IPO DETAIL
クリングルファーマ株式会社
組換えヒトHGFタンパク質を用いた難治性疾患向け治療薬の研究開発を行う創薬バイオ企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
HGFタンパク質による難治性疾患治療薬は希少性があり、仮条件上限で吸収金額約6.7億円と需給も軽い案件です。
一方、売上未計上で赤字が続き、VC・事業会社株の1.5倍解除も多いため、野村證券から限定的に参加する判断です。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の野村證券を優先し、SBI証券、SMBC日興証券、楽天証券も併用します。
創薬リスクを踏まえ申込額は限定します。
主幹事を最優先
主幹事は野村證券です。
公開株の大半を引き受けるため、抽選参加は野村證券を最優先とします。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は9社です。
SBI証券、SMBC日興証券、楽天証券などネット申込可能な幹事も確認します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,000円の場合、100株当たりの申込資金は100,000円です。
各証券会社で前受金ルールと資金拘束のタイミングが異なるため、申込前に確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 野村證券を最優先にする
- 治験パイプラインの進捗を確認する
- バイオIPOの地合いを確認する
- 公開価格1.5倍の解除株を確認する
注意点
- 売上未計上と赤字継続に注意する
- 臨床試験の失敗リスクを考慮する
- VC比率約29.4%を確認する
- 解除条件到達後の売り圧力に注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2020年12月10日〜12月16日
公開価格決定日: 2020年12月17日
申込期間: 2020年12月18日〜12月23日
上場日: 2020年12月28日
BB申込期間
2020年12月10日〜2020年12月16日BB期間は2020-12-10〜2020-12-16です。
仮条件は950〜1000です。
抽選日
2020年12月17日公開価格決定日・抽選結果確認日は2020-12-17です。
購入申込期間
2020年12月18日〜2020年12月23日購入申込期間は2020-12-18〜2020-12-23です。
証券会社ごとの締切時刻を確認します。
上場日
2020年12月28日上場日は2020-12-28です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | クリングルファーマ株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 4884 |
| 市場 | 東証マザーズ |
| 業種 | 医薬品 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 6.7億円 |
| 想定時価総額 | 42.3億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 950円 |
|---|---|
| 仮条件 | 950〜1000 |
| 公募価格 | 1,000円 |
| 予想初値 | 1,100円 |
| 予想利益 | 1.0万円 |
| 初値 | 1,480円 |
| 初値騰落率 | 48% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- HGF創薬の希少テーマ
- 吸収金額約6.7億円
- 公募中心の資金調達
- 主幹事への配分が集中
マイナス要因
- 直近3期は売上高なし
- 研究開発赤字が継続
- VC比率約29.4%
- 多数の株式が1.5倍で解除
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主の多くには90日のロックアップがありますが、複数の事業会社・VCは公開価格の1.5倍で解除されます。
OUVC1号と丸石製薬は継続保有扱いです。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 日本全薬工業株式会社 | 500,840株 | 12.12% | 90日/1.5倍 |
| 慶應イノベーション・イニシアティブ1号投資事業有限責任組合 | 470,460株 | 11.38% | 90日/1.5倍 |
| DBJキャピタル投資事業有限責任組合 | 319,800株 | 7.74% | 90日/1.5倍 |
| THVP-1号投資事業有限責任組合 | 226,660株 | 5.48% | 90日/1.5倍 |
| CYBERDYNE株式会社 | 200,000株 | 4.84% | 90日/1.5倍 |
| OUVC1号投資事業有限責任組合 | 200,000株 | 4.84% | - |
| 安達 喜一 | 171,900株 | 4.16% | 90日 |
| 岩谷 邦夫 | 132,040株 | 3.20% | 90日/1.5倍 |
| 丸石製薬株式会社 | 100,000株 | 2.42% | - |
| 株式会社リプロセル | 100,000株 | 2.42% | 90日/1.5倍 |
株主構成コメント
製薬会社と大学系・金融系VCが分散して保有し、特定の創業者に支配が集中しない株主構成です。
ただし、上位10株主のうち多くが90日・1.5倍解除となるため、解除条件到達後は潜在的な売り圧力が強まります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
クリングルファーマのIPOは約6.7億円の小型需給が支えになる一方、売上未計上の創薬企業として慎重に判断したい案件です。
HGFタンパク質を用いて脊髄損傷や声帯瘢痕などの難治性疾患向け治療薬を開発しています。
直近3期は売上高の計上がなく、2019年9月期の当期純損失は3.0億円で、臨床開発資金の確保が続く段階です。
仮条件上限では時価総額約42.3億円、吸収金額約6.7億円となり、バイオ人気が強ければ需給面は下支えされると考えられます。
VC比率は約29.4%で、事業会社を含む多数の株式が90日または公開価格1.5倍で解除される点に注意が必要です。
申込みは野村證券を軸に、治験の進捗とバイオ株の地合いを確認し、損失を限定できる範囲にとどめる方針です。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2020年12月28日
公開価格1,000円に対して初値は1,480円となり、騰落率は+48.0%でした。
初値売り損益は100株で48,000円でした。