IPO DETAIL
スパイダープラス株式会社
建設現場の図面、写真、検査記録をタブレットで一元管理する施工管理SaaS「SPIDERPLUS」を開発・提供する建設DX企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
スパイダープラスは、人手不足が続く建設現場の生産性向上を支えるSaaS企業です。
売上高は5.9億円から12.9億円へ拡大し、2019年12月期は最終黒字へ転換しました。
仮条件上限1,160円では吸収金額が約102.0億円となり、グロースIPOとしては大型です。
継続課金型の収益と建設DXのテーマ性は需要を集めやすい一方、同日上場のAppier Groupとの資金分散が意識されます。
創業者の持分は厚いものの、DCIファンド株は90日または公開価格1.5倍で解除されます。
野村證券を軸に、海外需要と大型需給の消化状況を確認して参加を判断します。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の野村證券を優先し、大和証券、SBI証券、SMBC日興証券なども併用します。
大型需給と同日上場を踏まえ、資金配分を慎重に決めます。
主幹事を最優先
主幹事は野村證券です。
公開株の配分が集中するため、申込方法と購入期限を確認して最優先で申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は9社です。
大和証券、SBI証券、SMBC日興証券なども併用し、抽選機会を広げます。
資金と締切を管理
仮条件上限1,160円の場合、100株あたりの申込資金は116,000円です。
証券会社ごとの資金ルールを確認し、申込資金を無理なく配分します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 野村證券を優先する
- 海外投資家の需要を確認する
- Appier Groupとの同日上場を考慮する
- 1.5倍解除価格を確認する
注意点
- 吸収金額は約102.0億円
- 大型IPOを消化する需要が必要
- 同日上場による資金分散がある
- VC株は1.5倍で解除
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2021年3月15日〜3月18日
公開価格決定日: 2021年3月19日
申込期間: 2021年3月22日〜3月25日
上場日: 2021年3月30日
BB申込期間
2021年3月15日〜2021年3月18日BB期間は2021-03-15〜2021-03-18で、仮条件は1010〜1160円です。
抽選日
2021年3月19日公開価格決定日・抽選結果確認日は2021-03-19です。
購入申込期間
2021年3月22日〜2021年3月25日当選後は2021-03-22〜2021-03-25の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2021年3月30日上場日は2021-03-30です。
公開規模、業績、株主構成、同時期のIPO需給を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | スパイダープラス株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 4192 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 102億円 |
| 想定時価総額 | 369億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,010円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1010〜1160 |
| 公募価格 | 1,160円 |
| 予想初値 | 2,050円 |
| 予想利益 | 8.9万円 |
| 初値 | 1,722円 |
| 初値騰落率 | 48.4% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 建設DXと施工管理SaaSの成長テーマ
- 売上高が直近3期で拡大
- 2019年12月期に最終黒字へ転換
- 創業者の保有比率が高い
マイナス要因
- 吸収金額約102.0億円の大型案件
- Appier Groupとの同日上場
- 海外販売を含む大量の公開株
- VC株は公開価格1.5倍で解除
FINANCIALS
業績推移
2017年12月期から2019年12月期までの単独決算を百万円単位で掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2017年12月期(単独) | 587百万円 | -50百万円 | - |
| 2018年12月期(単独) | 909百万円 | -125百万円 | +54.9% |
| 2019年12月期(単独) | 1,286百万円 | 63百万円 | +41.5% |
業績コメント
売上高は587百万円、909百万円、1,286百万円と増加しました。
当期純損益は△50百万円、△125百万円、63百万円で、2019年12月期に黒字へ転換しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主には90日のロックアップが設定されています。
一部株式は公開価格1.5倍で解除されます。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 伊藤謙自 | 19,481,800株 | 59.24% | 90日 |
| 株式会社CHIYOMARU STUDIO | 2,024,800株 | 6.16% | 90日 |
| DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 | 1,818,100株 | 5.53% | 90日/1.5倍 |
| 安藤龍平 | 1,500,000株 | 4.56% | 90日 |
| 増田寛雄 | 925,000株 | 2.81% | 90日 |
| 大村幸寛 | 890,000株 | 2.71% | 90日 |
| 野田隆正 | 645,000株 | 1.96% | 90日 |
| 吉田淳也 | 584,400株 | 1.78% | 90日 |
| 鈴木雅人 | 502,500株 | 1.53% | 90日 |
| 村商株式会社 | 416,600株 | 1.27% | 90日 |
株主構成コメント
伊藤謙自氏が約59%を保有し、経営支配は安定しています。
上位株主は原則90日拘束ですが、DCIファンドの約5.5%は公開価格1.5倍で解除されるため、株価上昇時の需給に注意が必要です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
スパイダープラスのIPOは、建設DXの成長性を評価しつつ、約102.0億円の大型需給を慎重に見たい案件です。
施工図面や写真、検査記録をクラウドで共有し、建設現場の業務効率と情報精度を高めるサービスを提供します。
売上高は5.9億円から12.9億円へ拡大し、2019年12月期には最終黒字へ転換して収益改善が進みました。
時価総額は約369.0億円でSaaS人気は期待できますが、公開株の消化には国内外からの強い需要が必要です。
創業者の持分は厚い一方、DCIファンド株は90日または公開価格1.5倍で解除される点に注意が必要です。
野村證券を中心に、海外投資家需要とAppier Groupとの同日上場による資金分散を確認して申し込みたいです。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2021年3月30日
公開価格1,160円に対して初値は1,722円となり、100株当たり損益は+56,200円、騰落率は+48.4%でした。