IPO DETAIL
株式会社ケイファーマ
iPS細胞技術を用いた中枢神経疾患の創薬と、亜急性期脊髄損傷を対象とする再生医療等製品の研究開発を進める慶應義塾大学発企業です。
SUMMARY
このIPOの結論
iPS細胞創薬の希少性と公募による研究開発資金の調達は評価できます。
一方、売上未計上、赤字拡大、臨床開発の不確実性、VC比率の高さから、BB時点では見送り寄りです。
SBI証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事SBI証券を中心に確認しますが、BB時点の吸収金額約20.1億円と赤字バイオのリスクを踏まえ、基本は見送り寄りです。
治験進捗や提携材料を根拠なく織り込まず、余裕資金に限定します。
主幹事を最優先
主幹事はSBI証券です。
配分機会は多い可能性がありますが、案件評価が低い場合は主幹事でも無理に申し込みません。
平幹事も取りこぼさない
引受幹事はSBI証券、岡三証券、SMBC日興証券、岩井コスモ証券、極東証券、松井証券、楽天証券です。
取引所資料の順序へ統一しました。
資金と締切を管理
仮条件上限1,040円では100株当たり104,000円です。
研究開発型バイオのため、当選確率よりも損失許容度を優先して資金を配分します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SBI証券を中心に確認する
- 100株104,000円を準備する
- 治験進捗と資金残高を重視する
- 1.5倍解除株を確認する
注意点
- 事業売上未計上
- 赤字拡大
- 治験・承認の失敗リスク
- 追加資金調達リスク
- VCの1.5倍解除
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年9月29日〜10月5日
公開価格決定日: 2023年10月6日
申込期間: 2023年10月10日〜10月13日
上場日: 2023年10月17日
BB申込期間
2023年9月29日〜2023年10月5日BB期間は2023-09-29〜2023-10-05で、仮条件は900〜1040円です。
抽選日
2023年10月6日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-10-06です。
購入申込期間
2023年10月10日〜2023年10月13日当選後は2023-10-10〜2023-10-13の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年10月17日上場日は2023-10-17です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社ケイファーマ |
|---|---|
| 証券コード | 4896 |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 医薬品 |
| 主幹事 | SBI証券 |
| 吸収金額 | 18.4億円 |
| 想定時価総額 | 109.8億円 |
| 総合評価 | D |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,040円 |
|---|---|
| 仮条件 | 900〜1040 |
| 公募価格 | 950円 |
| 予想初値 | 1,000円 |
| 予想利益 | -4,000円 |
| 初値 | 875円 |
| 初値騰落率 | -7.9% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- iPS細胞を活用した創薬・再生医療の希少性
- 慶應義塾大学発の研究基盤
- 公募のみで調達資金を研究開発へ充当
- 複数の研究開発パイプライン
マイナス要因
- 事業売上が未計上
- 最終赤字が継続し直近期は損失拡大
- 治験や承認取得の不確実性
- VC比率が高く一部は公開価格1.5倍で解除
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
創業者等は180日、一部VCは90日・公開価格1.5倍で解除されます。
その他には6カ月の継続保有確約があり、契約上のロックアップと分けて記載しています。
VC保有率は高めです。上場後の売り圧力に注意しましょう。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 福島 弘明 | 2,436,000株 | 22.03% | 180日 |
| SBI Ventures Two株式会社 | 1,516,000株 | 13.71% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| 岡野 栄之 | 1,282,000株 | 11.59% | 180日 |
| 中村 雅也 | 1,282,000株 | 11.59% | 180日 |
| 大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合 | 1,143,000株 | 10.34% | 継続保有・6カ月 |
| テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合 | 715,000株 | 6.47% | 継続保有・6カ月 |
| SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 | 650,000株 | 5.88% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| かごしまバリューアップ投資事業有限責任組合 | 641,000株 | 5.80% | 90日・公開価格の1.5倍 |
| 松本 真佐人 | 550,000株(全量潜在株式) | 4.97% | 継続保有・6カ月 |
| 林 哲 | 250,000株(全量潜在株式) | 2.26% | 継続保有・6カ月 |
株主構成コメント
福島弘明氏、岡野栄之氏、中村雅也氏を中心に研究者・経営陣の保有が大きい一方、SBI系などVCも高い比率を占めます。
90日・1.5倍解除株と、6カ月の継続保有確約株を区別して需給を見る必要があります。
松本氏と林氏の表示株は全量潜在株式です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
ケイファーマのIPOは、iPS細胞を活用する希少性は高いものの、売上未計上の研究開発型バイオとして慎重姿勢が妥当と考えられます。
慶應義塾大学発の技術基盤を持ち、中枢神経疾患の創薬と脊髄損傷向け再生医療を進める点は、明確な他社との差別化要因になります。
直近3期は事業売上がなく最終赤字が続き、研究開発費の増加で損失も拡大しているため、財務面の不確実性には特に注意が必要です。
公募のみで調達資金を研究開発へ充てる点は評価できますが、吸収規模は赤字バイオとして特に軽い水準ではなく、需給面の負担もあります。
創業研究者には180日の拘束がある一方、SBI系など一部VCは90日または公開価格1.5倍で解除され、上値の節目になり得ます。
申込みは主幹事SBI証券を確認しつつ、治験進捗や提携材料を過度に織り込まず、見送りを含めて慎重に判断する方針が妥当です。
SBI証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年10月17日
公開価格950円に対し初値は875円で、騰落率は-7.9%でした。
100株当たりの初値売り損益は-7,500円です。