IPO DETAIL
ノイルイミューン・バイオテック株式会社
固形がんを対象とするCAR-T細胞療法を中心に、独自の免疫機能強化技術を用いたがん治療薬の研究開発を進めるバイオベンチャーです。
SUMMARY
このIPOの結論
独自のCAR-T技術と武田薬品との関係は魅力ですが、投資判断は臨床開発の成功確率に大きく左右されます。
2022年12月期は売上が増えたものの赤字は継続し、仮条件上限ベースの時価総額は約319.7億円です。
主要株主の180日拘束は短期需給を支えますが、研究開発と追加調達の不確実性は高いままです。
バイオ株の値動きを許容できる範囲で限定参加とします。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSMBC日興証券を中心に、マネックス証券、SBI証券、みずほ証券、野村證券なども確認します。
赤字バイオのため、当選確率より損失許容額を優先します。
主幹事を最優先
主幹事はSMBC日興証券です。
配分比率が高い主幹事からの申込を最優先にします。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事は11社です。
ネット申込の可否と抽選方法を確認し、申込可能な証券会社を広く活用します。
資金と締切を管理
仮条件上限740円の場合、100株当たりの申込資金は74,000円です。
低単価でも値動きが大きいため、申込口数を抑えます。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事のSMBC日興証券を最優先に確認する
- 仮条件上限に合わせて7.4万円以上を準備する
- ネット幹事も利用するが申込口数を抑える
- 治験進捗とバイオ株の地合いを確認する
注意点
- 最終赤字と研究開発費の負担を確認する
- 臨床試験失敗や承認遅延を考慮する
- 時価総額約319.7億円の評価を慎重に見る
- 追加資金調達による希薄化に注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年6月13日〜6月16日
公開価格決定日: 2023年6月19日
申込期間: 2023年6月20日〜6月23日
上場日: 2023年6月28日
BB申込期間
2023年6月13日〜2023年6月16日BB期間は2023-06-13から2023-06-16までです。
抽選日
2023年6月19日公開価格決定・抽選日は2023-06-19です。
購入申込期間
2023年6月20日〜2023年6月23日購入申込期間は2023-06-20から2023-06-23までです。
上場日
2023年6月28日上場日は2023-06-28です。
初値形成時の気配と売買規制を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | ノイルイミューン・バイオテック株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 4893 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 医薬品 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 30.8億円 |
| 想定時価総額 | 319.7億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 720円 |
|---|---|
| 仮条件 | 700〜740 |
| 公募価格 | 740円 |
| 予想初値 | 720円 |
| 予想利益 | -2,000円 |
| 初値 | 695円 |
| 初値騰落率 | -6.1% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 固形がん向けCAR-T療法という医療ニーズの高い研究テーマです
- 武田薬品工業が大株主で事業提携の実績があります
- 2022年12月期はライセンス収入により売上高が増加しました
- 主要な上位株主には価格解除条件のない180日のロックアップがあります
マイナス要因
- 直近3期は最終赤字が続き研究開発資金の確保が必要です
- 臨床試験や提携の成否で企業価値が大きく変動します
- 仮条件上限ベースの時価総額は約319.7億円と高いです
- 公募株の多くが海外販売で国内個人向け配分は限られます
FINANCIALS
業績推移
単独決算の売上高と当期純損失を掲載しています。
2022年12月期はライセンス関連収入で売上が増加しましたが、研究開発段階のため最終赤字が続いています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年12月期 | 97百万円 | -637百万円 | - |
| 2021年12月期 | 101百万円 | -795百万円 | +4.1% |
| 2022年12月期 | 626百万円 | -387百万円 | +519.8% |
業績コメント
売上高は2020年12月期97百万円、2021年12月期101百万円、2022年12月期626百万円です。
当期純損失は637百万円、795百万円、387百万円で、2022年12月期は赤字幅が縮小しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
上位10株主は180日拘束で、価格解除条件はありません。
VC等比率は株主一覧にある投資事業組合を合計した概算6.3%としています。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社鶴亀 | 9,871,350株 | 23.27% | 180日 |
| 武田薬品工業株式会社 | 8,119,800株 | 19.14% | 180日 |
| 玉田耕治 | 4,192,000株 | 9.88% | 180日(うち潜在株式442,000株) |
| 石﨑秀信 | 2,430,000株 | 5.73% | 180日(うち潜在株式430,000株) |
| Binex Co., Ltd. | 2,277,825株 | 5.37% | 180日 |
| 和田聡 | 2,000,000株 | 4.71% | 180日 |
| 瀬戸恭子 | 2,000,000株 | 4.71% | 180日 |
| 佐古田幸美 | 1,363,000株 | 3.21% | 180日(うち潜在株式363,000株) |
| 大和日台バイオベンチャー投資事業有限責任組合 | 1,349,200株 | 3.18% | 180日 |
| 株式会社アプリコット | 1,203,850株 | 2.84% | 180日 |
株主構成コメント
鶴亀、武田薬品、創業関係者が上位を占め、事業会社と経営陣の比重が高い構成です。
投資事業組合は大和日台に加え、下位株主のMEDIPAL、Sosei、ヘルスケア・イノベーション、KD Bioを含め概算6.3%です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ノイルイミューン・バイオテックのIPOは、CAR-T療法の将来性より赤字と高い時価総額を慎重に見たい案件です。
固形がんへの効果向上を目指す独自技術を持ち、武田薬品との提携実績は研究基盤の評価材料になります。
2022年12月期は売上高6.3億円へ増えましたが、直近3期は最終赤字が続き、研究開発費の負担は重い状況です。
仮条件上限740円では吸収金額約30.8億円、時価総額約319.7億円で、臨床段階の企業として高い期待を織り込みます。
上位株主は180日拘束ですが、治験の遅延や提携条件の変更、追加資金調達には注意が必要です。
主幹事のSMBC日興証券を中心に、開発リスクを許容できる範囲へ申込を限定したいIPOです。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年6月28日
公開価格740円に対して初値は695円となり、公開価格比は-6.1%でした。
100株当たりの初値売り損益は-4,500円です。