IPO DETAIL
株式会社GENOVA
医療情報サイト「Medical DOC」を運営し、診療所向け自動受付精算機などのスマートクリニック事業も展開する医療DX企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
医療情報メディアと診療所向け業務支援の両輪で売上・利益を伸ばしている点はGENOVAの強みです。
ただし、仮条件上限で吸収金額は約63.1億円となり、12月のIPO集中期には買い需要の分散が懸念されます。
タイムズイノベーションキャピタルは売出しで全株を放出し、ドコモ系ファンドには残存株があるため、株主ごとの出口状況を分けて見る必要があります。
主幹事SBI証券を軸に、仮条件の評価と需要の強さを確認して参加します。
SBI証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSBI証券を最優先とし、野村證券やSMBC日興証券などの幹事も確認します。
医療DXの成長性だけでなく、約63.1億円の公開規模と売出し比率を踏まえて申込可否を判断します。
主幹事を最優先
配分面ではSBI証券が中心です。
主幹事として優先的に申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
共同引受の証券会社が多いため、ネット申込の可否と抽選配分を確認して申込先を広げます。
資金と締切を管理
仮条件上限1,800円の場合、100株当たりの申込資金は180,000円です。
各証券会社で前受金ルールと資金拘束のタイミングが異なるため、申込前に確認します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事のSBI証券を最優先に申し込む
- 仮条件上限1,800円で資金を準備する
- ネット対応の幹事証券も確認する
- 購入申込期限を忘れない
注意点
- 市場の地合い悪化時は初値が伸びにくい
- ロックアップ解除条件と売出比率を確認する
- 上場ラッシュの資金分散に注意する
- 購入申込忘れに注意する
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2022年12月7日〜12月13日
公開価格決定日: 2022年12月14日
申込期間: 2022年12月15日〜12月20日
上場日: 2022年12月23日
BB申込期間
2022年12月7日〜2022年12月13日BB期間中に需要申告を行います。
仮条件は1640〜1800円です。
抽選日
2022年12月14日公開価格決定日・抽選結果確認日は2022-12-14です。
購入申込期間
2022年12月15日〜2022年12月20日当選後は2022-12-15〜2022-12-20の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2022年12月23日上場日は2022-12-23です。
公開規模、ロックアップ、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社GENOVA |
|---|---|
| 証券コード | 9341 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | サービス業 |
| 主幹事 | SBI証券 |
| 吸収金額 | 63.1億円 |
| 想定時価総額 | 304.3億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,760円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1640〜1800 |
| 公募価格 | 1,800円 |
| 予想初値 | 1,800円 |
| 予想利益 | - |
| 初値 | 1,760円 |
| 初値騰落率 | -2.2% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 医療情報メディアと診療所向けDXサービスを組み合わせています
- 2021年3月期から2022年3月期にかけて連結売上高と最終利益が増加しています
- 医療機関の集客と受付精算の効率化という明確な需要があります
- 創業者側と従業員持株会の保有比率が高いです
マイナス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約63.1億円です
- 売出株が公募株を大きく上回ります
- 一部ファンドは90日または公開価格1.5倍でロックアップが解除されます
- 同時期のIPO集中による資金分散に注意が必要です
FINANCIALS
業績推移
2020年3月期は単体、2021年3月期と2022年3月期は連結業績を百万円単位で掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期(単体) | 2,485百万円 | 87百万円 | - |
| 2021年3月期(連結) | 3,769百万円 | 629百万円 | +51.7% |
| 2022年3月期(連結) | 4,802百万円 | 686百万円 | +27.4% |
業績コメント
2020年3月期は単体で売上高2,485百万円、当期純利益87百万円です。
連結では2021年3月期の売上高3,769百万円、親会社株主に帰属する当期純利益629百万円から、2022年3月期は4,802百万円、686百万円へ増加しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
創業者側は主に180日、一部ファンドは90日または公開価格1.5倍で解除されます。
売出しで全株を放出する株主は残存株がありません。
VC保有率は低めです。需給面では比較的見やすい水準です。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 平瀬 智樹 | 8,248,400株 | 48.21% | 180日 |
| GENOVA従業員持株会 | 2,179,600株 | 12.74% | 180日 |
| 株式会社平瀬商店 | 1,333,200株 | 7.79% | 180日 |
| ドコモ・イノベーションファンド投資事業組合 | 800,000株 | 4.68% | 90日/1.5倍 |
| タイムズイノベーションキャピタル合同会社 | 640,000株 | 3.74% | 売出しで全株放出 |
| 提橋 由幾 | 412,000株 | 2.41% | 180日(うち潜在株式60,000株) |
| 青山 圭秀 | 400,000株 | 2.34% | 90日/1.5倍 |
| 石田 克史 | 400,000株 | 2.34% | 180日 |
| 株式会社クレディセゾン | 340,000株 | 1.99% | 180日 |
| 株式会社LEOC | 240,000株 | 1.40% | 180日 |
株主構成コメント
平瀬智樹氏、従業員持株会、平瀬商店で約68.7%を保有し、創業者側の支配力は強い構成です。
タイムズイノベーションキャピタルは売出しで全株を放出し、ドコモ系ファンドは一部売却後も残存株を持つため、両者を同じ売り圧力として扱わないよう整理しました。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
GENOVAのIPOは医療DXの成長力を評価できる一方、公開規模の大きさを慎重に見たい案件です。
「Medical DOC」と診療所向け自動受付精算機を組み合わせ、集客と業務効率化の双方を支援しています。
連結売上高は2021年3月期37.7億円から2022年3月期48.0億円へ伸び、最終利益も6.9億円でした。
仮条件上限1,800円での吸収金額は約63.1億円、時価総額は約304.3億円と相応の需要が必要です。
創業者側の持分は厚いものの、一部ファンドには90日・公開価格1.5倍の解除条件があります。
SBI証券を中心に、成長率と大型需給のバランスを確認して慎重に参加を判断したいです。
SBI証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2022年12月23日
公開価格は1,800円、初値は1,760円となり、100株当たりの損益は-4,000円でした。