IPO DETAIL
株式会社オービーシステム
金融、産業流通、社会公共、ITイノベーションの各分野で、業務システムの開発、導入、保守運用を提供する独立系SIerです。
SUMMARY
このIPOの結論
オービーシステムは、金融や公共を含む長期顧客向けのシステム開発で安定した利益を確保しています。
仮条件上限1,710円では吸収金額約11.8億円、時価総額約38.9億円とスタンダードIPOとして小型です。
売上高は直近3期で減少しましたが、2022年3月期の当期純利益は339百万円へ回復しました。
VC不在と主要株主の180日ロックアップは需給の支えになるため、大幅高より堅実な値幅を想定して参加を検討します。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
主幹事や幹事証券を確認し、申し込みできる証券会社を早めに準備しましょう。
APPLICATION STRATEGY
このIPOの申込戦略
主幹事のSMBC日興証券を優先し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券も併用します。
小型需給を評価しつつ、成長性は控えめに見積もります。
主幹事を最優先
主幹事はSMBC日興証券です。
ステージ制抽選の条件と購入辞退時の扱いを確認して申し込みます。
平幹事も取りこぼさない
JPXの新規上場会社概要に記載された引受幹事は7社です。
主幹事を中心に、ネット申込対応幹事も活用します。
資金と締切を管理
仮条件上限1,710円の場合、100株で17.1万円が必要です。
資金不要の幹事も活用し、主幹事への配分を優先します。
優先して申し込みたい証券会社
申込のコツ
- SMBC日興証券を最優先に申し込む
- 小型需給と安定黒字を評価する
- 売上減少と売出比率を確認する
注意点
- 売上高が緩やかに減少
- 売出株の比率が高い
- 受託開発中心で成長性は穏やか
- IT人材と不採算案件のリスク
SCHEDULE
IPOスケジュール
BB期間: 2023年6月6日〜6月12日
公開価格決定日: 2023年6月13日
申込期間: 2023年6月14日〜6月19日
上場日: 2023年6月21日
BB申込期間
2023年6月6日〜2023年6月12日BB期間は2023-06-06〜2023-06-12で、仮条件は1510〜1710円です。
抽選日
2023年6月13日公開価格決定日・抽選結果確認日は2023-06-13です。
購入申込期間
2023年6月14日〜2023年6月19日当選後は2023-06-14〜2023-06-19の購入申込を忘れないようにします。
上場日
2023年6月21日上場日は2023-06-21です。
公開規模、業績、株主構成、市場の地合いを確認します。
BASIC INFO
基本情報
| 銘柄名 | 株式会社オービーシステム |
|---|---|
| 証券コード | 5576 |
| 市場 | 東証スタンダード |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 | SMBC日興証券 |
| 吸収金額 | 11.8億円 |
| 想定時価総額 | 38.9億円 |
| 総合評価 | B |
PRICE / FORECAST
価格情報・初値予想
| 想定価格 | 1,710円 |
|---|---|
| 仮条件 | 1510〜1710 |
| 公募価格 | 1,710円 |
| 予想初値 | 2,250円 |
| 予想利益 | 5.4万円 |
| 初値 | 3,010円 |
| 初値騰落率 | 76% |
LISTING RESULT
上場後の結果
EVALUATION POINTS
評価ポイント
プラス要因
- 仮条件上限ベースの吸収金額は約11.8億円です
- 金融・公共を含む長期顧客向けに安定した受注があります
- 直近3期は黒字を維持し配当実績もあります
- VC不在で主要株主には180日のロックアップがあります
マイナス要因
- 売上高は直近3期で緩やかに減少しています
- 公開株は売出株の比率が高いです
- 受託開発中心で高成長を描きにくい事業です
- IT人材の採用難と不採算案件に注意が必要です
FINANCIALS
業績推移
単独決算の売上高と当期純利益を百万円単位で掲載しています。
売上・利益推移
単位:百万円 / 左軸:売上、右軸:利益
| 年度 | 売上 | 利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | 6,363百万円 | 321百万円 | - |
| 2021年3月期 | 6,070百万円 | 276百万円 | -4.6% |
| 2022年3月期 | 5,992百万円 | 339百万円 | -1.3% |
業績コメント
売上高は、6,363百万円から5,992百万円へ減少しましたが、当期純利益は276百万円から339百万円へ回復しています。
SHAREHOLDER / LOCK-UP
株主構成・ロックアップ
山田孝氏、オービック、経営関係者、従業員持株会には価格解除条件のない180日のロックアップがかかります。
VC保有は確認されていません。
主な株主
保有株数・保有比率・ロックアップ条件をまとめて確認できます。
| 株主名 | 保有株数 | 保有比率 | ロックアップ条件 |
|---|---|---|---|
| 山田孝 | 840,000株 | 40.44% | 180日 |
| 株式会社オービック | 800,000株 | 38.52% | 180日 |
| 株式会社日立ソリューションズ | 120,000株 | 5.78% | - |
| 山田慶子 | 100,000株 | 4.81% | 180日 |
| オービーシステム従業員持株会 | 87,000株 | 4.19% | 180日 |
| 豊田利雄 | 40,000株 | 1.93% | 180日 |
| 小島一翁 | 40,000株 | 1.93% | 180日 |
| 峰尾欽士 | 20,000株 | 0.96% | 180日 |
| 田中勝彦 | 10,000株 | 0.48% | 180日 |
| 陳夢琳 | 10,000株 | 0.48% | 180日 |
株主構成コメント
山田孝氏が40.44%、オービックが38.52%を保有し、両者だけで約79%を占める安定性の高い株主構成です。
その一方、VCは不在で内部株主には180日のロックアップがありますが、日立ソリューションズは全株売出しのため拘束対象外です。
BROKERS
申込できる証券会社・おすすめ口座
申込候補の証券会社
COMMENTARY
詳細・管理人コメント
オービーシステムのIPOは、安定黒字と約11.8億円の小型需給を評価し、堅実な初値を想定したい案件です。
金融、産業流通、公共分野の業務システムを長期顧客へ提供し、継続的な開発・保守需要を確保しています。
売上高は2020年3月期63.6億円から2022年3月期59.9億円へ減少しましたが、最終利益は3.4億円へ回復しました。
仮条件上限1,710円では時価総額約38.9億円で、黒字のスタンダードIPOとして需給は軽めと考えられます。
売出株の多さと成長率の低さに加え、IT人材の採用負担や不採算案件には注意が必要です。
申込みはSMBC日興証券を中心に、大幅な初値上昇を前提とせず、資金効率を見ながら検討する方針です。
SMBC日興証券でIPO申込を準備
申込忘れを防ぐため、BB期間・抽選日・購入期間を確認しておきましょう。

更新日:2023年6月21日
公開価格1,710円に対して初値は3,010円となり、騰落率は+76.0%でした。
初値売り損益は100株で130,000円でした。