
2024年1月期の連結売上高は2,963百万円まで増加し、最終損失も354百万円へ縮小しましたが、黒字化の確度が焦点です。
仮条件上限2,450円での吸収金額は約39.3億円となり、赤字のグロースIPOとして十分に軽くなく、一定の買い需要が必要です。
創業者側の保有比率は高いものの、一部株主の1.5倍解除や潜在株式、海外子会社の統合と採算管理を慎重に確認する必要があります。
申込みはSMBC日興証券を軸に、ドローン銘柄への人気と収益化の進捗、市場環境を比較して慎重に判断するのが適切と考えられます。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2024年11月29日
公開価格は2,350円、初値は2,162円となり、100株当たりの損益は-18,800円でした。