IPO DETAIL
株式会社フライヤー
ビジネス書の要点を短時間で読める要約サービス「flier」を運営し、個人向けサブスクリプションに加えて法人向けの学習・人材育成サービスも提供しています。
SUMMARY
このIPOの結論
吸収金額は約5.1億円と小さく、継続課金型サービスの売上拡大と赤字縮小は初値需給の支えになります。
一方、直近3期はいずれも最終赤字で、メディアドゥの保有比率が高いほか、一部ファンドには公開価格1.5倍で解除されるロックアップやロックアップなしの株式があります。
小型成長株としての人気と、黒字化・株主需給の不確実性を併せて判断する案件です。
みずほ証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
小型のサブスクリプション型IPOとして需要を集めやすい一方、最終赤字と解除条件付きロックアップは無視できません。
主幹事みずほ証券を中心に、無理のない資金配分で参加を検討する銘柄です。
主幹事を最優先
主幹事のみずほ証券は配分の中心です。
申込優先度を高める場合は、まず主幹事口座を確保したいところです。
平幹事も取りこぼさない
SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などオンライン申込可能な幹事が多く、資金負担を抑えながら抽選機会を増やせます。
資金と締切を管理
仮条件上限680円の場合、100株の申込資金は68,000円です。
低価格で複数口座へ資金を分散しやすい案件です。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 仮条件上限の申込資金が小さいため、主幹事とネット証券を組み合わせて抽選口数を広げる戦略が取りやすいです。
注意点
- 赤字企業であることに加え、公開価格1.5倍到達時に売却可能となるファンド株やロックアップなし株がある点に注意してください。
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2025年2月3日〜2月7日
公開価格決定日: 2025年2月10日
申込期間: 2025年2月12日〜2月17日
上場日: 2025年2月20日
BB申込期間
2025年2月3日〜2025年2月7日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は590〜680円です。
抽選日
2025年2月10日公開価格決定日・抽選結果確認日は2025年2月10日です。
購入申込期間
2025年2月12日〜2025年2月17日当選後は2025年2月12日〜2025年2月17日の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2025年2月20日上場日は2025年2月20日です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社フライヤー |
|---|---|
| 証券コード | 323A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 吸収金額 | 5.1億円 |
| 想定時価総額 | 22.6億円 |
| 総合評価 | A |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 660円 |
|---|---|
| 仮条件 | 590〜680 |
| 公募価格 | 680円 |
| 予想初値 | 1,000円 |
| 予想利益 | 3.2万円 |
| 初値 | 1,178円 |
| 初値騰落率 | 73.2% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 吸収金額約5.1億円の小型案件で需給が引き締まりやすい
- ビジネス書要約サービスの法人利用と継続課金収入に成長余地
- 売上高が3期連続で増加し純損失も直近期に縮小
- 親会社メディアドゥと創業者に360日の長期ロックアップ
マイナス要因
- 直近3期はいずれも最終赤字で黒字化の時期が見えにくい
- 一部ファンドは公開価格1.5倍でロックアップが解除される
- マイナビや一部ファンドなどロックアップ対象外株主が存在
- 親会社の持株比率が高く事業面と資本面の依存度を確認する必要
FINANCIALS
業績推移
金額は百万円。
3期とも単体業績で、売上高と当期純利益(純損失)を記載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2022年2月期(単体) | 517百万円 | -278百万円 | - |
| 2023年2月期(単体) | 634百万円 | -272百万円 | +22.6% |
| 2024年2月期(単体) | 785百万円 | -137百万円 | +23.8% |
業績コメント
売上高は517百万円、634百万円、785百万円と拡大し、純損失は278百万円、272百万円、137百万円へ縮小しています。
サービスの利用拡大は確認できますが、BB時点では黒字化前であり、先行投資を吸収できる収益基盤の確立が焦点です。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
潜在株式を含む株主表の比率であり、上場時の普通株式流通量とは一致しません。
解除条件付き・対象外株主の保有分は別途需給確認が必要です。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社メディアドゥ | 1,996,200株 | 57.10% | 360日 |
| 大賀康史 | 389,000株(うち潜在株式167,200株) | 11.13% | 360日 |
| 株式会社マイナビ | 258,760株 | 7.40% | - |
| XTech2号投資事業有限責任組合 | 183,940株 | 5.26% | 180日/1.5倍 |
| みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合 | 63,380株 | 1.81% | 180日/1.5倍 |
| 望月剛 | 56,120株(うち潜在株式49,280株) | 1.61% | 360日 |
| 株式会社インソース | 55,440株 | 1.59% | 180日/1.5倍 |
| 株式会社CARTA VENTURES | 55,440株 | 1.59% | 180日/1.5倍 |
| 大分VCサクセスファンド6号投資事業有限責任組合 | 45,280株 | 1.30% | - |
| 株式会社ケイプランニング | 27,160株 | 0.78% | - |
株主構成コメント
メディアドゥが57.10%を保有する安定株主ですが、大賀康史氏と望月剛氏の保有数には新株予約権由来の潜在株式が含まれます。
上場時に流通する普通株式と将来の希薄化を分けて見る必要があります。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
フライヤーのIPOは小型需給と売上成長を評価できる一方、黒字化前であり、参加判断には収益化の進展確認が欠かせず、BB時点では注目度との両面評価が必要です。
ビジネス書の要点を短時間で学べる「flier」は、個人課金に加えて法人研修や人材育成への利用拡大も期待されるサービスです。
売上高は517百万円から785百万円へ伸び、純損失も直近期は137百万円まで縮小しており、収益改善の方向性は確認できます。
吸収金額は約5.1億円と軽く、仮条件上限も680円にとどまるため、成長テーマへの関心が初値需給を支える可能性があります。
一方で最終赤字が続くほか、公開価格1.5倍で解除されるファンド株やロックアップ対象外株主の存在と解除後の需給には注意が必要です。
申込みは主幹事のみずほ証券を軸に、黒字化への道筋と株主需給を確認しながら、資金余力の範囲で慎重に判断し、過度な資金集中は避けたいところです。
みずほ証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2025年2月20日
公開価格は680円、初値は1,178円となり、100株当たりの損益は49,800円でした。