IPO DETAIL
株式会社くすりの窓口
薬局検索・処方箋ネット受付、電子お薬手帳、医薬品流通支援、薬局・医療・介護施設向けの業務システムを提供する医療DX企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
医療DXの事業基盤と連結増収は評価できます。
一方、約54.7億円の吸収金額、連結最終減益、ファンド3者への株式集中、1.5倍解除条件を踏まえ、参加姿勢はやや積極から中立が妥当です。
SBI証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事SBI証券を優先し、岡三証券、大和証券、SMBC日興証券なども確認します。
約54.7億円の吸収負担、連結最終減益、1.5倍解除を踏まえ、仮条件上限での需要を見て申込数量を調整します。
主幹事を最優先
主幹事はSBI証券です。
公開株数が多い案件ですが、配分の中心となる主幹事を優先します。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事はSBI証券、岡三証券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、東海東京証券、アイザワ証券、岩井コスモ証券、極東証券、松井証券、むさし証券です。
資金と締切を管理
仮条件上限1,700円では100株当たり170,000円です。
公開規模が大きいため、複数口よりも幹事ごとの配分機会を選別します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SBI証券を優先する
- 100株170,000円を準備する
- 連結最終減益を確認する
- 公開価格1.5倍の解除水準を確認する
注意点
- 吸収金額約54.7億円
- ファンド3者への株式集中
- 連結最終減益
- SBIファンドの1.5倍解除
- グロース市場の大型案件
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年9月19日〜9月25日
公開価格決定日: 2023年9月26日
申込期間: 2023年9月27日〜10月2日
上場日: 2023年10月4日
BB申込期間
2023年9月19日〜2023年9月25日BB期間は2023-09-19〜2023-09-25で、仮条件は1600〜1700円です。
抽選日
2023年9月26日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-09-26です。
購入申込期間
2023年9月27日〜2023年10月2日当選後は2023-09-27〜2023-10-02の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年10月4日上場日は2023-10-04です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社くすりの窓口 |
|---|---|
| 証券コード | 5592 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | SBI証券 |
| 吸収金額 | 54.7億円 |
| 想定時価総額 | 186.7億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,640円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1600〜1700 |
| 公募価格 | 1,700円 |
| 予想初値 | 2,200円 |
| 予想利益 | 5.0万円 |
| 初値 | 1,580円 |
| 初値騰落率 | -7.1% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 薬局・医療DXの成長テーマ
- 薬局検索から業務システムまで複数の収益源
- 連結売上高が増加
- 知名度の高い処方箋ネット受付サービス
マイナス要因
- 吸収金額約54.7億円でグロース市場には重い
- 直近期は連結最終利益が減少
- 上位3株主で95%超を保有
- 一部VCは公開価格1.5倍で解除
FINANCIALS
業績推移
2021年3月期は単体、2022年3月期以降は連結です。
比較可能な連結2期では増収ですが、最終利益は減少しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2021年3月期(単体) | 4,572百万円 | 652百万円 | - |
| 2022年3月期(連結) | 6,489百万円 | 516百万円 | +41.9% |
| 2023年3月期(連結) | 7,421百万円 | 391百万円 | +14.4% |
業績コメント
2021年3月期の単体売上高は4,572百万円、最終利益は652百万円です。
連結では2022年3月期の売上高6,489百万円・最終利益516百万円から、2023年3月期は売上高7,421百万円・最終利益391百万円となりました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
大株主3者は180日ですが、SBIファンドは公開価格1.5倍で解除されます。
役職員の表示株は全量潜在株式です。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| NBSEヘルステック投資事業有限責任組合 | 3,180,000株 | 32.98% | 180日 |
| 株式会社EPARK | 3,135,000株 | 32.52% | 180日 |
| SBIイノベーションファンド1号 | 2,865,000株 | 29.72% | 180日・公開価格の1.5倍 |
| 堤 幸治 | 275,100株(全量潜在株式) | 2.85% | 180日 |
| 望月 裕介 | 38,700株(全量潜在株式) | 0.40% | - |
| 宮本 幸輝 | 38,700株(全量潜在株式) | 0.40% | - |
| 岩城 周平 | 38,700株(全量潜在株式) | 0.40% | - |
| 山口 遊生 | 15,300株(全量潜在株式) | 0.16% | - |
| 川上 浩司 | 15,300株(全量潜在株式) | 0.16% | - |
| 菅野 洋志 | 9,000株(全量潜在株式) | 0.09% | - |
株主構成コメント
NBSE、EPARK、SBIイノベーションファンドの3者で95%超を占め、ファンド・事業会社の影響が極めて強い構成です。
SBIファンドの1.5倍解除は上値の節目になります。
堤氏以下の表示株は全量が潜在株式で、普通株の売り圧力と分けて見ます。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
くすりの窓口のIPOは、医療DXの成長性を評価できる一方、約54.7億円の公開規模とファンド色の強い株主構成を慎重に見たい案件です。
薬局検索、処方箋受付、電子お薬手帳、流通支援、業務システムまで複数のサービスを持つ点は、収益源の安定的な分散につながります。
連結売上高は増加していますが、直近期は最終利益が減少しており、先行投資を吸収しながら再び利益成長へ戻れるかが重要な焦点です。
グロース市場として吸収金額は大きく、事業テーマへの関心だけでなく、機関投資家を含むかなり厚い需要の積み上がりが必要と考えられます。
上位3株主で95%超を保有し、SBI系ファンドには180日または公開価格1.5倍の解除条件があり、上昇時の売り圧力は残ります。
申込みは主幹事SBI証券を軸に、売出し需給と利益推移、仮条件上限での需要を丁寧に確認しながら参加数量を調整する方針です。
SBI証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年10月4日
公開価格1,700円に対し初値は1,580円で、騰落率は-7.1%でした。
100株当たりの初値売り損益は-12,000円です。