IPO DETAIL
株式会社ヌーラボ
プロジェクト管理ツール「Backlog」を中心に、作図、チャット、ID管理などのクラウドサービスを提供します。
SUMMARY
このIPOの結論
ヌーラボのIPOはBacklogの知名度と継続課金収入を評価できる一方、赤字継続と公開規模から需要を選別したい案件です。
プロジェクト管理を中心に作図、チャット、ID管理まで提供し、チームの共同作業を支える製品群を展開しています。
連結売上高は伸び、最終赤字も縮小していますが、黒字化の時期と成長投資の回収が評価の分かれ目になります。
申込みは主幹事のSMBC日興証券を軸に、SaaS株の地合いとVC株の解除水準を確認して判断する方針です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSMBC日興証券を中心に、ネット申込に対応する幹事証券へも申込先を広げます。
公開規模、業績、株主構成、ロックアップを確認して申込可否を判断します。
主幹事を最優先
配分面ではSMBC日興証券が中心です。
主幹事として優先的に申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
幹事証券の割当は限定的でも、ネット抽選に参加できる会社は当選機会の上積みになります。
資金と締切を管理
仮条件上限1,000円の場合、100株当たりの申込資金は100,000円です。
前受金の有無と資金拘束の時期は証券会社ごとに確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事のSMBC日興証券を優先して申し込む
- 仮条件上限1,000円で資金を準備する
- ネット対応の幹事証券も確認する
- 購入申込期限を忘れない
注意点
- 市場の地合い悪化時は初値が伸びにくい
- ロックアップ解除条件と売出比率を確認する
- 上場ラッシュの資金分散に注意する
- 購入申込忘れに注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2022年6月13日〜6月17日
公開価格決定日: 2022年6月20日
申込期間: 2022年6月21日〜6月24日
上場日: 2022年6月28日
BB申込期間
2022年6月13日〜2022年6月17日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は960〜1000円です。
抽選日
2022年6月20日公開価格決定日・抽選結果確認日は2022-06-20です。
購入申込期間
2022年6月21日〜2022年6月24日当選後は2022-06-21〜2022-06-24の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2022年6月28日上場日は2022-06-28です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社ヌーラボ |
|---|---|
| 証券コード | 5033 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 22.3億円 |
| 想定時価総額 | 64.5億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 960円 |
|---|---|
| 仮条件 | 960〜1000 |
| 公募価格 | 1,000円 |
| 予想初値 | 1,150円 |
| 予想利益 | 1.5万円 |
| 初値 | 955円 |
| 初値騰落率 | -4.5% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- Backlogを中心とする継続課金型SaaSに知名度があります
- 連結売上高は直近3期で着実に拡大しています
- 創業者側が約75%を保有し経営基盤が安定しています
- 国内外のチーム開発需要を取り込める事業です
マイナス要因
- 直近連結期まで最終赤字が続いています
- 吸収金額約22.3億円は小型SaaSとして軽くありません
- VC株は公開価格1.5倍でロックアップが解除されます
- 競合サービスが多く販売費と開発費の負担があります
FINANCIALS
業績推移
直近3期の売上高と当期純利益を百万円単位で掲載しています。
単独・連結や決算期間の違いがある場合は注記に注意してください。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2019年3月期(単体) | 1,149百万円 | -332百万円 | - |
| 2020年3月期(連結) | 1,586百万円 | -53百万円 | +38.0% |
| 2021年3月期(連結) | 1,939百万円 | -26百万円 | +22.3% |
業績コメント
2019年3月期は単体で売上高1,149百万円、当期純損失332百万円です。
連結移行後は2020年3月期に売上高1,586百万円、親会社株主に帰属する当期純損失53百万円、2021年3月期に売上高1,939百万円、同純損失26百万円となり、赤字幅は縮小しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
上位株主のロックアップ期間は主に180日〜360日です。
解除条件は1.5倍です。
VC保有が一定程度あります。ロックアップ条件を確認しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 橋本 正徳 | 1,658,742株 | 25.42% | 360日 |
| 田端 辰輔 | 1,653,397株 | 25.34% | 360日 |
| 株式会社アリオト | 1,566,655株 | 24.01% | 180日 |
| Founder Foundry1号投資事業有限責任組合 | 321,428株 | 4.93% | 360日/1.5倍 |
| ヌーラボ従業員持株会 | 292,349株 | 4.48% | 180日 |
| XTech1号投資事業有限責任組合 | 178,571株 | 2.74% | 360日/1.5倍 |
| イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 | 165,000株 | 2.53% | 360日/1.5倍 |
| イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合 | 115,511株 | 1.77% | 360日/1.5倍 |
| 新生ベンチャーパートナーズ1号投資事業有限責任組合 | 95,238株 | 1.46% | 360日/1.5倍 |
| 馬場 保幸 | 24,437株 | 0.37% | 180日 |
株主構成コメント
橋本正徳氏、田端辰輔氏、資産管理会社アリオトで約74.8%を保有し、創業者側が経営支配を維持しています。
ただし、VC株は合計13.43%で360日または公開価格1.5倍の解除条件があり、解除条件到達後の売り圧力に注意が必要です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ヌーラボのIPOはBacklogの知名度と継続課金収入を評価できる一方、赤字継続と公開規模を踏まえて需要を選別したい案件です。
プロジェクト管理を中心に作図、チャット、ID管理までクラウドで提供し、チームの共同作業へ深く入り込む製品群を展開しています。
連結売上高は直近3期で着実に伸び、最終赤字も縮小していますが、黒字化の時期と成長投資を回収できる利益率が重要です。
時価総額は約64.5億円、吸収金額は約22.3億円で、SaaSのテーマ性があっても小型案件ほどの需給優位は見込みにくいです。
創業者側が約75%を保有する一方、VC株は360日または公開価格1.5倍で解除されるため、解除水準到達後の売りには注意が必要です。
申込みは主幹事のSMBC日興証券を中心に、SaaS株の地合いとブックビルディング需要を確認し、赤字企業として無理のない範囲で判断する方針です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2022年6月28日
公開価格は1,000円、初値は955円となり、100株当たりの損益は-4,500円でした。