IPO DETAIL
株式会社雨風太陽
産直EC「ポケットマルシェ」を軸に、生産者支援、自治体との関係人口創出、親子向け地方留学などで都市と地域を結ぶ会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
雨風太陽は地方創生・産直ECというテーマ性があり、BB時点の公開規模も吸収金額約5.2億円と小型でした。
一方、売上高は伸びているものの直近3期すべて最終赤字です。
PNB-INSPiREファンドには90日・1.5倍解除があり、創業者や事業会社の残存株は180日拘束です。
主幹事SMBC日興証券を優先し、小型需給を評価しつつ赤字企業として慎重に参加します。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事SMBC日興証券を最優先とし、SBI証券やマネックス証券も利用します。
BB時点では仮条件上限870円を基準に、小型需給とテーマ性を評価しながら赤字継続を踏まえて申し込みます。
主幹事を最優先
主幹事はSMBC日興証券です。
公開株数が少ないため、参加する場合は最優先で申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
SBI証券、マネックス証券、岡三証券、東洋証券、丸三証券が引受団に参加します。
資金と締切を管理
BB時点の仮条件上限870円では100株当たり87,000円です。
公開価格決定後の上振れは結果情報として分離します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SMBC日興証券を最優先に申し込む
- BB時点は仮条件上限870円で87,000円を準備する
- 赤字縮小と黒字化費用を確認する
- ファンド解除条件と全株売出しを区別する
注意点
- 公開価格上振れをBB時点の文章に混在させない
- 赤字継続をテーマ性だけで軽視しない
- 1.5倍解除時のVC売りに注意
- 自治体案件の変動を確認する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年12月1日〜12月7日
公開価格決定日: 2023年12月8日
申込期間: 2023年12月11日〜12月14日
上場日: 2023年12月18日
BB申込期間
2023年12月1日〜2023年12月7日BB期間は2023-12-01〜2023-12-07で、仮条件は840〜870円です。
抽選日
2023年12月8日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-12-08です。
購入申込期間
2023年12月11日〜2023年12月14日当選後は2023-12-11〜2023-12-14の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年12月18日上場日は2023-12-18です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社雨風太陽 |
|---|---|
| 証券コード | 5616 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 6.3億円 |
| 想定時価総額 | 24.6億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 870円 |
|---|---|
| 仮条件 | 840〜870 |
| 公募価格 | 1,044円 |
| 予想初値 | 1,300円 |
| 予想利益 | 4.3万円 |
| 初値 | 1,320円 |
| 初値騰落率 | 26.4% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 産直ECと地方創生を組み合わせた独自性
- 直近3期で売上高が継続的に増加
- BB時点の吸収金額約5.2億円で小型
- 創業者と主要事業会社に180日のロックアップ
マイナス要因
- 直近3期すべて最終赤字
- 自治体案件や補助事業の変動影響を受けやすい
- ファンド株は90日・公開価格1.5倍で解除
- 利用者獲得と物流品質の維持にコストがかかる
FINANCIALS
業績推移
直近3期はいずれも単体業績です。
売上成長率に加えて、EC流通額、手数料率、自治体案件、広告費・人件費を含む黒字化までの費用構造を確認します。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年12月期 | 279百万円 | -458百万円 | - |
| 2021年12月期 | 445百万円 | -568百万円 | +59.5% |
| 2022年12月期 | 636百万円 | -322百万円 | +42.9% |
業績コメント
売上高は2020年12月期279百万円、2021年12月期445百万円、2022年12月期636百万円へ増加しました。
最終損失は458百万円、568百万円、322百万円で、直近期は縮小したものの赤字が続いています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
創業者・事業会社は主に180日、ファンドの一部は90日・公開価格1.5倍解除です。
潜在株式とメルカリの全株売出しを分けて確認します。
VC保有が一定程度あります。ロックアップ条件を確認しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| PNB-INSPiRE Ethical Fund1 投資事業有限責任組合 | 316,750株 | 14.87% | 90日/1.5倍 |
| 髙橋 博之 | 280,750株(うち潜在株式47,500株) | 13.18% | 180日 |
| 小橋工業株式会社 | 244,500株 | 11.47% | 180日 |
| 株式会社丸井グループ | 166,750株 | 7.83% | 180日 |
| 大塚 泰造 | 164,250株(うち潜在株式22,500株) | 7.71% | 180日 |
| アグリビジネス投資育成株式会社 | 77,250株 | 3.63% | 90日/1.5倍 |
| 本間 勇輝 | 75,250株 | 3.53% | 180日 |
| 株式会社メルカリ | 75,000株 | 3.52% | 全株売出し |
| 株式会社ユーグレナ | 75,000株 | 3.52% | 180日 |
| 永田 暁彦 | 54,750株(うち潜在株式3,750株) | 2.57% | 180日 |
株主構成コメント
ファンド、創業者、農業・流通・事業会社が分散保有する株主構成です。
髙橋氏、大塚氏、永田氏の表示株には潜在株式が含まれます。
メルカリは75,000株を全株売り出し、上場後の無拘束残存株ではありません。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
雨風太陽のIPOは、小型需給と地方創生のテーマ性を評価できる一方、赤字継続と事業の収益化を慎重に見極める必要がある案件です。
産直EC「ポケットマルシェ」を軸に、生産者支援や自治体との関係人口創出を展開し、都市と地域を結ぶ独自性の高い事業モデルです。
売上高は2020年12月期2.8億円から2022年12月期6.4億円へ伸びましたが、最終赤字は続いており黒字化の時期が焦点です。
BB時点の仮条件上限では吸収金額が約5.2億円、時価総額が約20.5億円で、公開規模の小ささは初値需給を支える材料と考えられます。
創業者や主要事業会社の残存株は180日拘束ですが、ファンド株は90日・公開価格1.5倍で解除されるため十分な注意が必要です。
申込みは主幹事のSMBC日興証券を軸とし、小型需給を評価しながら、自治体案件の変動と赤字継続を踏まえて選別的に判断します。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年12月18日
公開価格1,044円に対して初値は1,320円となり、騰落率は+26.4%でした。
初値売り損益は100株で27,600円です。