IPO DETAIL
ブルーイノベーション株式会社
ドローンや無人搬送ロボットを統合管理する「Blue Earth Platform」を基盤に、設備点検、物流、教育などの省人化サービスを提供する企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
ドローン・ロボットの統合運用という分かりやすい成長テーマと、仮条件上限ベース約11.3億円の軽い需給は初値面の支えになります。
一方、売上拡大局面でも最終赤字が続いているため、成長期待だけでなく黒字化までの資金負担を織り込んで参加したい案件です。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の大和証券を最優先とし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券やネット申込に対応する幹事も併用します。
小型需給とドローン関連の注目度を評価しつつ、赤字継続と1.5倍解除株を踏まえて申込資金を配分します。
主幹事を最優先
主幹事は大和証券です。
配分の中心となるため、当選機会を重視する場合は最優先で申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
正式な引受幹事は、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、楽天証券、岡三証券、マネックス証券、松井証券の7社です。
資金と締切を管理
BB時点の仮条件上限は1,320円で、100株の申込資金は132,000円です。
前受金の有無や資金拘束の時期は証券会社ごとに確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 大和証券を最優先にする
- 仮条件上限1,320円で132,000円を準備する
- 1.5倍解除株の規模を確認する
- 赤字企業として資金配分を抑える
注意点
- 直近3期の最終赤字
- 売上計上時期による業績変動
- 外部株主の90日・1.5倍解除
- 研究開発と採用投資の継続
- 同日上場による資金分散
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年11月27日〜12月4日
公開価格決定日: 2023年12月4日
申込期間: 2023年12月5日〜12月8日
上場日: 2023年12月12日
BB申込期間
2023年11月27日〜2023年12月4日BB期間は2023-11-27〜2023-12-04で、仮条件は1220〜1320円です。
抽選日
2023年12月4日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-12-04です。
購入申込期間
2023年12月5日〜2023年12月8日当選後は2023-12-05〜2023-12-08の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年12月12日上場日は2023-12-12です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | ブルーイノベーション株式会社 |
|---|---|
| 証券コード | 5597 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 大和証券 |
| 吸収金額 | 13.6億円 |
| 想定時価総額 | 60.7億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,300円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1220〜1320 |
| 公募価格 | 1,584円 |
| 予想初値 | 1,900円 |
| 予想利益 | 5.8万円 |
| 初値 | 2,023円 |
| 初値騰落率 | 27.7% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- ドローンと無人搬送ロボットを統合する独自基盤
- インフラ点検や物流省人化を追い風とする成長余地
- 仮条件上限ベースで吸収金額が比較的小さい
- 創業者主導の株主構成と公募による成長資金調達
マイナス要因
- 直近3期で最終赤字が継続
- 案件の検収時期によって売上が変動しやすい
- 研究開発と専門人材の確保に先行費用が必要
- 一部株主に90日かつ公開価格1.5倍の解除条件
FINANCIALS
業績推移
2020年12月期から2022年12月期まで提出会社単体の数値です。
売上高は増加していますが、開発・事業基盤への先行投資により最終赤字が続いています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年12月期 | 493百万円 | -287百万円 | - |
| 2021年12月期 | 726百万円 | -395百万円 | +47.3% |
| 2022年12月期 | 908百万円 | -345百万円 | +25.1% |
業績コメント
単体売上高は2020年12月期493百万円、2021年12月期726百万円、2022年12月期908百万円と拡大しました。
ただし、当期純損失はそれぞれ287百万円、395百万円、345百万円で、黒字化には至っていません。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
創業者側は主に180日、ファンド・事業会社・金融機関の多くは90日かつ公開価格1.5倍で解除されます。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 熊田 貴之 | 1,620,000株 | 44.69% | 180日 |
| けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合 | 682,802株 | 18.84% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| 熊田 雅之 | 195,000株 | 5.38% | 180日 |
| TBSイノベーション・パートナーズ1号投資事業組合 | 128,571株 | 3.55% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| 株式会社レスターホールディングス | 100,000株 | 2.76% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| 大成株式会社 | 100,000株 | 2.76% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| 株式会社SBI新生銀行 | 75,000株 | 2.07% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| 日本郵政キャピタル株式会社 | 55,555株 | 1.53% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| FUSO-SBI Innovation Fund | 50,000株 | 1.38% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| 大成温調株式会社 | 50,000株 | 1.38% | 90日・公開価格の1.5倍 |
株主構成コメント
熊田貴之氏が44.69%、熊田雅之氏が5.38%を保有し、創業者側が経営の主導権を持っています。
一方、けいはんな系ファンド、TBS系ファンド、レスター、大成、日本郵政キャピタルなど外部株主が分散しており、その多くは90日または公開価格1.5倍で拘束が解けるため、解除水準到達後の売却余地を確認する必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ブルーイノベーションのIPOは、ドローン関連のテーマ性と比較的小さい公開規模が初値を支える一方、赤字継続を慎重に見たい案件です。
Blue Earth Platformを基盤に、設備点検や物流など複数の現場でドローンとロボットの統合運用を支援する点が事業上の特徴です。
売上高は拡大基調にありますが、研究開発や専門人材への投資を先行させており、直近3期で最終赤字が続いている点には注意が必要です。
仮条件上限ベースの吸収金額は比較的軽く、成長テーマへの関心も期待できますが、案件型売上の時期ずれで業績が振れやすい構造です。
創業者側の保有は安定材料となる一方、一部のファンドや事業会社株は公開価格1.5倍で解除され、上昇局面では売り圧力になり得ます。
申込みは主幹事の大和証券を中心に検討し、小型需給を評価しながらも、黒字化の道筋を踏まえて資金配分を抑える姿勢が妥当と考えられます。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年12月12日
公開価格1,584円に対して初値は2,023円となり、騰落率は+27.7%でした。
初値売り損益は100株で43,900円でした。