IPO DETAIL
株式会社サイプレス・ホールディングス
寿司、居酒屋、定食など複数ブランドの飲食店運営会社を傘下に持ち、グループ経営管理を行う持株会社です。
SUMMARY
このIPOの結論
サイプレス・ホールディングスは外食需要の回復を背景に、IFRS連結売上収益が8,817百万円から10,257百万円へ増加し、当期利益も17百万円から170百万円へ改善しました。
ただし利益率はまだ高くなく、原材料費や人件費の変動に左右されやすい事業です。
IPOは公募を伴わない売出し案件で、吸収金額は約28.7億円です。
丸の内キャピタル系が約48%、EAMが43.04%を保有しており、投資回収の色彩が明確です。
180日から360日のロックアップは短期需給を支えますが、上場後の成長投資資金を調達しない点も含め、BBは慎重参加とします。
大和証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の大和証券を優先しますが、売出しのみでファンド保有が大きいため、仮条件上限710円に割安感があるかを重視します。
ネット幹事は補助的に利用し、需要申告の強さが確認できない場合は見送ります。
主幹事を最優先
主幹事は大和証券です。
需要申告の状況を確認し、配分期待だけでなく価格の妥当性を優先します。
平幹事も取りこぼさない
野村證券、SBI証券、マネックス証券、楽天証券が幹事です。
ネット抽選は補完的に利用します。
資金と締切を管理
仮条件上限710円の場合、100株の申込資金は71,000円です。
少額でも案件の需給評価を優先し、申込口数を増やし過ぎない方針です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 大和証券の需要動向を確認する
- 仮条件上限710円で71,000円を準備する
- 当期利益と税引前利益を混同しない
- ファンド売出し案件として割安度を重視する
注意点
- 公募による成長資金調達がない
- 主要株主への集中度が高い
- 外食コスト上昇が利益を圧迫しやすい
- 上場後のファンド追加売却を確認する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2025年9月24日〜9月29日
公開価格決定日: 2025年9月30日
申込期間: 2025年10月1日〜10月6日
上場日: 2025年10月8日
BB申込期間
2025年9月24日〜2025年9月29日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は690〜710円です。
抽選日
2025年9月30日公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年9月30日です。
購入申込期間
2025年10月1日〜2025年10月6日当選後は2025年10月1日〜2025年10月6日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2025年10月8日上場日は2025年10月8日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社サイプレス・ホールディングス |
|---|---|
| 証券コード | 428A |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 小売業 |
| 主幹事 | 大和証券 |
| 吸収金額 | 28.7億円 |
| 想定時価総額 | 90.5億円 |
| 総合評価 | C |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 780円 |
|---|---|
| 仮条件 | 690〜710 |
| 公募価格 | 710円 |
| 予想初値 | 700円 |
| 予想利益 | -1,000円 |
| 初値 | 675円 |
| 初値騰落率 | -4.9% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- IFRS連結売上収益は直近2期で増加
- 当期利益は17百万円から170百万円へ改善
- 複数の飲食業態で顧客需要を分散
- EAMと代表者には360日の長期ロックアップ
マイナス要因
- 公募を伴わない全株売出し案件
- 丸の内キャピタル系とEAMに株式が集中
- 原材料費・人件費・賃料の上昇が利益率を圧迫する
- 吸収金額約28.7億円は時価総額に対して軽くない
FINANCIALS
業績推移
IFRS連結の売上収益と当期利益を掲載しています。
税引前利益は2023年8月期336百万円、2024年8月期444百万円ですが、当期利益とは別指標です。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2023年8月期(IFRS連結) | 8,817百万円 | 17百万円 | - |
| 2024年8月期(IFRS連結) | 10,257百万円 | 170百万円 | +16.3% |
業績コメント
確認できる直近2期のIFRS連結売上収益は8,817百万円から10,257百万円へ増加し、当期利益は17百万円から170百万円へ改善しました。
336百万円、444百万円は税引前利益であり、最終利益とは区別しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
ファンドは主に180日、EAMと代表者は360日で、価格解除条件はありません。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 丸の内キャピタル第二号投資事業有限責任組合 | 6,285,100株 | 47.23% | 180日 |
| 株式会社EAM | 5,728,100株 | 43.04% | 360日 |
| 東稔哉 | 820,869株 | 6.17% | 360日 |
| 尾澤一彦 | 105,200株 | 0.79% | 180日 |
| Marunouchi Global Fund II L.P. | 101,700株 | 0.76% | 180日 |
| 稲葉好紀 | 63,100株 | 0.47% | 180日 |
| 子会社従業員 | 31,500株 | 0.24% | 継続保有 |
| 子会社従業員 | 21,000株 | 0.16% | 継続保有 |
| 執行役員 | 13,100株 | 0.10% | 継続保有 |
| 子会社従業員 | 10,500株 | 0.08% | 継続保有 |
株主構成コメント
丸の内キャピタル第二号と関連海外ファンドで約48.0%、EAMが43.04%を保有します。
東稔哉氏を含めた上位3者への集中度が高く、IPOはファンドの売出しを中心とする出口案件です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
サイプレス・ホールディングスのIPOは、業績回復を確認できる一方、売出しのみのファンド出口案件として慎重に見たい案件です。
寿司、居酒屋、定食など複数の外食ブランドを展開し、業態を分けることで顧客需要の変化に対応しています。
IFRS連結売上収益は88.2億円から102.6億円へ増加し、当期利益も0.2億円から1.7億円へ改善しました。
吸収金額約28.7億円は時価総額約90.5億円に対して小さくなく、上場による成長資金の調達がない点も確認が必要です。
丸の内キャピタル系とEAMに株式が集中し、食材費や人件費、賃料の上昇が利益率を左右する点には注意が必要です。
申込みは大和証券を中心に、収益改善の持続性とファンド売出しを吸収できる価格かを確認して判断します。
大和証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2025年10月8日
公開価格は710円、初値は675円となり、公開価格比で4.9%下落しました。
100株当たりの損失は3,500円です。