IPO DETAIL
株式会社eWeLL
訪問看護ステーション向け電子カルテ「iBow」を中心に、請求・勤怠管理や事務代行まで業務を一体で支援する会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
訪問看護に特化した「iBow」は業務課題が明確で、売上高の拡大と黒字化後の利益成長も評価できます。
電子カルテだけでなく、請求・勤怠管理や事務代行まで提供することで継続収益を積み上げやすい事業です。
一方、吸収金額約36.0億円と売出しの多さ、投資ファンド比率概算約16.4%は需給上の確認材料です。
大和証券を優先し、仮条件が成長性を過度に織り込んでいなければ前向きに検討したい案件です。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
大和証券を最優先とし、野村證券やSBI証券などにも申込みます。
訪問看護SaaSの成長性を評価しつつ、36.0億円の公開規模と売出しの多さを確認します。
主幹事を最優先
大和証券が申込の中心です。
主幹事として配分が厚くなる可能性があるため、最初に申込条件と締切を確認します。
平幹事も取りこぼさない
主幹事以外の配分は限られますが、ネット抽選に対応する幹事を併用して申込機会を広げます。
資金と締切を管理
仮条件上限1,700円の場合、100株当たりの申込資金は170,000円です。
申込資金に加え、証券会社ごとの前受金と資金拘束の扱いも確認が必要です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事の大和証券を優先する
- 仮条件上限1,700円で100株17万円を準備する
- 野村證券やSBI証券も確認する
- 医療DXの評価と売出比率を見比べる
注意点
- 吸収金額約36.0億円の需給負担
- 公募を上回る売出株数
- 投資ファンド約16.4%の残存持分
- 介護報酬制度や競争環境の変化
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2022年9月1日〜9月7日
公開価格決定日: 2022年9月8日
申込期間: 2022年9月9日〜9月14日
上場日: 2022年9月16日
BB申込期間
2022年9月1日〜2022年9月7日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は1500〜1700円です。
抽選日
2022年9月8日公開価格決定日・抽選結果確認日は2022-09-08です。
購入申込期間
2022年9月9日〜2022年9月14日当選後は2022-09-09〜2022-09-14の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2022年9月16日上場日は2022-09-16です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社eWeLL |
|---|---|
| 証券コード | 5038 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 大和証券 |
| 吸収金額 | 36億円 |
| 想定時価総額 | 118億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,450円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1500〜1700 |
| 公募価格 | 1,700円 |
| 予想初値 | 2,310円 |
| 予想利益 | 6.1万円 |
| 初値 | 3,910円 |
| 初値騰落率 | 130% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 訪問看護に特化したSaaSで業務課題と導入効果が分かりやすい
- 売上高は直近3期で倍増し2020年12月期から黒字化した
- 継続課金に加えて請求・勤怠管理や事務代行も提供する
- 中野剛人氏など主要株主には180日のロックアップがある
マイナス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約36.0億円で小型とはいえない
- 公募より売出株が多く既存株主の換金色がある
- 投資ファンドの保有比率は上場前ベースで概算約16.4%
- 介護報酬制度や訪問看護市場の競争環境に業績が左右される
FINANCIALS
業績推移
単体売上高は530百万円、791百万円、1,193百万円、当期純利益は△15百万円、185百万円、340百万円です。
2020年12月期に黒字化し、2021年12月期も増収増益となりました。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2019年12月期(単体) | 530百万円 | -15百万円 | - |
| 2020年12月期(単体) | 791百万円 | 185百万円 | +49.2% |
| 2021年12月期(単体) | 1,193百万円 | 340百万円 | +50.8% |
業績コメント
単体売上高は530百万円、791百万円、1,193百万円、当期純利益は△15百万円、185百万円、340百万円です。
2020年12月期に黒字化し、2021年12月期も増収増益となりました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
中野剛人氏、北村亜沙子氏、住友商事、RSPファンド6号などには180日のロックアップがあり、価格解除条件はありません。
ロックアップ対象外または売出しで放出される株式は別に確認します。
VC保有が一定程度あります。ロックアップ条件を確認しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 中野 剛人 | 2,962,500株 | 39.15% | 180日 |
| 北村 亜沙子 | 1,239,000株 | 16.37% | 180日 |
| 住友商事株式会社 | 1,033,500株 | 13.66% | 180日 |
| 合同会社RSPファンド6号 | 979,500株 | 12.94% | 180日 |
| 島田 亨 | 412,500株 | 5.45% | 180日 |
| 松下 智樹 | 372,000株 | 4.92% | 180日 |
| SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 | 258,000株 | 3.41% | - |
| 株式会社シグマクシス・インベストメント | 102,000株 | 1.35% | 180日 |
| 江尻 裕一 | 49,500株 | 0.65% | - |
| 中尾 充 | 30,000株 | 0.40% | 180日 |
株主構成コメント
中野剛人氏と北村亜沙子氏で約55.5%を保有し、住友商事とRSPファンド6号も各10%超を持ちます。
RSPファンド6号とSMBCベンチャーキャピタル3号の合計は概算約16.4%で、RSPには180日の拘束がある一方、SMBCベンチャーキャピタルは売出しで保有株を放出します。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
eWeLLは訪問看護SaaSの成長性と黒字化後の利益拡大を評価しつつ、吸収金額約36.0億円の需給を確認したいIPOです。
電子カルテ「iBow」を軸に、レセプト請求、勤怠管理、事務代行まで訪問看護の業務を一体で効率化します。
売上高は2019年12月期の5.3億円から2021年12月期の11.9億円へ増え、最終利益も3.4億円まで拡大しました。
公募より売出株が多く、RSPファンド6号とSMBCベンチャーキャピタルを合わせた投資ファンド比率は概算約16.4%です。
医療DXの追い風はあるものの、介護報酬制度の変更、顧客獲得費用、訪問看護向けサービス間の競争には注意が必要です。
大和証券を中心に、仮条件の評価と機関投資家需要を確認しながら、前向きながらも申込量を調整する方針が考えられます。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2022年9月16日
公開価格は1,700円、初値は3,910円となり、100株当たりの損益は221,000円でした。