IPO DETAIL
株式会社Arent
建設・プラント業界の業務知識をソフトウェア化し、DXコンサルティングとCAD・BIM関連プロダクトの共同開発を行う会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
Arentは、建設業界の人手不足や2024年問題を背景に、業務ノウハウをソフトウェアへ転換する事業に成長余地があります。
ただし、単体では黒字でも2021年6月期と2022年6月期の連結最終損益は赤字で、評価には会計範囲の違いを反映する必要があります。
吸収金額は約19.4億円で、仮条件が想定価格を下回った点も需要面の警戒材料です。
みずほ証券を軸に、割安化と連結収益の改善余地を見比べて選別参加します。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のみずほ証券を中心に、SBI証券、野村證券、楽天証券も確認します。
仮条件の下振れを踏まえ、申込口数を抑えて選別参加します。
主幹事を最優先
主幹事はみずほ証券です。
仮条件が想定価格を下回った理由と需要倍率を確認して申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は6社です。
SBI証券、野村證券、楽天証券なども併用します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,440円の場合、100株で14.4万円が必要です。
同日上場銘柄との資金配分を調整します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- みずほ証券を優先する
- 建設DXの成長性を評価する
- 仮条件下振れと連結赤字を確認する
注意点
- 連結最終赤字が続く
- 仮条件が想定価格を下回る
- 吸収金額は約19.4億円
- 潜在株式による希薄化に注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年3月9日〜3月15日
公開価格決定日: 2023年3月16日
申込期間: 2023年3月17日〜3月23日
上場日: 2023年3月28日
BB申込期間
2023年3月9日〜2023年3月15日BB期間は2023-03-09〜2023-03-15で、仮条件は1140〜1440円です。
抽選日
2023年3月16日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-03-16です。
購入申込期間
2023年3月17日〜2023年3月23日当選後は2023-03-17〜2023-03-23の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年3月28日上場日は2023-03-28です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社Arent |
|---|---|
| 証券コード | 5254 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 吸収金額 | 19.4億円 |
| 想定時価総額 | 86.7億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,750円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1140〜1440 |
| 公募価格 | 1,440円 |
| 予想初値 | 1,800円 |
| 予想利益 | 3.6万円 |
| 初値 | 1,802円 |
| 初値騰落率 | 25.1% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 建設・プラント業界のDXという成長テーマ
- 熟練者の暗黙知をソフトウェア化する専門性
- 想定価格から仮条件が下がり価格負担が軽減
- 創業関係者の持分が厚く主要経営株主に180日の拘束
マイナス要因
- 2021年6月期と2022年6月期は連結最終赤字
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約19.4億円
- 仮条件が想定価格を大きく下回り需要評価に慎重さがある
- VC・投資組合等の比率は概算約13.4%
FINANCIALS
業績推移
2020年6月期は単体、2021年6月期以降は連結の売上高と当期損益を百万円単位で掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年6月期(単体) | 762百万円 | 251百万円 | - |
| 2021年6月期(連結) | 722百万円 | -20百万円 | -5.2% |
| 2022年6月期(連結) | 1,012百万円 | -48百万円 | +40.2% |
業績コメント
2020年6月期は単体で売上高762百万円、当期純利益251百万円です。
連結では2021年6月期の売上高722百万円、親会社株主に帰属する当期純損失20百万円、2022年6月期の売上高1,012百万円、同損失48百万円となりました。
単体黒字と連結赤字を区別して評価する必要があります。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要経営株主には180日のロックアップがあります。
SBI系ファンドは継続保有方針で、一部保有分は潜在株式です。
VC保有が一定程度あります。ロックアップ条件を確認しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 鴨林広軌 | 2,411,480株 | 39.98% | 180日 |
| 梅林真如 | 702,600株 | 11.65% | 180日/潜在株式(全量) |
| SBI4&5投資事業有限責任組合 | 457,840株 | 7.59% | 継続保有方針 |
| 佐海文隆 | 440,000株 | 7.29% | 180日 |
| 大北尚永 | 400,000株 | 6.63% | 180日 |
| 中川高志 | 400,000株 | 6.63% | 180日 |
| 丸山篤史 | 400,000株 | 6.63% | 180日 |
| SBI4&5投資事業有限責任組合2号 | 120,960株 | 2.01% | 継続保有方針 |
| 合同会社J&TC Frontier | 112,520株 | 1.87% | 180日 |
| 清水利恭 | 92,440株 | 1.53% | 180日 |
株主構成コメント
鴨林広軌氏が39.98%を保有し、創業関係者と従業員が広く株式を持ちます。
株主一覧全体から集計したVC・投資組合等の比率は概算約13.4%です。
SBI系2ファンドは継続保有方針ですが、潜在株式を含むため将来の希薄化は確認が必要です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ArentのIPOは、建設DXの成長テーマを評価できる一方、仮条件の下振れと連結赤字を確認したい案件です。
建設・プラント業界の熟練者が持つ暗黙知をソフトウェア化し、DXコンサルティングと共同開発型プロダクトを提供しています。
2020年6月期は単体黒字でしたが、連結では2021年6月期、2022年6月期とも最終赤字で、先行投資の回収が課題です。
仮条件上限1,440円では吸収金額が約19.4億円、時価総額が約86.7億円となり、想定価格からの下振れ理由も確認が必要です。
創業関係者の持分は厚い一方、VC・投資組合等の比率は概算約13.4%で、潜在株式による将来の希薄化にも注意が必要です。
申込みはみずほ証券を中心に、建設DXへの期待と需要面の弱さを比較して選別参加する方針です。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年3月28日
公開価格1,440円に対して初値は1,802円となり、騰落率は+25.1%でした。
初値売り損益は100株で36,200円でした。