IPO DETAIL
LiNKX株式会社
金融分野を中心に、勘定系システム、APIゲートウェイ、データ基盤など基幹システムのモダナイゼーションを支援する企業です。
クラウドネイティブやAI技術を活用した開発支援を展開しています。
SUMMARY
このIPOの結論
金融機関のレガシーシステム刷新は継続的な需要が見込め、LiNKXは高度なエンジニアリングとAI活用を強みにしています。
直近3期は増収増益で、2025年6月期の売上高は1,374百万円、当期純利益は228百万円です。
仮条件上限790円での吸収金額は約13.3億円と軽く、100株資金も79,000円に収まります。
一方、売出し比率、主要顧客依存、直近調達価格を下回る上場価格には注意が必要です。
BBでは小型需給を評価し、主幹事中心に参加したい案件です。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の野村證券を最優先に、マネックス証券、SMBC日興証券、松井証券、SBI証券、楽天証券、三菱UFJ eスマート証券も併用します。
小型で成長性がありますが、売出し比率と顧客集中を踏まえ、過度な値幅は想定しません。
主幹事を最優先
野村證券は主幹事で割当の大半を占めるため、最優先で申し込みたい証券会社です。
平幹事も取りこぼさない
マネックス証券、SMBC日興証券、松井証券、SBI証券、楽天証券などネット対応の幹事は当選機会を増やす候補です。
三菱UFJ eスマート証券は委託幹事として確認したい証券会社です。
資金と締切を管理
仮条件上限790円の場合、100株あたりの申込資金は79,000円です。
必要資金に加え、証券会社ごとの前受金ルールと資金拘束の時期もBB締切前に確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事の野村證券を最優先に申し込む
- 仮条件上限790円に合わせて7.9万円以上の資金を準備する
- ネット対応の幹事証券も併用する
- 購入申込期間は6月15日〜6月18日なので忘れず確認する
注意点
- 売出比率が高く、既存株主の換金色がある
- 主要顧客への依存度が高い点に注意する
- ダウンラウンド色があり、評価面で慎重に見られる可能性がある
- 小型でも地合い悪化時は初値が伸びにくい
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2026年6月8日〜6月11日
公開価格決定日: 2026年6月12日
申込期間: 2026年6月15日〜6月18日
上場日: 2026年6月23日
BB申込期間
2026年6月8日〜2026年6月11日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は730円〜790円です。
抽選日
2026年6月12日公開価格決定日・抽選結果確認日は2026年6月12日です。
購入申込期間
2026年6月15日〜2026年6月18日当選後は2026年6月15日〜6月18日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2026年6月23日上場日は2026年6月23日です。
小型IPOですが、売出しの多さと地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | LiNKX株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 584A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 13.3億円 |
| 想定時価総額 | 53.6億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 710円 |
|---|---|
| 仮条件 | 730〜790 |
| 公募価格 | 790円 |
| 予想初値 | 1,050円 |
| 予想利益 | 2.6万円 |
| 初値 | 1,075円 |
| 初値騰落率 | 36.1% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 金融機関の基幹システム刷新という継続性の高い需要
- クラウドネイティブ開発とAI活用を支える技術力
- 直近3期の増収増益と2025年6月期の利益拡大
- 吸収金額約13.3億円、100株資金7.9万円、主要株主の180日ロックアップ
マイナス要因
- 公募を大きく上回る売出株による換金色
- 特定の主要顧客への高い売上依存
- 直近の第三者割当価格を下回るダウンラウンド色
- エンジニア採用競争と人件費上昇による利益率への影響
FINANCIALS
業績推移
数値は単独決算に基づきます。
直近3期は増収増益で、2026年6月期も増収増益予想ですが、主要顧客依存と採用・人件費増には注意が必要です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2023年6月期 | 672百万円 | 77百万円 | - |
| 2024年6月期 | 827百万円 | 87百万円 | +23.1% |
| 2025年6月期 | 1,374百万円 | 228百万円 | +66.1% |
業績コメント
売上高は2023年6月期672百万円、2024年6月期827百万円、2025年6月期1,374百万円と増加しました。
当期純利益も77百万円、87百万円、228百万円へ拡大しています。
成長率は高い一方、顧客集中とエンジニア採用コストは継続的な確認事項です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
主要株主には180日のロックアップが設定されています。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 小西 祐一 | 5,323,000株 | 74.50% | 180日 |
| 小西 享 | 556,000株 | 7.78% | 180日 |
| オサムニア・モハメッド | 418,000株 | 5.85% | 180日 |
| QR2号ファンド投資事業有限責任組合 | 215,000株 | 3.01% | 180日 |
| ベイレリャン・アンソニー | 100,000株 | 1.40% | 180日 |
| 従業員 | 70,000株 | 0.98% | - |
| 従業員 | 68,000株 | 0.95% | - |
| 株式会社福岡銀行 | 54,300株 | 0.76% | 180日 |
| 従業員 | 34,000株 | 0.48% | - |
株主構成コメント
小西祐一氏が74.5%を保有し、経営陣の支配力が強い株主構成です。
VC・ファンド株はQR2号ファンドの3.0%にとどまり、主要株主には180日のロックアップがあります。
上場直後のファンド売り懸念は限定的ですが、売出しそのものは多い点を分けて評価する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
LiNKXのIPOは、金融システム刷新の成長性と軽い需給を評価し、前向きに検討しやすい案件です。
勘定系やAPI基盤など停止しにくい重要システムのモダナイゼーションを支援し、高度な開発力を強みにしています。
売上高は2023年6月期6.7億円から2025年6月期13.7億円へ倍増し、当期純利益も2.3億円まで拡大しました。
仮条件上限790円では吸収金額約13.3億円、100株資金7.9万円となり、需給・資金面は良好と考えられます。
主要株主の180日ロックアップは安心材料ですが、売出しの多さや顧客集中、ダウンラウンド色には注意が必要です。
申込みは主幹事の野村證券を軸に、成長性を評価しつつ、過度な初値期待を避けて判断したいと考えられます。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2026年6月23日
公開価格790円に対して初値は1,075円となり、騰落率は+36.1%でした。
初値売り利益は100株で28,500円でした。