IPO DETAIL
S&J株式会社
企業向けにセキュリティ監視・運用、事故対応、アドバイザリーを提供し、国産EDRなど自社製品も展開するサイバーセキュリティ会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
S&Jは年間契約を基本とする監視・運用サービスが多く、売上高を831百万円から1,281百万円へ伸ばしています。
サイバーセキュリティのテーマ性は高い一方、吸収金額約24.1億円で売出しが公募を上回ります。
マクニカ・インベストメント・パートナーズは全株売出しで、上場後の無拘束残存株ではありません。
主要残存株は180日拘束です。
主幹事東海東京証券を軸に、テーマ性と売出し負担を比較して参加します。
東海東京証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事東海東京証券を最優先とし、SMBC日興証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券なども利用します。
セキュリティ需要を評価しつつ、売出し比率と約24.1億円の公開規模を確認します。
主幹事を最優先
主幹事は東海東京証券です。
地方系主幹事案件のため、口座保有者は配分機会を得るうえで最優先とします。
平幹事も取りこぼさない
SMBC日興証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、岡三証券、丸三証券、あかつき証券、極東証券、東洋証券、むさし証券が引受団に参加します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,320円の場合、100株当たり132,000円です。
同日上場の魁力屋との資金分散も考慮して申込先を選びます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 東海東京証券を最優先に申し込む
- 仮条件上限1,320円で132,000円を準備する
- 全株売出し株主と残存株主を区別する
- あかつき証券を含む正式な幹事団を確認する
注意点
- 売出しが公募を大きく上回る
- 同日上場で資金が分散する可能性
- 高度セキュリティ人材への依存
- 潜在株式を通常株と同じ売り圧力として扱わない
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年11月29日〜12月5日
公開価格決定日: 2023年12月6日
申込期間: 2023年12月7日〜12月12日
上場日: 2023年12月15日
BB申込期間
2023年11月29日〜2023年12月5日BB期間は2023-11-29〜2023-12-05で、仮条件は1200〜1320円です。
抽選日
2023年12月6日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-12-06です。
購入申込期間
2023年12月7日〜2023年12月12日当選後は2023-12-07〜2023-12-12の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年12月15日上場日は2023-12-15です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | S&J株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 5599 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 東海東京証券 |
| 吸収金額 | 24.1億円 |
| 想定時価総額 | 72.1億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,320円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1200〜1320 |
| 公募価格 | 1,320円 |
| 予想初値 | 1,500円 |
| 予想利益 | 1.8万円 |
| 初値 | 1,289円 |
| 初値騰落率 | -2.3% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 年間契約中心のストック型セキュリティ収益
- 直近3期で売上高が継続的に増加
- サイバーセキュリティ人材不足を背景とする需要
- 主要株主の残存株に180日のロックアップ
マイナス要因
- 売出し111万株が公募48万株を上回る
- 吸収金額約24.1億円で超小型ではない
- 高度人材の採用と定着が成長制約
- マクニカグループへの資本・取引関係を確認する必要
FINANCIALS
業績推移
直近3期はいずれも単体業績です。
セキュリティ監視・運用は年間契約を基本とする一方、コンサルティングや事故対応の案件変動も利益へ影響します。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年3月期 | 831百万円 | 128百万円 | - |
| 2022年3月期 | 1,078百万円 | 224百万円 | +29.7% |
| 2023年3月期 | 1,281百万円 | 211百万円 | +18.8% |
業績コメント
売上高は2021年3月期831百万円、2022年3月期1,078百万円、2023年3月期1,281百万円へ増加しました。
最終利益は128百万円、224百万円、211百万円で黒字を維持しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要残存株は180日拘束で価格解除条件はありません。
投資子会社の全株売出しと役職員の潜在株式を区別します。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社マクニカ | 2,500,000株 | 45.83% | 180日(400,000株売出し) |
| 三輪 信雄 | 1,350,000株(うち潜在株式70,000株) | 24.75% | 180日(310,000株売出し) |
| 株式会社BNP | 600,000株 | 11.00% | 180日 |
| マクニカ・インベストメント・パートナーズ | 370,000株 | 6.78% | 全株売出し |
| 石川 剛 | 280,000株(うち潜在株式50,000株) | 5.13% | 180日(30,000株売出し) |
| 上原 孝之 | 50,000株(全量潜在株式) | 0.92% | 180日 |
| 經田 洋平 | 50,000株(全量潜在株式) | 0.92% | 180日 |
| 半澤 幸一 | 35,000株(全量潜在株式) | 0.64% | 180日 |
| 村上 雅則 | 30,000株(全量潜在株式) | 0.55% | - |
| 遠藤 弘樹 | 20,000株(全量潜在株式) | 0.37% | - |
株主構成コメント
マクニカ45.83%、三輪氏24.75%、BNP11.00%が上位を占めます。
マクニカは400,000株を売り出した後も大株主として残り、投資子会社は370,000株を全株放出します。
役職員の表示株には潜在株式が多く含まれます。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
S&JのIPOは、サイバーセキュリティの成長テーマとストック収益を評価できる一方、売出し比率の高さと公開規模を見極めたい案件です。
企業向けの監視・運用、事故対応、アドバイザリーを提供し、年間契約を中心とする継続収入が安定した業績基盤を着実に支えています。
売上高は2021年3月期8.3億円から2023年3月期12.8億円へ増加し、最終利益も2億円台を確保するなど黒字基調です。
仮条件上限では吸収金額が約24.1億円となり、公募48万株に対して売出し111万株が上回るため、初値需給には一定の重さがあります。
主要残存株には180日のロックアップがある一方、高度なセキュリティ人材の確保とマクニカグループとの関係性には注意が必要です。
申込みは主幹事の東海東京証券を軸とし、成長テーマを評価しながら、売出し負担と人材採用リスクを踏まえてやや前向きに判断します。
東海東京証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年12月15日
公開価格1,320円に対して初値は1,289円となり、騰落率は-2.3%でした。
初値売り損益は100株で-3,100円です。