IPO DETAIL
株式会社グリッド
電力需給、物流、都市交通などの複雑な計画をAIで最適化する業務システムを開発・運用する企業。
SUMMARY
このIPOの結論
電力会社や商社が抱える大規模な計画問題をAIで最適化するため、社会インフラDXとしての希少性があります。
2022年6月期に黒字転換し、三井物産、丸紅、伊藤忠商事が株主に並ぶ点も事業面の信用材料です。
一方、吸収金額約28.3億円、90日の短いロックアップ、案件・顧客集中には注意が必要です。
評価の高さを確認しながら、主幹事から前向きに参加します。
野村證券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事の野村證券を最優先とし、SMBC日興証券、SBI証券も確認します。
AI・電力DXの希少性を評価しつつ、案件型業績と評価水準を踏まえて申込資金を調整します。
主幹事を最優先
主幹事は野村證券です。
配分比率が高い主幹事からの申込を最優先にします。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事は4社です。
ネット申込の可否と抽選方法を確認し、申込可能な証券会社を広く活用します。
資金と締切を管理
仮条件上限2,140円の場合、100株で21.4万円の申込資金が必要です。
証券会社ごとの前受金と資金拘束の時期を確認してください。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- 主幹事を中心に、資金不要・平等抽選・後期型抽選の証券会社を組み合わせると申込機会を増やせます
注意点
- 購入申込期間と入金期限は証券会社ごとに異なります。辞退ペナルティの有無も申込前に確認してください
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年6月21日〜6月27日
公開価格決定日: 2023年6月28日
申込期間: 2023年6月29日〜7月4日
上場日: 2023年7月7日
BB申込期間
2023年6月21日〜2023年6月27日BB期間は2023-06-21から2023-06-27までです。
抽選日
2023年6月28日公開価格決定・抽選日は2023-06-28です。
購入申込期間
2023年6月29日〜2023年7月4日購入申込期間は2023-06-29から2023-07-04までです。
上場日
2023年7月7日上場日は2023-07-07です。
初値形成時の気配と売買規制を確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社グリッド |
|---|---|
| 証券コード | 5582 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 吸収金額 | 28.3億円 |
| 想定時価総額 | 96.6億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,790円 |
|---|---|
| 仮条件 | 2000〜2140 |
| 公募価格 | 2,140円 |
| 予想初値 | 4,000円 |
| 予想利益 | 18.6万円 |
| 初値 | 6,400円 |
| 初値騰落率 | 199.1% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- AIによる計画最適化に独自性がある
- 電力・物流・都市交通のDX需要を取り込む
- 直近期に最終黒字へ転換した
- 三井物産など大手商社が株主に並ぶ
マイナス要因
- 案件の検収時期で売上が変動しやすい
- 顧客集中が業績に影響する
- 高度な開発人材の確保が不可欠
- 主要株主のロックアップが90日と短い
FINANCIALS
業績推移
直近3期の売上高と当期純利益を百万円単位で掲載しています。
連結数値がある企業は連結を優先しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年6月期 | 693百万円 | -677百万円 | - |
| 2021年6月期 | 707百万円 | -211百万円 | +2.0% |
| 2022年6月期 | 910百万円 | 92百万円 | +28.7% |
業績コメント
単体売上高は693百万円、707百万円、910百万円と増加し、最終損益は677百万円の赤字、211百万円の赤字を経て、2022年6月期に92百万円の黒字へ転換しました。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
寺島敬臣氏の597,000株は全量が新株予約権による潜在株式です。
実株の公開需給と区別しています。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 株式会社We | 2,880,000株 | 68.04% | 90日 |
| 寺島敬臣 | 597,000株(全量潜在株式) | 14.10% | - |
| 三井物産株式会社 | 552,000株 | 13.04% | 90日 |
| 丸紅株式会社 | 102,000株 | 2.41% | 90日 |
| 伊藤忠商事株式会社 | 102,000株 | 2.41% | 90日 |
株主構成コメント
Weが68.04%、三井物産・丸紅・伊藤忠商事が合計17.86%を保有します。
寺島敬臣氏の表示597,000株は全量潜在株式で、実株の大株主ではありません。
VC不在ですが、実株の主要株主の拘束は90日です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
グリッドのIPOはAIによる計画最適化の希少性と黒字転換を評価でき、成長期待を織り込み過ぎていないか確認したい案件です。
電力需給、物流、都市交通など制約条件の多い業務を数理最適化とAIで改善し、社会インフラDXへ直接関与できる点が特徴です。
売上高は6.9億円から9.1億円へ増加し、過去2期の赤字を経て2022年6月期に最終黒字へ転換した点は重要な評価材料です。
吸収金額は約28.3億円で小型一辺倒ではありませんが、AIと電力DXの組み合わせや大手商社株主の存在は初値需要を支えると考えられます。
案件の検収時期、顧客集中、開発人材への依存に加え、主要株主のロックアップが90日と短く、早期売却余地がある点には注意が必要です。
申込みは主幹事の野村證券を中心に、仮条件の評価水準と需要の強さを確認しながら、やや前向きに検討する方針が適切と考えられます。
野村證券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年7月7日
公開価格2,140円に対して初値は6,400円となり、騰落率は+199.1%、100株当たりの初値売り損益は426,000円でした。